microSDXCカード128GBがやってきた!

スマートフォン(スマホ)やタブレットを活用するためにさまざまな周辺機器が存在するが、中でも必須度が高いのが外部メモリー(ストレージ)でしょう。

以前のフィーチャーフォン(ケータイ)の頃にはSDカードだったり、miniSDカードだったり、まったく規格が異なるメモリースティックなどもありましたが、現在ではほぼ「microSDカード」となっています。microSDカードも徐々に進化しており、規格も大きくmicroSDHCカードやmicroSDXCカードというように容量が大きな製品に対応すべく新しくなってきています。

そんなmicroSDカードですが、ついに128GBという大容量の製品が今春発売されました。まずは業界をリードするSanDisk(サンディスク)から発売されており、海外向けでは“Ultra”対応モデル(型番:SDSDQUA-128G)、国内向けでは“Ultra Plus”対応モデル(型番:SDSDQUP-128G-J35A)と異なり、ともにClass 10対応ながら海外向けでは読み込み速度30MB/s、国内向けでは40MB/sの違いがあります。書き込み速度はどちらもUHS-I(UHSスピードクラス1)規格に対応しており、10MB/sの最低保証がされています。

今回、筆者もより価格や安い海外向けのSDSDQUA-128G-G46Aを購入しましたので紹介したいと思います(海外向けのものは末尾の「G46A」の部分が販売地域によっていくつか存在します)。

購入したのはちょっと前の3月頃で、Amazon.comから直輸入し、購入操作をしていた時点での価格は139.62ドル(製品が119.99ドル、送料が12.98ドル、税金が6.65ドル)クレジットカードの引き落としを見る限りでは14,992円(143.61ドル)でした。現在では日本国内のAmazon.co.jpでもほぼ同じような価格帯で販売されています。

一方、国内向けは価格が3万5千円程度となっており、実際の販売価格もまだそれに近い非常に高価な状態で、今買うなら海外向けかなといったところです。以下にAmazon.co.jpでの価格をまとめておきます。

容量型番価格
128GBSDSDQUP-128G-J35A32,424円
SDSDQUA-128G-G46A14,615円
64GBSDSDQUA-064G-U46A4,280円


パッケージは透明なプラスチックで、はさみなどを使わなくても開けられるようになったのは海外製品もだいぶ親切になってきたかなといったところです。SDカードスロットに装着して利用するためのアダプターが付属します。

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開封してmicroSDXCカードの128GBまで公式に対応している最新スマホ「GALAXY S5」(利用したのはNTTドコモ向け「GALAXY S5 SC-04F」)に装着してみました。

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GALAXY S5の「設定」→「ストレージ」から容量を確認すると119GBとなっていました。

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一応、転送速度をAndroidアプリ「A1 SD Bench」で測定してみた結果は以下の通りとなります。海外向けなので読み込み30MB/s、書き込み10MB/sが保証されているのでほぼスペック通りですかね。

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その他、SanDiskが古い機種についても国内向けの“Ultra Plus”な128GBについては公式に互換性があるかどうか(対応している)を各機種ごとに「機器別カード対応情報 | サンディスク」にて公表しており、例えば、筆者が以前愛用していたNTTドコモ向け「GALAXY Note II SC-02E」も128GBが利用できるようになっており、実際に海外向けの“Ultra”な128GBで試してみましたが、何ごともなかったように使えています。保証はありませんが、国内向けのほうが上位互換ですし、まずは自分の使っている機種、これから使う機種が国内向けの128GBで対応しているのか確認してみると良いのではないかと思います。

まだちょっと価格が高い感じもしますが、iPhoneにはまだ128GBモデルはありませんし、microSDXCカード対応スロット搭載機種なら今後機種変更しても継続して使えるのでコストパフォーマンス的にも長く使うことを考えれば先行投資と考えればそれほど高いというわけではありませんので、大容量の動画などを保存して持ち歩きたいというような人には是非オススメな商品となっています。とはいえ、32GBや64GBくらいでも十分ではありますけどね(;´Д`)



記事執筆:memn0ck


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