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ソースネクストの新製品「タブレットmim」と「AutoMemo」はどんな製品なのか? |
既報通り、ソースネクストは10日、「ソースネクスト 新製品発表会」を開催し、同社が展開するAI翻訳機「POCKETALK(ポケトーク)」(以下、ポケトーク)のテクノロジーを活用した新製品として、AI筆談機「タブレットmimi(ミミ)」とAIボイスレコーダー「AutoMemo(オートメモ)」の2製品を2020年12月4日(金)に発売すると発表した。
タブレットmimiは今年9月4日に発売された「ポケトークmimi(ミミ)」の姉妹品という位置付で、入力された音声を認識してディスプレイに文字表示させる製品だ。ハンズフリーに対応し、難聴者とのコミュニケーションツールとしての活用を想定したタブレットデバイスとなる。
一方のAutoMemoは音声を録音するボイスレコーダーだが、録音した音声をクラウド経由でテキストデータに変換するサービスとセットになった製品で、専用のスマートフォン(スマホ)など向けアプリや指定したメールアドレスに録音した音声と、音声から変換されたテキストデータが届く仕組みとなっている。
本記事では同日11月10日に開催された発表会のタッチ&トライスペースでタブレットmimiとAutoMemoに触れることができたので、写真や動画を交えながらそれぞれの製品のレポートをする。
●タブレットmimi
「タブレットmimi」は、入力された音声をクラウド上のAIで音声認識をして、ディスプレイに文字表示するためのデバイス。基本的な機能は「ポケトークmimi」とほぼ同じだが、
・タブレットなので大きく見やすい
・クレードルを同梱しており充電しながら使える
・背面にスタンドを備えているため立てて使える
・ハンズフリーに対応しているため電源ボタン以外のボタン類がない
これらが「ポケトークmimi」とは異なる。
残念ながら、タッチ&トライのスペースではモックアップのみの展示だったため、外観のチェックしかできなかったが上部側面に電源ボタン、背面にスタンド、下部側面に充電用接点のみとかなりシンプルな仕様になっていた。
背面のスタンドは、スタンドの隣に設けられた「▶」を右方向にスライドさせると、起き上がるようになっている。
本体サイズは、約230.8mm(幅)×129.5mm(高さ)×10.45mm(厚み)、本体重量は約445g、タッチパネル対応の約8インチディスプレイを搭載する。
クラウド上のAIを使うため通信が発生する。SIMカードスロットは搭載していないが、国内通信2年付きのeSIMを内蔵している。通信規格は4G LTE(日本国内のKDDI回線に接続)。また、Wi-Fi機能も備えており、IEEE802.11a/b/g/n・2.4GHz、5GHz(5.2GHz、5.3GHz、5.6GHz)に対応する。
バッテリーは、5020mAhのリチウムイオン電池を搭載。同梱品は、タブレットmimi本体、タブレットmimi専用充電クレードル、スタートガイド、ユーザー登録ハガキ、個人情報保護シール、ユーザー登録カード、ACアダプター、取扱説明書となる予定。
価格は、個人利用で購入する場合34,980円(税込)。購入以外にも月額3,278円(税込)でのレンタルサービスも用意されている。なお、法人利用の場合「タブレットmimi(法人用プラン)」が用意されているが、こちらはレンタルサービスのみとなっている。
「ポケトークmimi」は、今年7月8日に発売された「ポケトーク S Plus」をベースにしたAI筆談機の第1弾モデル。
「ポケトーク S Plus」は、昨年に発売された「ポケトーク S」よりも画面サイズが1.85倍大きくなっており見やすさと、内蔵バッテリーの大型化で電池持ちも長くなっている。
従来の「ポケトーク S」のサイズ感に慣れていると、「ポケトークmimi」は大きく表示文字も見やすいが「タブレットmimi」は、より本体サイズを大型化することで、さらに見やすくなっている。
「ポケトークmimi」は、従来のポケトークシリーズのように、ディスプレイ下の丸いボタンを押してから話し始める必要があるが、来春を目途にハンズフリー機能にも対応する予定。
