docomo 5Gスマホ「Xperia 10 III SO-52B」を写真と動画でチェック!

既報通り、NTTドコモが「2021年夏モデル」として5Gに対応したスタンダードスマートフォン(スマホ)「Xperia 10 III SO-52B」(ソニー製)を6月18日に発売した。価格(金額はすべて税込)は公式Webストア「ドコモオンラインショップ」では51,480円だ。

また他社から乗り換え(MNP)の場合に「5G WELCOME割」によって22,000円が割り引かれて29,480円となる。なお、スマホおかえしプログラムは対象外となっている。さらに購入キャンペーンも実施されて2021年7月31日(土)までにソニー製純正カバーとともに購入して応募すると、dポイント3,000ポイントがプレゼントされる。

加えて2021年9月21日(火)までに購入・応募すると音楽配信サービス「Deezer」または「Nuggs.net」、「mora qualitas」のいずれかが3ヶ月無料で使えるキャンペーンも実施されている。今回はそんなXperia 10 III SO-52Bを実際に試したので、まずは外観を中心に写真や動画を交えて紹介する。

なお、同機はソニーの最新ミッドレンジスマホ「Xperia 10 III」のNTTドコモ版で、Xperia 10 IIIは日本では他にもau版「Xperia 10 III SOG04」が同じく6月18日に発売され、さらにY!mobile版「Xperia 10 III(型番:A102SO)」が7月2日に発売される予定で、これらの日本向け製品はおサイフケータイ(FeliCa)に対応している。

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Xperia 10 III SO-52Bの前面。左からホワイト、ブラック、ブルー、ピンク、イエロー。ディスプレイの上には左からフロントカメラ、受話口、近接センサー、照度センサーがあり、右端に通知用LEDが搭載されている

Xperia 10 III SO-52Bはソニーから今年4月に発表された「Xperia」シリーズの最新スタンダードスマホで、前機種「Xperia 10 II」と同様にアスペクト比9:21の約6.0インチFHD+(1080x2520ドット)有機ELによるシネマワイドディスプレイやトリプルレンズカメラを搭載し、チップセット(SoC)にミッドレンジ向け「Snapdragon 690 5G Mobile Platform」を搭載することによって新たに5Gに対応したのた最も大きなトピックとなっている。

ディスプレイは引き続いてノッチやパンチホールなどの切り欠きがなく、ソニーの有機ELテレビ「BRAVIA」で培った技術によって動画再生時の画質最適化を搭載し、HDRやDCI-P3 97%をサポートして際立つ迫力の映像体験ができるという。フロントカメラは1/4型の約800万画素CMOS/広角レンズ(画角78°・焦点距離24mm相当・F2.0)を搭載する。

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6インチと聞くと大きいイメージを持つかもしれないが、非常に縦長なので横幅は68mmと以前の16:9の画面なら5インチサイズに近く持ちやすい

またリフレッシュレートは60Hzながらもタッチサンプリングレートは120Hzとなっている。有機ELディスプレイだが、指紋センサーは画面内ではなく、Xperia 8やXperia 10 IIと同様に本体右側面の電源キーに内蔵されている。なお、生体認証としては顔認証には対応していない。

サイズは約154×68×8.3mm、質量は約169gとなっており、横幅は70mmを切っており、Xperia 10 IIの69mmよりもさらに1mm狭くなってより持ちやすくなっている。外観もXperia 10 IIを継承したシンプルな佇まいで、新たにディスプレイを覆う前面だけでなく背面も強化ガラス「Corning Gorilla Glass 6」が採用され、傷つきにくく割れにくくなっているという。

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Xperia 10 III SO-52Bの背面。左からホワイト、ブラック、ブルー、ピンク、イエロー。

本体カラーはauとY!mobileではホワイトおよびブラック、ブルー、ピンクの4色展開だが、NTTドコモではこれにドコモオンラインショップ限定カラーであるイエローを追加した5色展開となっている。

各色ともに背面は光沢仕様で、側面まで背面と同じ色となっているが、前面は画面の周り(ベゼル)が各色ともに黒となっている。ただし、側面はマット仕様で、ガラス繊維入りのナイロン樹脂を採用している。また防水(IPX5およびIPX8)や防塵(IP6X)にも対応する。

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NTTドコモ版の背面には中央に「SONY」のロゴ、下部に「docomo 5G」と「XPERIA」のロゴ、そのさらに下に型番「SO-52B」が記載されている


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ドコモオンラインショップ限定カラーのイエロー。スマホなどのデジタル製品には珍しいレモンのような鮮やかな黄色が眩しい。また写真ではわかりにくいが、背面の上部中央にFeliCaマーク(アンテナ)が配置されている

背面にはトリプルレンズカメラを搭載し、上から超広角、広角、望遠となっており、光学0.6〜2倍に対応することでシーンに合わせて撮影を楽しめ、ノイズ低減技術とF値1.8の明るいレンズによって暗所でもノイズが少なく明るく撮影可能で、そのさらに上にLEDフラッシュライトが搭載されている。

・1/2.8型の約1220万画素裏面照射積層型CMOS「Exmor RS for mobile」/広角レンズ(画角75°・焦点距離27mm相当・F1.8)
・1/4型の約800万画素CMOS/超広角レンズ(画角120°・焦点距離16mm相当・F2.2)
・1/4型の約800万画素CMOS/望遠レンズ(画角45°・焦点距離54mm相当・F2.4)

