Reno Aシリーズ最新モデル「OPPO Reno11 A」を写真や動画を交えてチェック! |
既報通り、オウガ・ジャパン(旧:オッポジャパン)は20日、同社が展開する「OPPO」ブランドにおいて5Gやおサイフケータイ(FeliCa)に対応した新しいスタンダードスマートフォン(スマホ)「OPPO Reno11 A(オッポ リノイレブン エー)」(OPPO Mobile Telecommunications製)を日本市場にて発表しました。
OPPO Reno11 Aはオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「OPPO Reno11 A(型番:CPH2603)」がECサイトや量販店、仮想移動体通信事業者(MVNO)、移動体通信事業者(MNO)の楽天モバイルにて販売されるほか、さらにMNOではソフトバンクが提供する携帯電話サービス「Y!mobile」から「OPPO Reno11 A(型番:A401OP)」も販売され、メーカー版およびY!mobile版ともに2024年6月27日(木)に発売されました。
価格(金額はすべて税込)はメーカー版がオープンながら希望小売価格および公式Webストア「OPPO 公式オンラインショップ」や「OPPO 公式楽天市場店」、「OPPO 公式Yahoo!ショッピング店」では48,800円で、メーカー版の販路は公式Webストア以外ではAmazon.co.jpやECカレント、ひかりTVショッピング、エディオン、ケーズデンキ、コジマ、上新電機、ソフマップ、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラ、MVNOがmineoやIIJmio、HISモバイル、QTmobile、NUROモバイル、ピカラモバイル、LinksMate、LIBMO、楽天モバイルが楽天モバイルショップおよび公式Webサイト( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )、「楽天モバイル公式 楽天市場店」となっています。
一方、Y!mobile版の販路はワイモバイルショップや量販店などのY!mobile取扱店および公式Webショップ「ワイモバイルオンラインストア」などで、価格は39,600円で最大18,000円割引で21,600円からとなっています。なお、各社割引やキャンペーンなどはこちらの記事をご参照ください。今回は新製品ラウンドテーブルが開催された会場のタッチ&トライスペースでOPPO Reno11 Aに触れることができたので、写真や動画を交えながら外観や基本機能、特徴などをレポートしていきたいと思います。
OPPO Reno11 AはOPPOブランドにて日本で人気となっている日本独自モデルであるOPPO Reno Aシリーズの新製品で、新たにミッドレンジモデルとしてすでに海外で発表されていた「OPPO Reno11 F 5G」がベースになってチップセット(SoC)がMediaTek製「Dimensity 7050(型番:MT6877TT)」(オクタコアCPU「2.6GHz Cortex-A78コア×2+2.0GHz Cortex-A55コア×6」、950MHz Mali-G68 MC4 GPU)となり、久しぶりにSoCの性能が向上したほか、日本市場向けにおサイフケータイ(FeliCa)や防水・防塵(IP65)に対応したスタンダードスマホとなっています。
また画面もOPPO Reno Aシリーズとしては最大サイズとなる大画面な約6.7インチとなり、上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の縦長なFHD+(1080×2412ドット)フレキシブルOLED(有機EL)ディスプレイ(約394ppi)を搭載し、最大120Hzリフレッシュレートや最大240Hzタッチサンプリングレート、明るさ最大900nits・通常500nits、HDR10+、PWM 2160Hz、DCI-P3 100%、sRGB 100%、10億7000万色の色彩表現となっており、画面は強化ガラス「Panda Glass」で2重に覆われています。
さらに外観は2.5Dラウンドフォルムを採用し、画面占有率93.4%に達しており、画面の周りの縁(ベゼル)はかなり狭いデザインで、背面パネルは独自の背面加工技術「OPPO Glow」を施したダークグリーンと珊瑚やダイヤモンドをイメージした大理石のような質感の光沢仕上げとなっているコーラルパープルの2色展開となっており、薄くスタイリッシュなボディーにそれぞれ質感の異なる個性と高級感溢れるデザインを実現しています。サイズは約162×75×7.6mm、質量は約177g。
パンチホール部分には約3200万画素CMOS/広角レンズ(F2.4、画角90°、5Pレンズ)が内蔵されており、リアカメラ撮影に匹敵する高画質を実現してOPPO Reno Aシリーズにおいて最高のフロントカメラ性能へと進化しているほか、顔認証にも対応しています。また生体認証としては画面内指紋センサーも搭載。一方、リアカメラは以下のトリプル構成で、光と色が完璧にバランスが取れた細部まで正確に復元される超鮮明な写真撮影が実現されているほか、日常の一瞬を高精細に撮影できるウルトラワイド撮影やマクロ撮影などが行え、新たに4K画質の動画も撮影可能になっています。
・約6400万画素CMOS/広角レンズ(F1.7、画角81°、6Pレンズ)
・約800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.2、画角112°、5Pレンズ)
・約200万画素CMOS/マクロレンズ(F2.4、画角89°、3P+IRレンズ)
OPPO Reno11 Aの背面(左がコーラルパープル、右がダークグリーン)。OPPO Reno9 Aではカメラ周りは縦向きのデザインながら「OPPO」ロゴが横向きデザインとなっていましたが、OPPO Reno11 Aではカメラ周りやロゴともに縦向きのデザインへ