●AutoMemo
「AutoMemo」は、スティックタイプのボイスレコーダーだが、Wi-FiやBluetoothを搭載しており録音した音声データをクラウド上にアップロードすることができる。
「AutoMemo」は、デバイス本体で録音した音声データをクラウドにアップロードしてAIによる音声認識やテキスト変換、さらには音声データの保存ができる。音声や変換されたテキストデータはスマホの専用アプリに届けられる。また、専用アプリでメールアドレスを指定すれば、音声の保存先URLとテキストデータをメールで受け取ることもできる。
「AutoMemo」本体からクラウドに音声データをアップロードするための通信はWi-Fiを利用するため、SIMカードスロットやeSIMは搭載していない。Wi-Fiの設定はスマホの専用アプリで可能。なお、「AutoMemo」とスマホはBluetoothで接続する。
本体正面の上部に丸いボタンが2つあるが、上の大きなボタンを押すと録音開始と停止ができる。大きなボタンの下にある少し小さくしたボタンは「ブックマークボタン」で、音声データにマーカーを付ける際に利用する。
本体の右側面には電源ボタンとLEDランプを搭載し、本体上部側面にはマイク、下部側面にはマイクジャックとUSB Type-Cの端子を備える。
本体サイズは約130(高さ)×41(幅)×12mm(厚さ)、重量は約86g、バッテリーは1400mAhのリチウムイオン電池を搭載。Wi-FiはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz:1~13ch)、Bluetoothのバージョンは4.2。USB Type-Cケーブルを付属、専用アプリの動作環境は、iOSが13.0以上、Android 6.0以上となっている。
音声をテキスト化することで、「キーワード検索」ができたり「タップしたテキストの部分から音声再生」ができたりするのが、一般的なボイスレコーダーとは大きく異なる点だ。
「AutoMemo」本体の価格は19,800円(税込)で、毎月1時間までの録音データをテキスト化できる「ベーシックプラン」は無料となっている。
また、毎月30時間までの録音データをテキスト化できる「プレミアムプラン」は月額980円(税込)だが、発売記念キャンペーンとして2021年6月末までの期間は無料。つまり、期間中は無料で毎月30時間までの録音データをテキスト化できる。
なお、1回のチャージで10時間分の録音データのテキスト化が可能で、さらに余った時間は翌月以降に繰り越すことができる「10時間チャージ」は1回につき980円(税込)となっている。
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・AIボイスレコーダー「AutoMemo」(オートメモ)|ソースネクスト
「タブレットmimi」は、入力された音声をクラウド上のAIで音声認識をして、ディスプレイに文字表示するためのデバイス。基本的な機能は「ポケトークmimi」とほぼ同じだが、
・タブレットなので大きく見やすい
・クレードルを同梱しており充電しながら使える
・背面にスタンドを備えているため立てて使える
・ハンズフリーに対応しているため電源ボタン以外のボタン類がない
これらが「ポケトークmimi」とは異なる。
残念ながら、タッチ&トライのスペースではモックアップのみの展示だったため、外観のチェックしかできなかったが上部側面に電源ボタン、背面にスタンド、下部側面に充電用接点のみとかなりシンプルな仕様になっていた。
背面のスタンドは、スタンドの隣に設けられた「▶」を右方向にスライドさせると、起き上がるようになっている。
本体サイズは、約230.8mm(幅)×129.5mm(高さ)×10.45mm(厚み)、本体重量は約445g、タッチパネル対応の約8インチディスプレイを搭載する。
クラウド上のAIを使うため通信が発生する。SIMカードスロットは搭載していないが、国内通信2年付きのeSIMを内蔵している。通信規格は4G LTE(日本国内のKDDI回線に接続)。また、Wi-Fi機能も備えており、IEEE802.11a/b/g/n・2.4GHz、5GHz(5.2GHz、5.3GHz、5.6GHz)に対応する。