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Xperia 10 III SO-52Bのリアカメラ部分。より低価格な「Xperia Ace II SO-41B」はカメラの出っ張りがまったくなかったが、Xperia 10 III SO-52Bは若干出っ張りがある

主な仕様は6GB内蔵メモリー(RAM)や128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、4500mAhバッテリー、急速充電(USB PD)、USB Type-C端子(USB 3.1 Gen1)、3.5mmイヤホンマイク端子、FMラジオ、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.1、位置情報取得(A-GPSなど)。

特にXperia 10 IIからはバッテリー容量が強化され、Xperia 10 IIの3600mAhからXperiaシリーズでは最大の4500mAhに増量されて電池の持ちが良くなっており、いたわり充電やXperia Adaptive Chargingなどの独自の充電制御技術によってバッテリーへの負荷を軽減して3年使っても劣化しにくいようになっているとのこと。なお、ワイヤレス充電には非対応。

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Xperia 10 III SO-52Bの左右側面。右側には音量上下キーや電源キー、Google アシスタントキー、左側にはnanoSIMカード(4FF)とmicroSDカードのスロットが配置


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nanoSIMカードとmicroSDカードのスロットはSIMピンを使わずに爪などで引っ掛けて開けるタイプで、やや開けにくい印象。またスロットはnanoSIMカードとmicroSDカードを表裏に設置するようになっている


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Xperia 10 III SO-52Bの上下側面。上側には3.5mmイヤホンマイク端子とサブマイク、下側にはマイク(送話口)とUSB Type-C端子が配置。なお、外部スピーカーは前面のディスプレイの下に搭載されている

携帯電話ネットワークは5G(NR方式)のSub6におけるSAおよびNSAをサポートし、対応周波数帯は5G NR方式のn78および79、4G LTE方式のBand 1および3、5、12、19、21、39、42、3G W-CDMA方式のBand IおよびV、2G GSM方式の850および900、1800、1900MHzとなっており、NTTドコモ網ではFOMA(3G)に対応しない。

ざっくりと外観を中心に見てきたが、ライバルとなるのはやはり同じSoCを搭載し、カラーバリエーションも豊富な「AQUOS sense5G SH-53A」となるだろう。両機種ともに手頃なサイズ感で持ちやすくというコンセプトも似ているため、どうしても比較してしまうと、AQUOS sense5G SH-53Aは価格が39,600円とXperia 10 III SO-52Bよりも安いのは大きいと思われる。

一方、Xperia 10 III SO-52BはAQUOS sense5G SH-53Aよりは大きな画面あたりが魅力となるのだろうが、少なくともXperiaだからというのはもはや売りにはならず、だからこそ、ここ数年はAQUOSの方が販売台数も人気も上となっているわけで、Xperia 10 III SO-52Bがそこをどうやって払拭するのか気になるところだ。最後にXperia 10 III SO-52Bを紹介している動画を掲載しておく。



【ドコモ スマートフォン「Xperia 10 III SO-52B」の主な仕様】
機種名Xperia 10 III SO-52B
サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜]約154×68×8.3mm(最厚部9/1mm)
質量[g](電池含む)約169g
OSAndroid 11
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式]約6.0インチ有機EL トリルミナスディスプレイ for mobile
FHD+(1080x2520ドット)
約1677万色
HDR表示
SoCQualcomm Snapdragon 690 5G Mobile Platform
CPUオクタコアCPU
(2.0GHz×4+1.7GHz×4)
内蔵メモリー(RAM)6GB
内蔵ストレージ128GB
外部ストレージ(最大対応容量)microSDXC(1TB)
リアカメラ[有効画素数/F値]トリプルカメラ[約1220万画素CMOS(F1.8、広角レンズ)+約800万画素CMOS(F2.2、超広角レンズ)+約800万画素CMOS(F2.4、望遠カメラ)]
フロントカメラ[有効画素数/F値]シングルカメラ[約800万画素CMOS(F2.0、広角レンズ)]
バッテリー容量4500mAh/17Wh(内蔵電池)
連続待受時間(静止時)[4G(LTE)]約600時間
連続通話時間(LTE)[VoLTE/VoLTE(HD+)/VoLTEビデオコール]約1690分/約1680分/ー
充電時間ポータブルACアダプタ 01kuruko:約200分
ポータブルACアダプタ 02:約155分
ACアダプタ 05:約200分
ACアダプタ 07:約135分
接続端子USB Type-C(USB 3.1 Gen1)
ワイヤレス充電(Qi)
通信速度(受信時/送信時の最大速度)2.1Gbps/218Mbps
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
WORLD WING[対応ネットワ−ク:LTE/3G/GSM]○/○/○
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB]10台/4台/1台
Bluetooth○(5.1)
防水・防塵○(IPX5、IPX8)/○(IP6X)
ワンセグ/フルセグー/ー
FMラジオ
おサイフケータイ[FeliCa]/NFC○/○
生体認証○(指紋)
ハイレゾ
スグ電/スグアプ○/○
SIMカードnanoUIM
本体カラーホワイト、ブラック、ブルー、ピンク、イエロー
メーカーソニー




記事執筆:S-MAX編集部


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