新フラッグシップスマホ「HTC 10」が発表!

HTCは12日(現地時間)、同社の2016年における新しい約5.2インチサイズのAndroid 6.0.1(開発コード名:Marshmallow)を採用したフラッグシップスマートフォン(スマホ)「HTC 10」を発表しています。

グローバルで2016年4月より販売され、日本向けにも対応周波数帯に「Japan」があることから発売されると見られ、これまで通りにauから登場するのであれば、型番ルールに従って「HTC 10 HTV32」となると予想されます。価格は台湾では32GBモデルが22,900台湾ドル(約77,000円)、64GBモデルが24,900台湾ドル(約83,000円)。

外観を新たにし、光をイメージした削り出しによるメタルボディーで、これまでの「HTC One M9」などの角のない丸みのあるデザインから光を反射させる角を作ったクリスタルエッジデザインになり、スペックもSnapdragon 820やUSB Type-C、指紋センサーなどに向上させています。

また、カメラも強化されたほか、世界初のステレオ24bitハイレゾオーディオ録音で4K動画もより臨場感が増すとしています。さらに、IP57準拠の防水・防塵に対応しているほか、耐低温・高温や耐衝撃、耐腐食性能などを有しているとのこと。

カラーバリエーションはCarbon Gray(カーボン・グレイ)およびIce Silver(アイス・シルバー)、Topaz Gold(トパーズ・ゴールド)、Camellia Red(カメリア・レッド)の4色で、台湾メディア「ePrice」ではレッドが日本限定販売または日本先行販売である可能性を報じています。

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ePriceに掲載されているHTC 10のレッド

HTC 10はこれまでのHTCのフラッグシップモデル「HTC One」シリーズの最新機種で、新たにOneやMがなくなりました。シリーズ名は「2PS6」、モデル名は「M10」。OSはAndroid 6.0.1(開発コード名:Marshmallow)を採用し、独自ユーザーインターフェース(UI)「HTC Sense 8.0」を搭載。

ディスプレイはこれまでよりも応答速度が50%速く、表示色が30%カラフルな約5.2インチWQHD(1440×2560ドット)Super LCD 5ディスプレイ(約564ppi)を搭載し、ディスプレイの下にあるホームキーに指紋センサーが搭載されており、その左右には静電タッチ式のバックキーとタスクキーが配置。指紋センサーも認証速度が速くなり、0.2秒でロックを解除可能とのこと。

スペックとしてQualcomm製64bit対応2.2GHzクアッドコアCPU「Snapdragon 820(MSM8996)」、4GB LPDDR4内蔵メモリー(RAM)、32GBまたは64GB内蔵ストレージ、microSDカードスロット(最大2TBまで)、約1200万画素リアカメラ、約500万画素フロントカメラ、USB Type-C、NFC、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、NFC Type A/B、位置情報取得(GPS・GLONASS)、環境光センサー、近接センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、磁気センサー、センサーハブなど。

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リアカメラは画素サイズが約1.55μmの新しい裏面照射型CMOSセンサー「UltraPixel 2」を採用し、F1.8と明るく、広角26mmのレンズや光学手ブレ補正、位相差とコントラストによるレーザーオートフォーカスなどに対応。また、4K動画撮影は音をハイレゾ音源で撮影できるようになっています。一方、フロントカメラは約1.34μmの裏面照射型センサーを搭載し、F1.8と明るく、広角23mmのレンズで、光学手ブレ補正やオートフォーカスに対応。

サウンドは「HTC BoomSound Hi-Fi Edition」やDolby Audio」の技術に対応。また、電池パックは容量が3000mAhで、取り外しは不可。連続通話時間(3Gまたは4G)が約27時間および連続待受時間(3Gまたは4G)が約19日。充電技術も急速充電「Quick Charge 3.0」のほか、熱くなりにくい「Cool Charge」が導入されています。サイズは約145.9×71.9×3.0〜9.0mm、質量は約161g。

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対応通信方式は4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)で、LTE UE Category 9によって最大通信速度は下り450Mbps、上り50Mbps。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズ。なお、SKUは日本(Japan)向けやアジア(EMEA/Asia)向け、北米(America)向けがあり、最大通信速度は国・地域や利用する携帯電話会社によって異なります。各SKUの対応周波数帯は以下の通り。

#UHL SKU (EMEA/Asia)
2G/2.5G - GSM/GPRS/EDGE
850/900/1800/1900 MHz
3G UMTS
850/900/1900/2100 MHz
4G LTE (up to 450Mbps)
FDD: Bands 1, 3, 5, 7, 8, 20, 28, 32
TDD: Bands 38, 40, 41
Support Cat 9 LTE, download up to 450 Mbps, upload up to 50 Mbps

#WL SKU(America)
2G/2.5G - GSM/GPRS/EDGE
850/900/1800/1900 MHz
CDMA: 800/1900 with EVDO Rev A
3G UMTS
850/AWS/900/1900/2100 MHz
4G LTE (up to 450Mbps)
FDD: Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 12, 13, 17, 20, 28, 29, 30
Support Cat 9 LTE, download up to 450 Mbps, upload up to 50 Mbps

#UHL SKU(Japan)
2G/2.5G - GSM/GPRS/EDGE
800/850/1800/1900 MHz
3G UMTS
850/900/1900/2100 MHz
4G LTE (up to 450Mbps)
FDD: Bands 1, 3, 5, 7, 13, 17, 19, 21, 26
TDD: Bands 38, 41
Support Cat 9 LTE, download up to 450 Mbps, upload up to 50 Mbps


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動画リンク:https://youtu.be/TAsmCc9MXz0

※修正(2016/04/14 22:45:51)
元記事のePriceが修正および画像差し替えされたため、一部の表現・内容を修正しています。

記事執筆:memn0ck


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