AppleがiPhoneなど向けiOS 15.3.1とiPadOS 15.3.1をリリース!

Appleは10日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」の最新バージョン「iOS 15.3.1(19D52)」および「iPadOS 15.3.1(19D52)」を提供開始したとお知らせしています。

対象機種はiOS 15およびiPadOS 15の対象機種である最新の「iPhone 13」シリーズや「iPad(第9世代)」および「iPad mini(第6世代)」を含むiPhone 6s以降およびiPod touch(第7世代)、iPad(第5世代)・iPad Air 2・iPad mini 4・iPad Pro以降の各製品にて無料で更新可能です。

変更点は点字ディスプレイが応答しなくなることがある問題が修正されているほか、各種の脆弱性が修正されているとのことで、脆弱性では悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理した場合に任意のコードが実行される可能性があるWebkitにおける「CVE-2022-22620」への対処が行われたとのこと。

なお、同社ではこの脆弱性が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しているとしています。その他、スマートウォッチ「Apple Watch」向け「watchOS」の最新バージョン「watchOS 8.4.2(19S553)」やパソコン「Mac」向け「macOS」の最新バージョン「macOS 12.2.1(21D64)」も提供開始されています。

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iPhoneやiPod touch向けのiOS、iPad向けのiPadOSの最新メジャーバージョンとして現地時間9月20日に提供が開始されたiOS 15およびiPadOS 15ですが、その後、各種の新機能が追加されたiOS 15.1・iPadOS 15.1およびiOS 15.2・iPadOS 15.2、iOS 15.3・iPadOS 15.3が提供開始されていましたが、今回、不具合や脆弱性の修正を行うiOS 15.3.1およびiPadOS 15.3.1が提供開始されました。

Appleが案内しているアップデートの内容およびセキュリティーコンテンツの修正は以下の通り。更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。

またiTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 13 Pro MaxでiOS 15.3からだと255GBとなっており、ファイルサイズはそれほどでもないかと思われます。

iOS 15.3.1
iOS 15.3.1ではiPhoneの重要なセキュリティアップデートが提供され、点字ディスプレイが応答しなくなることがある問題が修正されています。

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

iPadOS 15.3.1
iPadOS 15.3.1ではiPadの重要なセキュリティアップデートが提供され、点字ディスプレイが応答しなくなることがある問題が修正されています。

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222










記事執筆:memn0ck


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