シャープのブースで展示されていた中国市場向けのスマートフォン「SH81iUC」と「SH80iUC」

7月14日から16日に東京ビッグサイトで開催された「ワイヤレスジャパン 2010」において、シャープのブースでは中国市場向けに開発・販売されている端末が多数展示されていた。その中にWILLCOM向けに発売されていたスマートフォン「HYBRID W-ZERO3(WS027SH)」をベースとしたWindows Mobile 6.5 Professional搭載の「SH81iUC」と「SH80iUC」が展示されていた。


ワイヤレスジャパン2010におけるシャープブースの様子。


今年に入ってから中国市場向けの端末として16機種35カラーバリエーションを発表。

中国向けに展開する端末はそのほとんどが日本国内で発売されたモデルをベースとした端末であり、SH81iUCとSH80iUCの2機種がスマートフォンとなる。

SH81iUCはSIMカードを2枚挿すことができるスロットが搭載されておりGPSにも対応しているがSH80iUCは挿せるSIMカードは1枚でGPSには非対応。その他はほぼ同等の仕様となっている。


タッチ&トライのコーナーにはSH80iUCが展示されていた。


HYBRID W-ZERO3同様、スライドタイプでハードキーはQWERTYキーではなく10キーが搭載されている。


メニュー画面。アイコンに馴染みはあるが言語は中国語で表示されている。


ホームメニューも中国語表示になっていた。


背面には約500万画素のカメラが搭載されている。背面デザインもHYBRID W-ZERO3とほとんど変わらない。


10キーの各キーに印字されている文字も日本語ではなく中国語の入力用の表記になっている。

中国市場向けのため表示や表記が中国語なのは当たり前なのだが、その他の部分はおおむねHYBRID W-ZERO3の仕様と同じようだ。SH80iUCは6月末に、SH81iUCは7月末発売とのことだったが、HYBRID W-ZERO3の再販の予定はあるのか?と質問したところ説明員からは「未定です」との回答しか得られなかった。

中国市場向けとは言え、開発・製造が可能ならば日本国内でのHYBRID W-ZERO3の再販や新たなモデルの発売を期待したいところだ。


その他シャープブースではドコモ向けのAndroid OS搭載スマートフォン「LYNX(SH-10B)」のタッチ&トライコーナーも設置されていた。会期中は発売前のモデルだったため多くの来場者の注目を集めていた。


Android 1.6搭載のLYNX(SH-10B)。端末の近くにはシャープ製のASV液晶を搭載したフォトフレームが設置されており、LYNXのデモ映像が流れていた。

記事執筆:2106bpm


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