NTTドコモが「LG G2 L-01F」を発表!

NTTドコモは10日、今冬および来春に発売・開始するの新モデルや新サービスを披露する「2013-2014冬春モデル新商品発表会」を開催し、5.2インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶や2.3GHzクアッドコアCPU、2GBメモリーなどを搭載したハイスペックなAndroid 4.2(開発コード名:Jelly Bean)採用スマートフォン「G2 L-01F」(LGエレクトロニクス製)を発表しています。2013年10月11日(金)に発売開始で、本日10月10日(木)正午12時から事前予約が開始されます。

G2 L-01Fは、今年8月に発表されたLGのフラッグシップグローバルモデル「LG G2」をベースに、ワンセグやおサイフケータイ(Felica)などを追加しつつもほぼそのままにしたモデルです。

従来機種のユーザーからの要望を徹底的に分析し、それらに答える形で考えぬかれた、背面キーやノックオン(KnockON)機能と呼ばれる画面オン機能など、新感覚のユーザーエクスペリエンス(UX)を採用したユーザーフレンドリーな使いやすさを実現しています。

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G2 L-01Fは、既存モデル「Optimus G Pro L-04E」の後継機種で、LGのフラッグシップスマートフォンです。今回より、これまで利用していたブランド名「Optimusシリーズ」を廃止し、「Gシリーズ」となり、これが国内モデルでも採用されています。

特長は、すでにグローバルモデルの説明会などでも紹介してきたように、UXやユーザーインターフェース(UI)で新しい試みがなされており、本体側面に電源キーや音量上下キーといったハードキーがなく、背面のアウトカメラの下にある「リアキー」のみで操作するようになっています。これは、ユーザーからの調査によって「片手でも持つときに人差し指が背面にかかることが多い」ことから生まれたものだとのこと。

このリアキーを上下させれば音量上下が行われ、長押しすればカメラ/シャッターやメモアプリが起動できるほか、ロック画面の表示には、KnockON機能により、ディスプレイをダブルタップすると画面がつき、操作できる状態になるということです。

マルチウィンドウで利用できる「Qスライド」対応アプリも増加しているほか、3本指で横にスワイプ(ずらす)することで、起動中のアプリを切り替えられる「スライドウィンドウ」など、マルチタスクでさまざまなアプリをより直感的に利用できるようになっています。

この他、新しくWebページのページ全体をまとめて画像として保存できる「キャプチャープラス」やコピーしたテキストおよび画像を最大20個まで保存しておける「クリップボード」でコピー&ペーストが便利になるなどしています。

ユーザーインターフェース(UI)では、従来までの「docomo PALLET UI」から今冬に変更された新しい「docomo LIVE UX」を搭載しています。また、従来通り、設定で変更すればLGのホームアプリも利用できます。

カラーバリエーションは、Indigo Black(インディゴブラック)やLunar White(ルナーホワイト)の2色が用意されています。

機能的にも国内向けにニーズの高いおサイフケータイ(FelicaおよびNFC)やワンセグを追加。防水・防塵やフルセグ、おくだけ充電、NOTTVには非対応。また、赤外線についてもIrLEDによるリモコン操作には対応しているものの、電話帳などのデータ交換には非対応です。

さらに、今回の冬モデルで多くの機種が対応しているクワッドバンドLTEにも非対応で、800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、2GHz(Bank 1)のトライバンドLTEで、1.7GHz(Band 3)による下り最大150Mbpsでは利用できず、15MHz幅でUE Category 4によって下り最大112.5Mbpsでの通信までとなっています。

また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は、新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。この他、海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能です。

他に、2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0に対応。テザリングに対応していますが、DLNA・DTCP・DTCP+には非対応となっており、ただし、これについてはDLNAなどの一部機能は、別途「Twonkey Beam」などのアプリを追加することで利用できるようになるとしています。

ディスプレイは、5.2インチフルHD(1080×1920ドット)ISP液晶(1677万色表示)を採用。チップセットは、Qualcomm製「MSM8974(Snapdragon 800)」で、今冬モデルでは最速の最大2.3GHz駆動クワッドコアCPU(Krait 400)、GPUも「Adreno 330」となっています。

