docomo向け最新スマホ「Galaxy S8 SC-02J」を写真と動画でチェック!

既報通り、NTTドコモは24日、今夏以降に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2017夏 新サービス・新商品発表会(docomo Collection 2017)」を開催し、約5.8インチ縦横比18.5:9のSuper AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載するスマートフォン(スマホ)「Galaxy S8 SC-02J(以下、Galaxy S8)」(サムスン電子製)を6月上旬に発売すると発表した。

発売時期は2017年6月上旬を予定しており、すでにドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が実施され、価格(税込)は本体価格93,960円(3,915円/月×24回)で、実質負担額が新規契約および機種変更で5万円台、他社から乗り換え(MNP)で1万円台を予定。

また5月24日から発売日までの期間に予約して購入し、キャンペーンサイトにて応募することで「Galaxy Gear VR with Controller」がプレゼントされるキャンペーンも実施しているほか、以前に紹介したように価格.comにて先着1万枚の5,400円割引クーポンが配布されている。

Galaxy S8 SC-02Jは主なスペックとしてCPUにQualcomm製「Snapdragon 835」(MSM8998)プロセッサー、ディスプレイ解像度QHD+(1440×2960ドット)、4GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内部ストレージ、microSDXCカード(最大256GBまで)、3000mAhバッテリー、防水(IPX5およびIPX8)、防塵(IP6X)、LTE最大速度受信時500Mbpsおよび送信時50Mbps、Bluetooth 5.0、ワンセグ・フルセグ、おサイフケータイ(FeliCa)などとなっている。

その他の詳細な製品情報は「NTTドコモ、新フラッグシップスマホ「Galaxy S8 SC-02J」を発表!縦長5.8インチのInfinity DisplayやSnapdragon 835、4GB RAMなどを搭載し、6月上旬発売 - S-MAX」を参照してもらうとして、今回はタッチ&トライコーナーでGalaxy S8 SC-02Jの実機を試すことができたので、写真と動画で紹介していく。

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Galaxy S8は左右だけではなく上下まで広がったベゼルレス「Infinity Display」のインパクトが大きい。ベゼルレスといえば、側面までタッチディスプレイだった前モデル「Galaxy S7 edge」のエッジスクリーンも”ほぼディスプレイ”だったが、Galaxy S8は上下のベゼルがより狭くなり、さらにエッジの曲がり具合が急になった分だけ通常のフラットなディスプレイに近いような印象となった。

それもあってか、これまで通常モデル(例えば「Galaxy S7」や「Galaxy S6」)とエッジスクリーンモデル(例えば「Galaxy S7 edge」や「Galaxy S6 edge」)がラインナップされていたが、今回より画面の大きさのみの違いで「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」という2製品が投入され、製品名からも“edge”が消えてGalaxy S8となっている(Galaxy S7は日本未発売)。

正直なところ、Galaxy S7 edgeやGalaxy S6 edgeのエッジディスプレイは、画面端からのスワイプ操作や片手で握った場合に指がエッジスクリーンに触れてしまって誤作動することもあり、少し扱いづらい面もあった。Galaxy S8やGalaxy S8+はその辺りが緩和されており、扱いやすいスマホになっていると思う。

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上面には約800万画素のフロントカメラの他に虹彩認証センサーを搭載する。そのため、背面の指紋認証と合わせて虹彩認証および顔認証に対応する。

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新たにホームキーなどのナビゲーションキーが画面内に表示されるソフトウェアキーとなり、画面下部に並ぶ。Galaxyシリーズは他の多くのAndroidと異なり、中央のホームキーに対し、左側にアプリ履歴キー、右側に戻るキーが配置されてきたが、ソフトウェアキーになったことで購入時は同様なものの、設定で入れ替えることが可能となっている。

また同じく縦長ディスプレイを搭載した「LG G6」と同様に画面の角が丸くなっているため、本体の中にディスプレイが溶け込んでいるように見える。こうした角丸のディスプレイはアップルが真っ先に取り入れそうだったのだが、先行してこういった仕様を取り入れられるのは、GalaxyもLGもグループ会社がディスプレイまで開発している利点だろうか。

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光沢のある背面はやや指紋が目立つ。NTTドコモ版は従来通り中央に「docomo」のロゴが入り、下部に「Galaxy」のロゴが入る。カラーは「Midnight Black」および「Orchid Gray」、「Coral Blue」の3色だ。一方、より大画面の6.2インチモデル「Galaxy S8+ SC-03J」は「Midnight Black」および「Arctic Silver」の2色展開となる。

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ホームキーが画面内表示になったことで、指紋センサーが背面に移り、それに合わせてLEDおよび心拍センサーがリアカメラの左側に変更となった。指紋センサーは右手で握ったときに背面に添えた人差し指がちょうど当たる位置にあり、他社の背面センサーよりは使い勝手が良さそうだ。

リアカメラはハードウェアとしてはGalaxy S7 edgeと同じデュアルピクセルによる位相差オートフォーカスが可能な約1220万画素CMOSセンサー。レンズのF値が1.7と明るく、暗いシーンでも明るく撮れることを特長としており、Galaxy S7 edgeよりもソフトウェア的に進化しているということだ。

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ディスプレイの縦横比が違うため、単純にディスプレイサイズをインチで比較するのはやや強引だが、5.5インチのGalaxy S7 edgeよりも横幅が5mm小さくなっている。幅が68mmということで、ディスプレイサイズは小さくなり、画面でなら約5インチのディスプレイに上下を足したようなイメージだ。

また本体の横幅で言えば、さらに小さい4.7インチの「iPhone 7」(幅67.1mm)にむしろ近く、5インチの「Xperia X Performance」(幅71mm)や5.2インチの「Xperia XZs」および「Xperia XZ」(ともに幅72mm)よりも狭くなっている。

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もちろん、持ちやすさはGalaxy S7 edgeよりも良くなっているので、サイズ感が気に入ればGalaxy S8を、Galaxy S7 edgeぐらいのディスプレイサイズを希望する場合は、ひと回り大きく、横幅はGalaxy S7 edgeと同じGalaxy S8+ SC-03J(幅73mm)を選ぶのが良いだろう。

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右側面(写真=上上段)には電源キー、左側面(写真=上下段)にはボリュームキー、アシスタント機能「Bixby」を呼び出す専用キーがある。

上面(写真=下上段)にはドコモnanoUIM(4FF)とmicroSDカードスロット、下面(写真=下下段)には3.5mmイヤホンマイク端子、USB Type-C端子がある。イヤホンマイク端子とUSB Type-C端子はキャップレス防水に対応。

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新たに搭載したGalaxy独自のAI(人工知能)サポート機能「Bixby(ビックスビー)」は、行動に応じた情報をカードとしてまとめたアシスタント機能。カメラとの連携により、画像認識や文字認識で情報検索や翻訳機能を利用できる。


【Galaxy S8およびGalaxy S8+の機能を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/9zo2SbLm2Hk

Galaxy S8は、NTTドコモの2017年夏モデルの中ではGalaxy S8+とともにデザインやインパクトのあるディスプレイなど、一番個性が出ているように感じた。今回もVRゴーグル「Gear VR」がもらえる予約キャンペーンを行っているので、Galaxy S8およびS8+が気になったらまずは期間までに予約しておくことをオススメする。



記事執筆:mi2_303


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