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低価格ながらも高性能な完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 5 Pro」をレビュー! |
イヤホンにおいて音楽ファンが求める機能はいろいろあり、特にハイエンドモデルに関しては人による嗜好性が大きく影響してきます。例えば、原音に忠実なサウンドを求めるとか、自分好みの音作りを求めるとかというようにさまざまです。またハイエンドモデルではメーカーごとにサウンドに特徴があることが多く、好みのメーカーのサウンドを嗜好する人もいるため、同じメーカーを継続して購入するというケースもあると思います。
そうしたイヤホンの中において最近ではすっかりスタンダードになった完全ワイヤレスイヤホンですが、当然ながら左右がそれぞれ独立していて無線で使えるのでケーブルが絡まないなどという使い勝手の高い製品ではありますが、有線イヤホンに比べて音質面で不利な部分がありました。ただ昨今の技術向上で完全ワイヤレスイヤホンのサウンドも大幅に向上しており、特にノイズキャンセル機能と3Dサウンド機能によって充実したサウンドが可能になっています。
一方、ハイエンドモデルはやはりそれなりに価格が高く、本格的なオーディオ好き以外では手が出しづらいということがありましたが、新たに完全ワイヤレスのハイエンドモデルに匹敵する機能を持つモデルとして小米技術日本(以下、シャオミ・ジャパン)より「Redmi Buds 5 Pro」がリリースされました。価格(金額はすべて税込)はオープンながらも希望小売価格および同社の公式Webストアでは9,980円という1万円を切る価格となっています。
今回、そんなRedmi Buds 5 Proのサンプル版をシャオミ・ジャパンよりお借りして実際に試してみましたので紹介したいと思います。
シャオミ・ジャパンが展開する「Redmi」ブランドはコンセプトとしても価格が重視されており、実際にこれまでの製品についてもコストパフォーマン(コスパ)の良い製品が多いとして定評があるため、Redmi Buds 5 Proも期待していましたが、実際に使ってみるとその予想を超えたさらに高機能で驚きました。これが1万円ほどのワイヤレスイヤホンかと思うほどにハイエンドモデルのような没入感を感じることができたからです。
ただし、より高い没入感を得るためにはまず自分に合わせたカスタマイズをオススメします。カスタマイズといっても簡単で、Redmi Buds 5 Proを設定するためのスマートフォン(スマホ)など向けアプリ「Xiaomi Earbuds」にて「追加設定」→「装着感テスト」から左右のイヤホンのフィット感を確認することができるため、装着感が合っている状態にするだけです。フィットしていない場合はイヤーピースの交換を勧められ、最適な状態になると、ノイズキャンセル機能がパーソナライズされた最大の効果を得ることができます。
ノイズキャンセル機能はXiaomi Earbudsアプリにてライトまたはバランス、ディープから選択できますが、没入感を得るにはディープを選択します。そしてXiaomi Earbudsアプリにて「オーディオ効果」における「3Dサウンド」→「イマーシブサウンド」をオン、「シーンのレンダリング」における「音楽」を選択して「アダプティブサウンド」をオン、さらに「オーディオバランス」を「高音強化」を選択します。
以上の設定でコンサートホールで聴いているような広がりと厚みのあるサウンド、そして強力なノイズキャンセルによって没入感が最高に高まり、ハイエンドモデルのイヤホンのようなサウンド体験ができました。
Redmi Buds 5 Proの製品仕様を簡単に紹介しておくと、独自の同軸デュアルドライバー音響システム(11mmチタンプレートウーファーと10mm圧電セラミックツイーター)、オーディオコーデックはSBC、AAC、LC3、LDACをサポート、インイヤー検出機能、最大52dB/4kHzの高性能ハイブリッドANC(アクティブノイズキャンセル)、AI通話ノイズリダクション、3種類の外部音取り込みモード、タッチ操作対応となっています。
またバッテリーは1回の充電で約10時間、充電ケース利用で約38時間の連続再生が可能で、急速充電により5分間の充電で約2時間の再生が可能で、使い勝手とていもカバーを開くだけで簡単にAndroid搭載のスマホ・タブレットなどとペアリングできる「Google Fast Pair」にも対応しています。カラーバリエーションは今回試したブラックの他にホワイトも販売されています。
このようにRedmi Buds 5 Proは従来のミッドレンジモデルが求めていた音質の良さを超えて、ハイエンドモデルのような厚みのあるサウンド体験できるイヤホンになっており、そこまでイヤホンにお金は出せないけどできるだけ音質が良い製品が欲しいという人にぴったりな製品となっており、オーディオメーカーのような特徴のあるサウンドを体験できるため、イヤホンで次のステップに進みたい人にオススメしたいと思いました。
シャオミ(Xiaomi)
2024-01-15
記事執筆:伊藤浩一
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