楽天モバイルが2024年2月1〜15日に設置した基地局リストを公開!

楽天モバイルは26日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において2023年7月より実施している「Rakuten最強プラン」プロジェクトとして新たに2024年2月1日(木)から2月15日(木)までに全国47都道府県382市区町村で基地局を設置したとお知らせしています。

一方、サービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )は新料金プラン「Rakuten最強プラン」の開始に合わせて4Gについては楽天回線エリアとパートナー(au)回線エリアを合わせた「データ高速無制限エリア」として表示するようになっていますが、すでに紹介しているように2023年11月30日(木)にデータ(4Gが2023年10月12日時点、5Gが2023年8月22日時点)を更新したままとなっています。

なお、楽天回線のみの4Gエリアについてはホームルーターサービス「Rakuten Turbo」で利用できるサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/internet/turbo/area/ )にて公開されているほか、パートナー(au)回線のサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/map_partner.html )も個別に公開しています。

その他、同社は27日、2023年10月23日に総務省より認定を受けた「プラチナバンド」とも呼ばれる狭帯域の700MHz帯(Band 28)においてノキアソリューションズ&ネットワークス(以下、ノキア)が開発した無線機を採用して基地局を展開すると発表しています。楽天モバイルはこれまで1.7GHz帯において全国に展開するOpen RAN対応の完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク構築の知見を生かし、700MHz帯においても迅速な基地局の運用開始をめざすとしています。

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楽天モバイルでは楽天回線による正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を2020年4月に開始し、楽天回線エリアにおけるデータ通信は使い放題、専用アプリ「Rakuten Link」での音声通話・SMSも無料で月額3,278円(金額はすべて税込)で使え、さらに何度かアップグレードされて昨年6月から新料金プランのRakuten最強プランに刷新し、パートナー(au)回線エリアも含めて3GB以下なら月額1,078円、20GB以下なら月額2,178円、使い放題で月額3,278円となっています。

なお、Rakuten Linkでの音声通話・SMSはカウントフリーとなっているほか、Rakuten Linkは今年8月にパソコン(PC)向けデスクトップ版も提供開始されました。またキャリアメールサービス「楽メール」も提供されています。そんなRakuten最強プランの提供開始に合わせてサービスエリアマップが更新され、Rakuten最強プランでは楽天回線だけでなくau回線でも同じ料金となることに伴い、4Gエリアについては楽天回線とau回線の合算表示となっています。

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一方、昨年7月より新たに快適な通信環境を提供するために「Rakuten最強プラン」プロジェクトに取り組んでおり、全国各地の楽天モバイル基地局設置情報が市町村単位で公開されて確認可能で、2024年2月1~15日に全国47都道府県382市区町村で新たな基地局が設置されたとのことです。例えば、東京都でも各地で新たな基地局が設置されていることが示されています。

その他、同社では同一市区町村で基地局設置完了場所・完了日が複数ある場合は最新情報としてまとめて記載しているため、詳細な基地局の場所は不明で、サービスエリアマップの情報更新は後日となり、実際のサービス利用可能エリアはサービスエリアマップで確認するように案内しています。また新たに楽天モバイルでは700MHz帯の基地局にノキアの無線機を採用してエリア展開していくとのこと。

この無線機は小型かつ軽量であることに加えて低消費電力を実現しており、楽天モバイル傘下の楽天シンフォニーが開発する次世代分散ユニットの仮想化技術によって仮想化およびOpen RANに対応しています。これにより、新たに置換する1.7GHz帯および700MHz帯対応のアンテナへ、既存の1.7GHz帯用無線機と併設する形で取り付け、ソフトウェアを更新することで基地局の運用開始が可能となるとのこと。

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また楽天モバイルは独自の仮想化ネットワーク技術および既存の基地局設置を生かすことによって追加工事から運用までのリードタイムを短縮してコスト効率よく基地局を展開していくということです。さらに楽天シンフォニーは今後、ノキアと協業してこの無線機をグローバルに展開することをめざすとのこと。

なお、プラチナバンドは電波がビルなどの障害物があっても回り込みやすく、また屋内や地下でも浸透しやすいという特性があり、楽天モバイルは割り当てを受けている700MHz帯のプラチナバンドを既存の4G・5Gの周波数帯およびパートナー回線(ローミングエリア)と最適に組み合わせ、かつコストをコントロールしながらユーザー数およびトラフィックの多い都市部から活用することによって高品質な通信環境の実現と顧客満足度の最大化に取り組む計画となっています。



記事執筆:memn0ck


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