1万6070円で楽しめる高音質ワイヤレスイヤホン「VERSE」が発売!

バリュートレードは28日、都内にて「ERATOイヤホン新製品発表会」を開催し、アメリカの周辺機器メーカーであるERATOの新型“トゥルーワイヤレスイヤホン”(完全ワイヤレスイヤホン)「VERSE」を2017年10月6日(金)に発売することを発表した。価格は14,880円(税別)。

会場にはVERSEの製品展示と上位モデル「Apollo7」の展示も行われていた。Apollo7はプレミアムサウンドが楽しめるワイヤレスイヤホンとして高い評価を得ているモデル。販売価格は36,880円で、対応コーデックはSBCおよびAAC、aptXだ。

一方、VERSEはApollo7のサウンドはそのまま継承し、コーデックをSBCとAACのみにした下位モデルとなる。使用しているサウンドユニットは同じものなのだそうだが、筐体のサイズはVERSEの方がひと回り大きい。それはコストを下げるためにApollo7より大きい電子パーツを使っているためなのだという。今回はこのVERSEについてレポートしていきたいと思う。

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VERSEは独自開発の「GraphenDriver」によるクリアでダイナミックなサウンド再現を得意とする。写真のようにケーブルがないシンプルなデザインのカナル型のイヤホンで、ハウジングの中にBluetoothアンテナ、60mAhバッテリー(片側)を搭載している。重さは約4.5g(片側)。

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形状が似ているので左右間違えやすそうだが、側面に分かりやすく「L」と「R」のプリントがある。両サイドに見える突起が操作ボタンだ。

このボタン長押しで電源のオン/オフ、電源オン時にそのまま長押しすることでBluetoothのペアリングモードとなる。ペアリングが完了すると、左右の操作ボタンは、楽曲の再生/停止、着信時の受話/終話ボタンとして機能する。

ユニークなのは、左のイヤホンの操作ボタンを2回押すとボリュームダウン、右のイヤホンの操作ボタンを2回押すとボリュームアップ、音楽再生中に左のイヤホンの操作ボタンを1秒間長押しすると曲戻し、右のイヤホンの操作ボタンを1秒間長押しすると曲送りとなる。

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付属の充電ケースは、VERSEのカラーに合わせてブラックとホワイトがある。中には800mAhのバッテリーを搭載しており、VERSEを4回フル充電可能としている。VERSEの充電時間は約2時間、連続再生は最大3時間とのこと。ケースのサイズは約55×55×25.5mm、質量は約49g。

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側面には充電用のmicroUSB端子がある。色はブラックおよびホワイトの2色展開。イヤーピースはS/M/L(各1ペア)が付属し、充電用のmicroUSBケーブルも同梱される。本体はIPX5準拠の防水にも対応。

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充電ケースの内側には充電用の接点と中央にはVERSEを固定するためのマグネットがある。なお、VERSEを充電ケースに入れた際にクルクルまわらないように操作ボタンが内側で固定されるようになっている。

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VERSEはやや大きめのだが本体が軽く、耳孔あわせた3種類のイヤーチップが付属するので装着感は悪くない。このイヤーチップはSpinfitとの共同開発したもので、先端柔らかい素材となっておりこれによって動き耳の穴に沿って差し込むことができるため、遮音性と鼓膜へダイレクトに音を運ぶ役割を担う。

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充電は充電ケースに入れておくだけ。VERSE本体の赤いランプが消灯すれば充電完了だ。充電ケースの青いランプはバッテリー残量を表し、青から赤いランプに切り替わるとバッテリー残量が25%未満になったことを知らせる。充電ケースを充電中の場合は、左側の「稲妻」マークが赤く点灯する。

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充電ケースからイヤホンを取り出す際に左右に振ってから取り出すと電源スイッチがオンになる。残念ながらVERSEの電源が入っても機器との接続は行われず、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン(スマホ)、DAPとの接続を機器側から行う必要があるようだ。なお、対応するBluetoothプロファイルはA2DP(1.2)およびAVRCP(1.4)、HFP(1.6)、HSP(1.2)となる。

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VERSEの実機を試してみたところ、ケーブルレスで軽く耳に入れていても気にならないつけ心地だ。気になる音質は想像以上にクリアで驚く。低音はパワーがあり、ベースのリズム感もしっかりある。一方で高音域はクリアでメリハリがあり1音1音カチッと音がする。メリハリのある高音そして低音のパワーでVERSEは元気のあるキャラクターという印象だ。ヌケの良い高音はまさにApollo7譲りだ。

ワイヤレスイヤホンは有線よりも音が悪いというイメージがあるが、VERSEは音楽を楽しむために最適なバランスとなるようチューニングされているように感じた。

正直なところ同価格帯の有線イヤホンよりサウンドクオリティが高い。ケーブルレスの開放感があり音と利便性を含めておよそ1.5万円という価格設定はお買い得であるといえる。



記事執筆:mi2_303


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