RFC違反のメールアドレスがiOS 14・iPadOS 14では送信不可に!ドコモメールで注意・対策が案内

NTTドコモがiPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」の最新バージョン「iOS 14」および「iPadOS 14」以降において「メール」アプリに設定したドコモメール(「@docomo.ne.jp」ドメイン)にて送信できなくなる事象を確認しているとお知らせしています。

原因は利用しているメールアドレス内に2連続のドット「..」が含まれていたり、アットマーク(@)の前にドット「.@」が含まれている場合にRFC違反となるためとしており、送信できなくなってしまった場合にはメールアドレスを変更するか、プロファイルの更新を実施する必要があるということです。

プロファイルの更新は「プロファイルの更新を行う」から行い、iOS 14・iPadOS 14未満の場合は利用する必要はなく、誤って更新を行ってしまった場合はこちらから再ダウンロードおよび更新を行うよう案内しています。

なお、プロファイルをiOS 14・iPadOS 14以降のものに更新した際には受信者が利用するメールアプリによっては通常「abc.@docomo.ne.jp」というメールアドレスの場合に「"abc."@docomo.ne.jp」と見える場合があるほか、相手の迷惑メールの設定によっては送信したメールが相手に届かない可能性があるとのこと。

またプロファイルのダウンロードはdアカウント利用設定が「利用する」に設定されている必要があり、プロファイルがダウンロードできない場合は無線LAN(Wi-Fi)をOFFにして「My docom」から「メール設定」→「メール設定(迷惑メール/SMS対策など)」→「dアカウント利用設定の確認/変更」にて「利用する」にします。

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iOS 14およびiPadOS 14は今年9月17日(日本時間)に正式版がリリースされ、最新スマートフォン(スマホ)「iPhone 12」シリーズなどにはプリインストールされており、今回、NTTドコモではRFC違反となるメールアドレスに「..」や「.@」などがある場合に標準の「メール」アプリでドコモメール(@docomo.ne.jpドメイン)が送信できなくなっているということです。

この件についてはiOS 14・iPadOS 14がリリースされた直後から利用者より報告が上がっており、Apple公式Webサイトにおける「Apple コミュニティ」でもNTTドコモではどうしようもなく、RFC違反となることからAppleが今後修正する可能性も不明となっており、少なくとも現在までのiOS 14.2・iPadOS 14.2では送信できないままとなっています。

対策としてはRFC違反とならないようにアットマーク(@)の前をダブルクオーテーション(”)で括ったメールアドレスにするためのプロファイルに更新するか、ドコモメールのWebブラウザー版( https://mail.smt.docomo.ne.jp/ )を利用するか、メールアドレスの変更が推奨されています。ただし、”で括ったメールアドレスにするためのプロファイルに更新しても送信できないといった報告もあり、ドコモメールを利用していて送信できなくなってしまった場合には不便な状況となっています。



記事執筆:memn0ck


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