またポートレート撮影時には新たに2倍ズームに対応し、被写体の撮影に最適な画角で撮影可能で、さらにミドルレンジながらも生成AI機能を活用した写真編集機能を搭載することによってより多くの人に生成AIの体験を提供し、写真撮影だけでなく撮影後の編集も楽しめるようになりました。生成AIを活用したAI消しゴム機能はクラウドAIによる強力な計算能力によって複雑なタスクを効率よくこなせるようになるため、撮影時に入り込んだ不要な物を簡単に消去して消去した部分の背景をより綺麗に精度の高い画像処理を行うことで、より自然な写真に仕上げます。
また撮影した写真の被写体をワンタッチで切り抜けるクリッピング機能やスクリーンショット時にプライバシーを保護するためのモザイク機能、カメラアプリからすぐにアクセスできるGoogleレンズの翻訳機能も搭載しており、カメラや写真編集に関する機能が大幅に進化しました。内蔵メモリー(RAM)は前機種「OPPO Reno9 A」に続いて8GB(LPDDR4X)を搭載し、さらに最大16GB相当のRAM拡張機能を備えることによってミドルレンジスマホでも快適な操作感を実現しており、内蔵ストレージは128GB(UFS3.1)ですが、外部ストレージとしてmicroSDXCカードスロット(最大2TB)も搭載しています。
さらにOPPO Reno Aシリーズで最薄かつ前機種から軽量化しつつも同シリーズ史上で最大容量となる5000mAhバッテリーに進化し、大容量バッテリーと持ちやすさを両立した薄型軽量デザインを実現しており、連続通話時間は約1338分、連続待受時間は約623時間で、さらに充電面では最大67Wの急速充電「SUPERVOOC」に対応することによってわずか約20分で50%以上、約48分で100%の充電が可能となっています。これは前機種と比較して充電時間を半分以上短縮する大きな進化となり、就寝時の充電忘れや外出先でのバッテリー消耗といった日常の充電ストレスもOPPOの急速充電技術によってスキマ時間を活用して解消できます。
また最新のバッテリー技術によって4年間充放電を繰り返してもバッテリーの有効用量を80%以上を保つことができるので長く使え、引き続いてアプリデータ圧縮技術やシステム劣化防止機能、パフォーマンス最適化などといったOPPO独自のトリニティエンジン技術によってストレージの空き容量を確保してシステムの安定性を向上することで購入時に近い快適な動作を4年間維持できるようになっているとのこと。その他にも過充電を防ぐスマート充電やバッテリー残量に応じて使い分け可能な省エネモードなど、充電を忘れてしまった時や予定に追われた忙しい日でも一日中しっかりと使える便利なバッテリー機能が充実しています。
本体正面に向かって左側面にはnanoSIMカード(4FF)とmicroSDXCカードのカードスロット、音量上下キー、右側面には電源キーを搭載しており、上部側面にはキーや端子類はなくサブマイクのみで、下部側面にはUSB Type-C端子と外部スピーカー、通話など用のマイクを備えています。カードスロットはSIM取出し用ピンを使って取り外すタイプを採用しています。なお、3.5mmイヤホンマイク端子は廃止されてしましました。
OPPO Reno11 Aでは同梱品として急速充電に対応したACアダプターは付属しないが、別売のオプションとしては「OPPO SUPERVOOC 67W デュアルポート急速充電アダプター」が販売されています。価格は公式Webストアでは7,920円
その他の仕様はUSB Type-C端子(USB 2.0、OTG対応)、300%ウルトラボリュームモード、Wi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.2 LE、NFC Type A/B(マイナンバーカード機能対応)、位置情報取得(A-GNSSなど)、地磁気センサー、光センサー、近接センサー、加速度センサー、重力センサー、ジャイロスコープ、歩数カウントなど。
SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つとeSIMで、片方のnanoSIMカードスロットはmicroSDXCカードスロットと共用(排他)となっており、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポートしています。携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。なお、同梱品は保護フィルム(試供品・貼付済み)およびSIM取出し用ピン(試供品)、クイックガイドおよび安全ガイドなどの紙類となっています。
5G NR: n1, n3, n28, n41, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
OSはAndroid 14ベースの独自ユーザーインターフェース「ColorOS 14」をプリインストールし、新機能のファイルドックは簡単操作で画像やファイルを保存でき、他のアプリへの貼り付けやメールやSNSなどへの投稿時に探す手間を省けるようになっています。
またプリインストールされたデータ移行アプリを使えば、QRコードを読み取るだけで簡単に旧端末からデータを引き継ぐことが可能。その他にも片手で簡単に操作できるアイコンプルダウンジェスチャー、3本指操作で長いWebページも1枚の画像として保存できるスクリーンショット機能などの日常生活で便利な機能が充実しています。
最後に会場の担当者に主な特長などを聞いた動画や標準カメラアプリの解説、発表会のプレゼン動画を紹介しておきます。前機種のOPPO Reno9 Aは前々機種「OPPO Reno7 A」からSoCが据え置かれましたが、今回のOPPO Reno11 Aはしっかりと性能が向上したSoCを採用し、ミッドレンジクラスながらも生成AIを利用したカメラ機能や最大67Wの急速充電に対応するなどと確実に進化していると思います。
一方で本体色がベーシックなブラック系やホワイト系がなく、ダークグリーンとコーラルパープルという独特なカラーバリエーションなのは少し気になりますし、3.5mmイヤホンマイク端子がなくなったのは残念ですが、これまでOPPO Reno Aシリーズを使ってきた人の乗り換え先として十分に魅力的な製品に仕上がっていると思われます。欲を言えば、ワイヤレス充電に対応してくれていればさらに良かったのですが、そこは次期製品に期待したいところです。
記事執筆:S-MAX編集部
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