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SIMフリーの6.8インチファブレット「ZenFone 3 Ultra ZU680KL」を写真でチェック! |
ASUS JAPANから12月9日(金)に発売されるSIMフリーのスマートフォン(スマホ)「ZenFone 3 Ultra(型番:ZU680KL)」。スマホとしていますが、タブレットに近い約6.8インチフルHD(1080×1920ドット)の大画面IPS+液晶を搭載し、カテゴリーとしてはいわゆる「ファブレット」(Smart"Ph"oneとT"ablet"を合わせた造語)になります。
市場予想価格は59,800円(特に記載がない場合は税別)で、すでに事前予約受付を実施している公式Webストア「
そんなZenFone 3 Ultra ZU680KLについて一足早くASUS JAPANより発売される日本版をお借りしたのでさっそく外観や同梱物を写真を交えて紹介したいと思います。
ZenFone 3 Ultra ZU680KLの最大の特長はやはり6.8インチの大画面サイズである点でしょう。またディスプレイの周りの縁(ベゼル)を狭くした狭額縁デザインで、サイズが約186.4×93.9×6.8mm、質量が約233gと比較的コンパクトにまとめられています。
このサイズ感は、人気だった「Xperia Z Ultra」の後継機種として期待されており、同じ6.8インチサイズで昨年発売された「HUAWEI P8max」と比べるとかなり近いです。特に男性ならギリギリポケットに入る大きさということで根強い支持があるようです。
機種 | ZenFone 3 Ultra | HUAWEI P8max | Xperia Z Ultra | iPad mini 4 |
画面 | 6.8型FHD | 6.8型FHD | 6.44型FHD | 7.9型QXGA |
大きさ mm | 186.4×93.9×6.8 | 182.7×93×6.8 | 179×92×6.5 | 203.2×134.8×6.1 |
重さ g | 233 | 228 | 212 | 304 |
Xperia Z Ultraなどとの比較は別途まとめたいと思いますが、まずはせっかくほぼ新品をお借りできたので箱や同梱品から紹介していきます。
箱は少し前に紹介した「ZenFone 3 Laser(型番:ZC551KL)」では廉価モデルということでシンプルな素っ気のないものでしたが、ZenFone 3 Ultraは「ZenFone Zoom」や「ZenFone 3」、「ZenFone 3 Deluxe」という上位モデルと同様に黒い高級感を演出したものとなっています。サイズも6.8インチサイズということもあり、箱も大き目。
箱を開けるとZenFone 3 Ultraの本体が現れ、他の同梱品は箱を開いた後に横から引っ張る引き出しのようになっている部分に収納されています。また同梱品もZenFone 3 Ultraがハイレゾ音源に対応しているなどで、音響面にも注力していることからハイレゾ対応のイヤホン「ZenEar」のほか、USB Type-Cケーブル、ACアダプター、SIMピン、取扱説明書などの紙類となっています。
本体には透明の保護シート袋で全面覆われており、取り出して右側面にある電源キーを長押しすると電源がオンになります。
付属のSIMピンは最近の「ZenFone」シリーズで共通の持つところが丸いもの。SIMカードおよびmicroSDカードのスロットは右側面の上部に2つあり、上側がnanoSIMカード(4FF)のスロット1、下側がnanoSIMカード(4FF)とmicroSDXCカードの共有となっているスロット2となっています。
スロット2にSIMカードを装着すれば、日本でも3Gと4Gの同時待ち受けができる「デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)」も利用可能で、NTTドコモやソフトバンクの回線だけでなく、VoLTEに対応したau回線でも使えます。
通信面では2波のキャリアアグリゲーション(CA)にも対応。この辺りは「ZenFone 3(型番:ZE520KL)」や「ZenFone 3 Deluxe(型番:ZS550KL)」と同様。
対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でB1およびB3、B5、B7、B8、B18、B19、B20、B26、B28、TD-LTE方式でB38およびB40、B41、3GのW-CDMA方式でB1およびB2、B5、B6、B8、B19、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHz。
