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いよいよ「全部入り」に! |
既報の通り、NTTドコモは22日、2013年春に発売する予定の新モデル「2013年春モデル新商品・新サービス発表会」を行い、Android 4.1(開発コード名:Jelly Bean)を搭載するファーウェイ(華為技術)製のスマートフォン「Ascend D2 HW-03E」を発表しました。
ファーウェイのグローバルモデル「Ascend D2」の日本市場向けモデルにあたり、ドコモとしては初めての下り最大112.5Mbps(理論値)での通信が可能な「UE Category 4」に対応したスマートフォンとなります。おサイフケータイ、ワンセグだけでなく、赤外線通信機能、モバキャス(NOTTV)チューナーを装備、筐体には防水・防塵性能も追加して、より日本市場に特化した仕様になりました。発売は4月上旬を予定しています。
22日の発表会では、開発中の実機が展示されていたので、写真を交えて紹介していきます。
HW-03EはWhiteのみの1色勝負です。NEXTシリーズにカテゴライズされていますから、カラーバリエーションは少なめでも不思議ではないのですが、1色は少し寂しい感じがします……。せめて、Blackがあれば、と思ってしまいました。恐らく、今後の売れ行き次第ではカラーの追加もあり得ると思っているので期待したいところです。
ディスプレイは約4.7インチのHD(720×1280ドット)液晶となっています。グローバル版のAscend D2では、約5インチのフルHD(1080×1920ドット)液晶を搭載していることを考えると、スペックダウンしているとも考えられます。これは、サイズ感などを総合的に判断した結果だそうです。
画面には撥水撥油(はっすいはつゆ)性コーティングが施されていて、水や油をすぐはじきます。これとセンシング上の工夫によって、濡れたときの誤操作を抑えることができます。お風呂や台所でスマホをいじる、という方には大変嬉しい気配りです。
背面は光沢加工が施されています。アウトカメラは、約1310万画素のソニー製積層型CMOSセンサー「Exmor RS for Mobile」を採用しています。これは、「Xperia Z SO-02E」と同じもので、動画撮影時でもHDR(ハイダイナミックレンジ)を有効にすることができるようになりました。
カメラの右側にはおサイフケータイ(FeliCa)のポートが付いています。決済機能には対応しないものの、NFCチップも搭載しているため、ドコモが提唱している「かざしてリンク」(NFCタグ連携機能)、OS標準機能の「Android Beam」などを使うことも可能です。
左側面はすっきりしています。右側面にはワンセグ・モバキャスアンテナとボリュームボタンが付いています。ワンセグ・モバキャスアンテナは、本体を正面から見て左側に付いている機種が結構多いので、右側にあるのは珍しい感じです。
本体の上部には赤外線ポートとマイクロUSB端子があります。先代の「Ascend HW-01E」には赤外線通信機能がなかったことを考えると、大進歩です。マイクロUSB端子はキャップレスになっています。
イヤホンジャックがキャップレスなのは今では普通になりつつありますが、マイクロUSB端子はLG電子製の一部機種でしかお目にかかれなかったもの。これからどんどん広がるといいな、と思ってます。
本体の下部にはストラップホール、通話用マイク、3.5mmイヤホンジャックがあります。このイヤホンジャックはパッキン付きのふたで保護されています。マイクロUSB端子がキャップレスだけに、ここもキャップレスにしてほしかったかもしれません。
OSはAndroid 4.1.2です。本体設定画面は、OS標準に近かった昨秋のHW-02Eと比較すると、大幅にカスタマイズされています。タブ式になっていて、よく使う設定は「全般」、詳しい設定は「すべて」タブで設定することができます。
通知画面はAndroid 4.1仕様になりましたが、トグルスイッチが追加されています。HW-02Eは、同時期にでた他キャリア向けの端末にあったトグルスイッチが何故かなかったんですよね……。ドコモ向けでは、このHW-03Eが初となります。
端末のロック画面は、ドコモオリジナルのものだけではなく、他キャリア向け端末ではお馴染みのファーウェイオリジナルのロック画面も搭載されています。端末設定から、好きな方を選ぶことができます。
ある意味、端末の“顔”になるホームアプリも2種類入っています。ドコモオリジナルの「docomo Palette UI」と、ファーウェイオリジナルの「Emotion UI」(Huaweiホーム)です。後者は、ホームスクリーンがドロワー(アプリ一覧)を兼ねている独特のホームアプリで、すごくサクサク動作することが特徴です。
■主な仕様
寸法 (高さ×幅×厚さ:mm) | 約133×67×9.9mm |
質量(g) | 約140 |
3G連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 未定 |
LTE連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 未定 |
GSM連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 未定 |
連続通話時間(3G/GSM)(分) | 未定/未定 |
連続テレビ電話時間(分) | 未定 |
モバキャス連続視聴時間(分) | 未定 |
メインディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦 通称]、種類、発色数) | 約4.7インチ 720×1280 HD TFT液晶 1677万色 |
サブディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦]、種類、発色数) | ー |
バッテリー容量 | 2150mAh |
ROM/RAM | 32GB/2GB |
外部メモリー (最大対応容量) | microSD(2GB) microSDHC(32GB) |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | CMOS 約1310万/約1310万 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | CMOS 約100万/約100万 |
CPU (チップ名/クロック) | K3V2/1.5GHz クアッドコア |
OS | Android 4.1 |
「Xi」(クロッシィ)(LTE) | 112.5Mbps/37.5Mbps |
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA) | 14Mbps/5.7Mbps |
Wi-Fi(無線LAN) | ◯ |
防水/防塵 | ◯/◯ |
色 | White |
※今回試した展示機は発売前のバージョンであり製品版では仕様が異なる場合があります。
記事執筆:せう(Sho INOUE)
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