auから発売されたコスパ最高スマホ「Galaxy S23 FE」をレビュー!

既報通り、サムスン電子ジャパンがフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S23」シリーズのデザインを再現しながら高性能カメラとパワフルなパフォーマンスを備えた廉価モデル「Galaxy S23 FE」(Samsung Electronics製)を日本市場に投入すると発表しました。日本ではKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」から「Galaxy S23 FE(型番:SCG24)」として2024年2月9日(金)より販売されています。

Galaxy S23 FEはフラグシップモデルの性能・デザインを手が届きやすい価格帯で提供するために開発されたモデルで、例えば、auでは公式Webストア「au Online Shop」などの直営店で上位モデル「Galaxy S23(型番:SCG19)」が114,800円(スマホトクするプログラムでは2,800円/月×23回+50,400円)ですが、Galaxy S23 FE SCG24は88,000円(2,300円/月×23回+35,100円)となっています。今回はそんなGalaxy S23 FEを試す機会があったので紹介したいと思います。

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Galaxy S23 FEでWebブラウザー「Chrome」の当メディア「S-MAX」を表示しているところ

Galaxy S23 FEはディスプレイが約6.4インチFHD+(1080×2340ドット)「Dynamic AMOLED 2X」(有機EL)を搭載しており、最大120Hzリフレッシュレートの滑らかで明るい表示ができ、ブルーライトを低減機能でし、長時間の動画視聴でも目が疲れにくいディスプレイにもなっています。

また耐久性に優れた設計で防水(IPX5・IPX8)や防塵(IP6X)にも対応しており、前面も背面も強化ガラス「Gorilla Glass 5」(Corning製)で保護され、アルミフレームによる高級感のある外観で、本体色はナチュラルカラー3色のブラックおよびホワイト、ミントの3色展開となっています。

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リフレッシュレート最大120Hz


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Galaxy S23 FEのブラック

チップセット(SoC)は世代がやや古いものの、フラッグシップレベルのQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform」を搭載しているため、高速処理ができてマルチウィンドウでもスムースに操作ができます。ベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」では120万ポイントを超えており、旧モデルのフラッグシップ並みとなっています。

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Antutu Benchmarkでは120万ポイント

カメラ機能としても自撮りでカメラに向けて手をかざす「手のひらシャッター」でシャッターボタンを押さなくても撮影が可能で、さらに「フェイス機能」で自撮りに最適な画質で撮影できます。また約5000万画素CMOSカメラと光学3倍ズームで高画質な写真撮影が可能なほか、夜間はナイトグラフィー機能が利用でき、オブジェクト消去機能で写り込んでしまったモノの消去もできます。

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Galaxy S23 FEのカメラ部分


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Galaxy S23 FEで撮影した夜景の作例

カメラは学習に役立つ機能も搭載しており、撮影後瞬時にテキスト化機能で資料作成に役立ちます。またWebサイトでとったスクリーンショットはURLも同時に保存されるため、ギャラリーの写真からいつでも元のWebサイトに移動が可能です。

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画面キャプチャにURL情報

バッテリーは4500mAhの大容量バッテリーで長時間利用が可能です。超急速充電に対応し、25Wの充電アダプターを使用すると、30分で約50%まで充電することができます。ワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレスバッテリー共有で他の機種の充電も可能です。

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Android 14ベースのOneUI 6では設定にわかりやすく「バッテリー」の項目が追加

またGalaxyブランドの製品へのデータの共有は「クイック共有」が利用できます。Galaxy以外の製品であってもQRコードを表示して他のメーカーのスマホなどでもOSや機種に関係なく読み込んでもらうだけで共有も可能で、離れた場所にいるユーザーの端末にはリンク送信で共有できます。なお、クイック共有はAndroidの標準機能として取り入れられ、他のメーカーでもこれまで「ニアバイシェア」として提供されてきた機能がクイック共有になる予定です。

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クイック共有の例

実際の使用感としては快適そのものです。普段、筆者はメイン端末として「Galaxy Z Fold5」、サブ端末として「Galaxy S10」を併用していますが、Galaxy S23 FEはGalaxy Z Fold5に匹敵するほどの快適な操作感があり、フラッグシップモデルの代わりとしても十分活用できると感じました。またGalaxy S23 FEは“若者向け”という打ち出しでプロモーションがされていますが、スマホのフラッグシップモデルの価格が20万円超と高価格化していますので、Galaxy S23 FEは全世代のメイン端末として活用しやすい製品となっていると思います。



記事執筆:伊藤浩一


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