ディスプレイを覆うのはフラットな強化ガラス「Gorilla Glass 4」で、前面も背面も真っ平らとなっており、ZenFone 3のツヤ感のある質感と比べると落ち着いている感じ。前面にはディスプレイの上にF2.0および広角85°レンズの約800万画素フロントカメラや通話用スピーカー、近接センサー、光センサーなどが配置。
一方、ディスプレイ下の中央に指紋センサーを内蔵したクリック感のあるホームキーを搭載し、その左右に静電式の戻るキーとアプリ履歴キーが配置されています。2つの静電式キーはZenFone 3 Laserとは異なり、操作すると光るようになっています。
HUAWEI P8maxはナビゲーションキーが画面内に表示されるオンスクリーンボタンとなっているのを考えると、フルHDをいっぱいまで表示でき、サイズもほとんど変わらないのは、ZenFone 3 Ultraのほうが優位点でしょう。
背面にはZenFone 3 Laserなどにはあったアンテナのラインも見えないオールメタルのユニボディーとなっています。素材も航空機の機体にも使用されるレベルの頑強な合金を採用し、240の精巧なステップから制作されているとのこと。
さすがに片手操作は快適とは言いにくいですが、片手で持つことはできますし、きちんとホールド(握る)ことも大抵の人はできると思います。また前面や背面は平らですが、側面が丸みのあるデザインとなっているので角が当たって痛いという感じはありません。
背面には約2300万画素積層型CMOSリアカメラやデュアルカラーLEDフラッシュ、音量上下キー、ASUSロゴなどがあります。リアカメラはレーザーオートフォーカス(AF)などの3つの方式による0.03秒とより高速になった「TriTechオートフォーカス」、4軸光学手ブレ補正(OIS)と3軸電子式手ぶれ補正(EIS)、6層F2.0レンズに対応。
また、ZenFone 3 Ultraではホームキーに指紋センサーが内蔵されていることもあり、他のZenFone 3シリーズとは異なり、ZenFone 2シリーズまでの背面に音量上下キーが配置されているのも同じZenFone 3シリーズでそれぞれ微妙にボタン配置やデザインなどが違ううちの1つです。
バッテリー容量は4600mAh(取外不可)。連続待受時間は3Gで約408時間、au VoLTEで約379.2時間、連続通話時間は3Gで約2040分、au VoLTEで約2280分、連続使用時間は約11.7時間。充電時間は約2.5時間。急速充電「Quick Charge 3.0」に対応。
カラーバリエーションは今回お借りしたローズゴールドのほか、シルバーとグレーの3色展開。以前に紹介した台湾版も同様にRose GoldとGlacier Silver、Titanium Grayの3色展開と同じに。なお、台湾版はTitanium Gray(グレー)を紹介しているのでグレーの色合いはそちらで確認してみてください。
その他の仕様はQualcomm製64bit対応オクタコアCPU「Snapdragon 652(MSMMSM8976)」や4GB LPDDR3内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージ、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Beidou)、Bluetooth 4.2、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、加速度センサー、磁気センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、RGBセンサーなど。
OSはAndroid 6.0.1(開発コード名:Marshmallow)と独自ユーザーインターフェース「ZenUI 3.0」を採用し、日本語入力アプリも「ATOK for ASUS」をプリインストール。またクラウドストレージサービス「ASUS WebStorage」(5GB)および「Google Drive」(100GB・2年間)が利用可能。
音響面ではハイレゾのほか、DTS Headphone:Xにも対応し、イヤホンやヘッドフォン使用時には7.1chのバーチャルサラウンドサウンドでまるで映画館やライブハウスにいるかのような立体的なサウンドを楽しめます。また付属イヤホンがハイレゾ対応なのも嬉しいところ。
最後に他のいくつかのスマホやタブレットとサイズ感を比較してみました。

同じローズゴールドでもZenFone 3 Ultraのほうが色が濃いというかローズ(ピンク)感が強いという印象。並べるとiPhoneのほうが普段意識していないゴールド感(黄色っぽさ)がわかるといったところ
ざっくりと外観と同梱物を紹介しましたが、今後、操作感や実際に使ってみてどうなのかといったあたりも紹介していきたいと思います。
記事執筆:memn0ck
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