バッテリーは、5020mAhのリチウムイオン電池を搭載。同梱品は、タブレットmimi本体、タブレットmimi専用充電クレードル、スタートガイド、ユーザー登録ハガキ、個人情報保護シール、ユーザー登録カード、ACアダプター、取扱説明書となる予定。
価格は、個人利用で購入する場合34,980円(税込)。購入以外にも月額3,278円(税込)でのレンタルサービスも用意されている。なお、法人利用の場合「タブレットmimi(法人用プラン)」が用意されているが、こちらはレンタルサービスのみとなっている。
「ポケトークmimi」は、今年7月8日に発売された「ポケトーク S Plus」をベースにしたAI筆談機の第1弾モデル。
「ポケトーク S Plus」は、昨年に発売された「ポケトーク S」よりも画面サイズが1.85倍大きくなっており見やすさと、内蔵バッテリーの大型化で電池持ちも長くなっている。
従来の「ポケトーク S」のサイズ感に慣れていると、「ポケトークmimi」は大きく表示文字も見やすいが「タブレットmimi」は、より本体サイズを大型化することで、さらに見やすくなっている。
「ポケトークmimi」は、従来のポケトークシリーズのように、ディスプレイ下の丸いボタンを押してから話し始める必要があるが、来春を目途にハンズフリー機能にも対応する予定。
●AutoMemo
「AutoMemo」は、スティックタイプのボイスレコーダーだが、Wi-FiやBluetoothを搭載しており録音した音声データをクラウド上にアップロードすることができる。
「AutoMemo」は、デバイス本体で録音した音声データをクラウドにアップロードしてAIによる音声認識やテキスト変換、さらには音声データの保存ができる。音声や変換されたテキストデータはスマホの専用アプリに届けられる。また、専用アプリでメールアドレスを指定すれば、音声の保存先URLとテキストデータをメールで受け取ることもできる。
「AutoMemo」本体からクラウドに音声データをアップロードするための通信はWi-Fiを利用するため、SIMカードスロットやeSIMは搭載していない。Wi-Fiの設定はスマホの専用アプリで可能。なお、「AutoMemo」とスマホはBluetoothで接続する。
本体正面の上部に丸いボタンが2つあるが、上の大きなボタンを押すと録音開始と停止ができる。大きなボタンの下にある少し小さくしたボタンは「ブックマークボタン」で、音声データにマーカーを付ける際に利用する。
本体の右側面には電源ボタンとLEDランプを搭載し、本体上部側面にはマイク、下部側面にはマイクジャックとUSB Type-Cの端子を備える。
本体サイズは約130(高さ)×41(幅)×12mm(厚さ)、重量は約86g、バッテリーは1400mAhのリチウムイオン電池を搭載。Wi-FiはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz:1~13ch)、Bluetoothのバージョンは4.2。USB Type-Cケーブルを付属、専用アプリの動作環境は、iOSが13.0以上、Android 6.0以上となっている。
音声をテキスト化することで、「キーワード検索」ができたり「タップしたテキストの部分から音声再生」ができたりするのが、一般的なボイスレコーダーとは大きく異なる点だ。
「AutoMemo」本体の価格は19,800円(税込)で、毎月1時間までの録音データをテキスト化できる「ベーシックプラン」は無料となっている。
また、毎月30時間までの録音データをテキスト化できる「プレミアムプラン」は月額980円(税込)だが、発売記念キャンペーンとして2021年6月末までの期間は無料。つまり、期間中は無料で毎月30時間までの録音データをテキスト化できる。
なお、1回のチャージで10時間分の録音データのテキスト化が可能で、さらに余った時間は翌月以降に繰り越すことができる「10時間チャージ」は1回につき980円(税込)となっている。
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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