他にも、内蔵メモリー(RAM)が2GB、内蔵ストレージが32GB、外部ストレージは非対応となっており、microUSB経由で外付けのSDカードリーダーを利用することで最大256GBまでのSDカードに対応しています。

サイズは、ディスプレイ周囲の縁(ベゼル)を限りなくスリム化したことにより、大きさが約139×71×9.2mm、質量が約145gを実現。既存モデルの5インチディスプレイを搭載していたOptimus G Pro L-04Eの横幅70mmに対し、0.2インチの画面サイズアップでも0.9mmの増加に抑えられています。また、ラウンドフォルムで持ちやすくなっているとのこと。

さらに、従来比約3倍の高密度化したスリムバッテリーを採用し、コンパクトながら容量が2900mAhとなり、省電力化により電池持ち3日間を実現しています。なお、バッテリーは取り外し不可。

カメラは、有効1320万画素裏面照射型CMOS(BSI)アウトカメラと有効240万画素CMOSインカメラを搭載。アウトカメラは光学手ぶれ補正(OIS)に対応しているほか、メニュー操作をアイコンで表示することで直感的に操作できるようになっています。

また、GALAXYシリーズなどでも対応している、アウトカメラとインカメラで同時に写真や動画を撮影する「デュアルカメラ」にも対応。トラッキングズームで特定の場所のみを拡大して、動画を撮影したり、被写体と同時に音声もズームできるオーディオズームにも対応しています。

音響面でもソニーのウォークマンなどでも採用されつつある24ビット192kHzに対応したハイレゾリューション(ハイレゾ)対応したHi-Fiステレオ専用チップを搭載。

センサー系は、ジェスチャーセンサーや電子コンパス、ジャイロスコープ、近接センサーを搭載し、位置情報系では、GPS+GLONASSを搭載しています。

周辺機器でも別売りの「Quick Windowケース」を装着することで、蓋を閉じたままでもケースの小窓から時計や天気予報などを確認したり、ミュージックプレイヤーの操作、電話着信への応答が可能となっています。また、カバーの開閉に合わせて画面のロックおよびロック解除の操作ができるようにも工夫されています。

NTTドコモでは、G2 L-01Fを「あなたの動きにフィットした使いやすさ。Learning from you.」をテーマに、外画面スマートフォンを好み、オン・オフ問わず使いこなしたいという20〜40代男性をターゲット、20〜40代女性をサブターゲットに想定しているということです。

◯主な仕様
機種G2 L-01F
寸法
(高さ×幅×厚さ:mm)
約139×71×9.2
質量(g)約145
LTE連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約460
3G連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約530
GSM連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約430
連続通話時間
(3G/GSM)(分)
約820/約760
実使用時間(時間)※1約73.1
メインディスプレイ
(サイズ、ドット数[横×縦通称]、種類、発色数)
約5.2インチ
1080×1920
フルHD
TFT液晶(フルHD IPS)
1677万色
バッテリー容量2900mAh
ROM/RAM32GB/2GB
外部メモリ
(最大対応容量)
microSD
(2GB)
microSDHC
(32GB)
microSDXC
(256GB)※2
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約1320万画素/約1300万画素
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約240万画素/約210万画素
CPU
(チップ名/クロック)
MSM8974
(2.3GHzクアッドコア)
OSAndroid 4.2
「Xi」(クロッシィ)
(LTE)
112.5Mbps/37.5Mbps
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz)
(○/―/○/○)
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
Wi-Fi(無線LAN)
(11a/b/g/n/ac※3)
(Wi-Fiテザリング同時接続台数)

(○/○/○/○/○)
(8台)
GPS/オートGPS(◎は海外対応)◎/○
赤外線通信
※IrRC(リモコンに対応)
Bluetooth○(4.0)
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応)◎/―
防水/防塵―/―
おくだけ充電
Indigo Black
Lunar White
製造メーカーLG Electronics Japan
※1 一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 同梱のmicroSDリーダライター(試供品)を使用。
※3 IEEE802.11acドラフト版に対応。
※4 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:memn0ck


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