ASUSがSIMフリースマホ「ZenFone 3」と「ZenFone 3 Deluxe」を日本で発売!

ASUS JAPANは28日、都内にて新製品発表会「Zenvolution ~進化し続けるASUSのZen~」を開催し、新しいSIMフリーのAndroidスマートフォン(スマホ)「ZenFone 3」および「ZenFone 3 Deluxe」(ともにASUSTeK Computer製)を2016年10月7日(金)より順次発売すると発表しています。

日本で発売されるZenFone 3は5.2インチモデル「ZE520KL」、ZenFone 3 Deluxeは5.5インチモデルの「ZS550KL」、5.7インチモデルの「ZS570KL」でそれぞれ発売時期や内蔵メモリー(RAM)、内蔵ストレージは以下のようになっています。

機種画面型番RAMストレージ発売時期価格
ZenFone 35.2型ZE520KL3GB32GBサファイアブラック
パールホワイト
10月7日39,800円
ZenFone 3 Deluxe5.5型ZS550KL4GB64GBシルバー
ゴールド
10月下旬以降55,800円
5.7型ZS570KL6GB256GB89,800円

その他、各種周辺機器も発売に合わせて販売開始されます。販売拠点は公式Webストア「ASUS ZenFone Shop」のほか、各家電量販店およびWebストア、仮想移動体通信事業者(MVNO)などですでにUQ mobileや楽天モバイルなどが取扱を発表しています。

また、ASUS ZenFone Shopでは発売前日の10月6日(木)22時から日本で最速に正規品を入手できる「もう待てない!ZenFone 3前夜祭」を東京・新宿某所にて開催予定で、参加するには特設Webサイト( http://shop.asus.co.jp/zenfone/ZenFone 3party/ )より事前に申し込みを行い、当選後に予約購入する必要があります。申込はすでに9月28日15時より受付開始しており、申込順で先着30名様が参加可能。

【ZenFone 3】

ZE520KL
ZenFone 3 ZE520KL

ZenFone 3は日本でも発売された「ZenFone」シリーズの最新フラッグシップモデルで、グローバル市場では5.5インチモデルがまず発表され、その後に5.2インチモデルも登場しました。日本でも5.5インチモデルも発売されると見られていましたが、まずは5.2インチモデルのZE520KLが10月7日に発売されます。

従来の初代ZenFoneや2世代目の「ZenFone 2」シリーズと大きく外観デザインが変更され、側面などのメタルフレームと背面および前面のガラス素材によってイメージ的にはGalaxyシリーズに近くなった印象です。色は日本ではサファイアブラック(型番:ZE520K-BK32S3)とパールホワイト(型番:ZE520K-WH32S3)の2色が発売されます。

また、前面のディスプレイを覆うのはCorning製の2.5D強化ガラス「Gorilla Glass 3」で、10点マルチタッチやフルラミネーション、アンチフィーンガープリンチに対応したフルHD(1080×1920ドット)Super IPS+液晶を搭載。サイズは約146.8×73.9×7.69mm、質量は約144g。

ディスプレイの下には左から静電式の戻るキーおよびホームキー、アプリ履歴キー、右側面に音量上下キーと電源キー、上側面に3.5mmイヤホンマイク端子、下側面にUSB Type-C端子、背面に指紋センサーなどが配置。OSはAndroid 6.0.1(開発コード名:Marshmallow)と独自ユーザーインターフェース「ZenUI 3.0」を採用。

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チップセットは64bit対応Qualcomm製「Snapdragon 625 MSM8953」を搭載し、2.0GHzオクタコアCPUやGPU「Adreno 506」を内蔵。microSDXCカードスロット(最大128GBまで)やクラウドストレージサービス「ASUS WebStorage」(5GB)および「Google Drive」(100GB・2年間)、モノラルスピーカー、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Beidou)、Bluetooth 4.2、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、加速度センサー、近接センサー、磁気センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、光センサー、RGBセンサー、赤外線センサー、2650mAhバッテリー(取外不可)など。

カメラ機能は3つの方式による0.03秒とより高速になった「TriTechオートフォーカス」や4軸光学手ブレ補正(OIS)と3軸電子式手ぶれ補正(EIS)、デュアルカラーLEDフラッシュ、F2.0レンズに対応した約1600万画素積層型CMOSリアカメラ、F2.0および広角85°レンズの約800万画素フロントカメラを搭載。

日本向けの特長としてはau回線の4Gのみで利用できる仕様に対応しており、音声通話は「au VoLTE」が利用可能。また、SIMカードを2枚刺せるデュアルSIMに対応し、4G+3Gの同時待受が可能な「デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)」にも対応しています。

対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でB1およびB2、B3、B5、B7、B8、B18、B19、B26、B28、TD-LTE方式でB38およびB39、B40、B41、3GのW-CDMA方式でB1およびB2、B5、B6、B8、B19、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHz。2波のキャリアアグリゲーション(CA)にも対応。なお、SIMカードはmicroSIMカード(3FF)とnanoSIMカード(4FF)のデュアルSIMに対応し、nanoSIMカードはmicroSDカードと共有。

ACCY-ZE520KL


【ZenFone 3 Deluxe】

ZS550KL
ZenFone 3 Deluxe ZS550KL


ZS570KL
ZenFone 3 Deluxe ZS570KL

ZenFone 3 DeluxeはZenFone 3シリーズの上位モデルで、ZenFone 3とは異なり、外観はフルメタルボディ―になっており、ディスプレイを覆うのはCorning製強化ガラス「Gorilla Glass 4」を採用しています。

日本で発売される5.5インチのZS550KLは、ZenFone 3と同じSnapdragon 625が搭載されていますが、より上位の5.7インチのZS570KLには最上位チップセットの64bit対応Qualcomm製「Snapdragon 821 MSM8996SG」を搭載し、2.4GHzクアッドコアCPUとGPU「Adreno 530」を内蔵しています。

これにより、5.7インチのZS570Kでは、RAMもLPDDR4になっているほか、USB Type-CもUSB 3.0になり、CDMA2000やTD-SCDMA、2波だけでなく3波のCAに対応し、リアカメラは約2300万画素に。

その他、Wi-FiやBluetooth、各種センサー、急速充電「Quick Charge 3.0」、microSDXCカードスロット、DSDS(3FF+4FF)、au VoLTE対応などの基本仕様はZenFone 3 ZE520KLも含めて同じとなっています。各モデルの仕様の違いは以下の通り。

asusjp-spec-ZF3series

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サイズおよび質量、カラーバリエーションは、ZS550KLでは約151.4×76.7×7.8mmおよび約160g、シルバー(型番:ZS550KL-SL64S4)とゴールド(型番:ZS550KL-GD64S4)の2色、ZS570KLでは約156.4×77.4×7.5mmおよび約172g、シルバー(型番:ZS570KL-SL64S4)とゴールド(型番:ZS570KL-GD64S4)の2色。バッテリー容量はともに3000mAhで、取外不可。

対応周波数帯は、ZS550KLがFDD-LTE方式でB1およびB2、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B17、B18、B19、B20、B26、B28、ZS570KLがFDD-LTE方式でB1、B2、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B17、B18、B19、B20、B26、B28、B29、B30、CDMA2000方式でBC0、TD-SCDMA方式でB34およびB39となっており、TD-LTE方式(B38およびB39、B40、B41)やW-CDMA方式(B1およびB2、B4、B5、B6、B8、B19)、GSM方式(850および900、1800、1900MHz)は共通。

ACCY-ZS550_570KL


【発表会「Zenvolution」】


動画リンク:https://youtu.be/XeYT8Lh3rVg



記事執筆:memn0ck


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