ソフトバンクが4G周波数帯の5Gへの転用を2月15日から順次提供開始!

ソフトバンクは15日、携帯電話サービス「SoftBank」において「5G(第5世代移動通信システム)」のSub6(3.7GHz帯)およびミリ波(28GHz帯)に加えてこれまで4G(LTE)の周波数帯として有効利用中の700MHz帯および1.7GHz帯、3.4GHz帯を利用した5Gサービスの提供を2021年2月15日(月)から千葉県および東京都、愛知県の一部エリアから順次開始すると発表しています。

今回新たに提供する4G周波数帯での5Gサービスは5G対応機種のソフトウェア更新行うことで利用可能で、まずは同日より「Xperia 5 II(型番:A002SO)」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)のソフトウェア更新を提供開始しています。また「AQUOS sense5G(型番:A004SH)」(シャープ製)についても2月18日(木)から対応するソフトウェア更新を提供開始予定だとのこと。

その他の5G対応機種についても順次ソフトウェア更新を行っていくとしています。また合わせて同社ではサービスエリアマップを更新し、3.7GHz帯の2021年1月末時点に加え、3.7GHz帯および28GHz帯、700MHz・1.7GHz・3.4GHz帯のそれぞれの2021年春以降予定を公開しています。なお、これらの5Gサービスは2月18日から携帯電話サービス「Y!mobile」でも提供されます。

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ソフトバンクではSub6の3.7GHz帯(n77)による5Gサービスを昨年3月27日より提供していますが、新たに現在4Gで利用している周波数帯を用いた5Gサービスを2月15日から順次提供します。またミリ波の28GHz帯(n257)による5Gサービスも今春より提供開始される予定です。

今回、転用される4G周波数帯は700MHz帯(Band 28)および1.7GHz帯(Band 3)、3.4GHz帯(Band 42)で、それぞれ5Gでは700MHz帯(n28)および1.7GHz帯(n3)、3.4GHz帯(n77)として提供され、700MHz帯および1.7GHz帯はFDD方式、3.4GHz帯はTDD方式となります。

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またソフトバンクではすでに約23万カ所の基地局設置場所を確保しており、2020年度末(2021年3月末)に約1万局、2021年度末(2022年3月末)に約5万局、2025年度頃に約20万局の5G基地局を設置する計画で、2021年度末には5Gの人口カバー率が90%を超える予定となっています。

なお、既存のLTE周波数帯を利用した5Gの通信速度は「SoftBank 4G」または「SoftBank 4G LTE」と同等となり、利用しているスマートフォン(スマホ)の画面上(画面上部)で待受時に「5G」と表示されている場合でも通信を行う際に表示が「4G」に切り替わり、4G通信が使用される場合があります。機種別の5G対応周波数帯とソフトウェア更新の提供時期は以下の通り。

機種名3.7GHz帯28GHz帯700MHz帯1.7GHz帯3.4GHz帯ソフトウェア更新時期
Xperia 5 II2月15日
AQUOS sense5G2月18日
AQUOS R5G3月以降
LG V60 ThinQ 5G3月以降
AQUOS zero5G basic4月以降順次
OPPO Reno3 5G4月以降順次
Pocket WiFi 5G A004ZT4月以降順次
Google Pixel 4a (5G)4月以降順次
Google Pixel 54月以降順次
Redmi Note 9T4月以降順次
iPhone 12 Pro・iPhone 12 Pro Max順次対応予定
iPhone 12・iPhone 12 mini順次対応予定
凡例 ●:対応済み、〇:ソフトウェア更新により対応、-:対応予定なし
※ 時期は未定ですが対応する予定です。





記事執筆:memn0ck


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