かわいい電子メモを使ってみた! |
40代のおっさんなのにかわいいものについつい反応してしまう筆者が見つけたかわいいデジタルグッズを紹介していく「#おっさんが見つけたかわいいガジェット」の第12回は、たれぱんだ、こげぱん、にゃんにゃんにゃんこ、リラックマ、センチメンタルサーカスなどを手がけるSan-x(サンエックス)の人気作品「すみっコぐらし」のキャラクターがデザインされた電子メモ「すみっコぐらし デジタルメモパッド」を紹介する。
電子メモやデジタルメモと呼ばれる書いて消すだけの機能を備えた板状機器の歴史は意外に古く、国内でもキングジムが販売しているiMPROV electronicsの「Boogie Board(ブギーボード)」シリーズにおける初代モデルは、アメリカで2010年1月に発売されたそう。なんと今から12年以上も前のことだ。2009年にiPhone 3GS、2010年にiPhone 4が発売されており、ブギーボードはこの時期に登場していたことになる。
現在でもブギーボードシリーズは販売されているが、今では様々なメーカーから電子メモが販売されており、100円ショップのダイソーでも550円(価格はすべて税込)で販売されているなど、安価で身近なデジタルデバイスとなった。しかし、飾り気の薄い製品でもあり、手に取ろうという気になれなかったのが正直なところだ。
実は、今回のすみっコぐらし デジタルメモパッドを購入する少し前に、コンビニエンスストアで大型本(書籍)扱いでmiffi(ミッフィー)デザインの電子メモを見つけたのだが、2,390円というちょっと手を出したくない値段で販売されていたので見なかったことにしていた。
それから数日、たまたま立ち寄った店舗ですみっコぐらし デジタルメモパッドを見つけ、こちらは1,518円とmiffi(ミッフィー)デザインに比べて安かったので即買いしてしまった。よく考えたらダイソーより3倍近く高いがそこは「かわいい代」ということで目をつむった。
今回、筆者はリアル店舗で購入したが、大手Webストア「Amazon.co.jp」や「楽天市場」の各ショップサイトでも取り扱われている。
そんな、すみっコぐらし デジタルメモパッドを開封し、外観や同梱品のチェック、操作方法、使用感などをレビューする。
実は、同じ製品で別のキャラクターを採用したものもラインナップされているが、すみっコぐらしバージョンでは「スタンダード(型番:SG-5540615ST)」と「ふしぎなうさぎのおにわ(型番:SG-5540616FU)」の2種類が用意されており、筆者は「ふしぎなうさぎのおにわ」を購入した。
本体は優しい手触りの袋に収められていた。
本体のほかには、
・取扱説明書兼保証書
・スタイラスペン
・ボタン電池(CR2025)
・ボタン電池トレイ
これらが同梱する。
取扱説明書兼説明書は、表面が取扱説明書で裏面が保証書になっている。その他のスタイラスペンやボタン電池、ボタン電池トレイは本体に装着された状態で入っている。
本体のサイズは、約142(幅)×210(高さ)×5(厚み)mm。A4の半分にあたるB5サイズ相当で、ディスプレイのサイズは8インチ。背面を見ると分かるが上部と下部、枠部分の厚みが5mmで、それ以外のほとんどの部分はさらに薄い。とにかくぺらっぺらの厚みだ。
ディスプレイサイズが6インチ台のスマートフォン(スマホ)「OPPO Reno3 A(オッポ リノスリー エー)」(OPPO Mobile Telecommunications製)と、5インチ台のやや小さめスマホの「Android One S5(アンドロイド ワン エスファイブ)」(シャープ製)とサイズ比較をしてみた。もちろん大きさはスマホよりも大きいが、厚みはスマホよりも薄く、重量もOPPO Reno3 Aが約175g、Android One S5が約149gに対して、すみっコぐらし デジタルメモパッドは、スタイラスペンとボタン電池を含んだ重量が約90gとかなり軽量だ。
本体正面の上部にはスタイラスペンホルダーがあり、下部中央には「消去ボタン」を搭載する。背面下部には「消去ロックスイッチ」と電池ボックスを備えている。
書いた内容を消す(画面リセットする)場合は、背面のロックスイッチを「解除」にした状態で消去ボタンを押す。少しずつや一部を消すなどの機能はなく、一気に丸ごとすべてが消える。
また、背面の消去ロックスイッチを「ロック」側にスライドしておくと、消去ボタンを押しても消去されない。
電池ボックスを取り外すためには精密ドライバーを別途用意する必要がある。精密ドライバーを使ってネジを外し、トレイを引き出せばボタン電池の交換ができる。なお、ボタン電池を外した状態でもディスプレイに書くことはできるが、書いた内容を消すことはできない。
個装箱背面や取扱説明書にも記載はないが、本体正面下部右側の穴にスタイラスペンを挿し込んで本体を立たせることもできる。
個装箱の正面にも記載されている通り、スラスラと書ける。感圧式のため、筆圧によって太さに変化を与えることもでき、とても書きやすい。また、ディスプレイに手を付けてもその部分はほとんど反応しないため、手を浮かして書くのが苦手な人にも安心だ。
黒ベースに緑の線や文字となっており、視認性は悪くはないが良いとも言い難い。角度や周囲が暗いと見え難くなるので、今どきスマホやタブレットの綺麗なディスプレイ表示に慣れていると違和感を抱いてしまうかもしれない。
とは言え、用途的にも手元ぐらいの距離感で、正面から見ることがほとんどだと思われるため、そうした環境での視認性は問題のないレベルだ。
個装箱正面にも記載されているが、用途としては「メモ帳」「お絵かき」「筆談」「伝言板」といったところだろう。書いた画面の保存や転送などは一切できず、書いて消すだけのため、長期間残しておく必要がないもの、または短期間で消したい内容を書き込むといった使い方が中心だろう。どうしても残しておきたい内容や誰かと共有したい場合は、スマホカメラで撮影すれば良い。
上の写真のようにやることリストや買い物リストをはじめ、今日の予定や少しの間だけ覚えておきたいことなどを書いて机に置いたり、壁に掛けたり、マグネットシートを取り付けて冷蔵庫などに張り付けたりして使うと便利だろう。
製品名 | すみっコぐらし デジタルメモパッド |
バリエーション/型番 | ・スタンダード/SG-5540615ST ・ふしぎなうさぎのおにわ/SG-5540616FU |
本体サイズ | 約142(幅)×210(高さ)×5(厚み)mm |
重量 | 約90kg(スタイラスペン、ボタン電池含む) |
使用電池 | CR2025ボタン電池×1 テスト用電池セット済 |
使用回数 | 約1万回 |
同梱品 | ・デジタルメモパッド本体 ・スタイラスペン ・CR2025ボタン電池(試供品) ・取扱説明書兼保証書 ※精密ドライバーは別売り |
ティーズファクトリー(T'S Factory)
2022-02-25
ティーズファクトリー(T'S Factory)
2022-02-25
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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