OneOdioのワイヤレスヘッドホン「A10」を試す!

中国に拠点を置くオーディオメーカー「OneOdio(ワンオディオ)」は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みモードを搭載したワイヤレスヘッドホン「A10(エーテン)」を販売中だ。

取り扱いは「OneOdio Japan公式サイト」や大手Webストア「Amazon.co.jp」などで、本記事執筆時点の価格(金額はすべて税込)は、公式サイトでは4,999円、Amazon.co.jpでは5,980円だが1,000円引きのクーポンが配布されており適用した場合4,980円で購入できる。

今回は、メーカーから提供いただいたA10を試してみたので、製品の概要や仕様、同梱品チェックの他、操作方法、操作の検証、音質、使用感などをレビューする。

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OneOdio Japan公式サイト トップ

2015年設立のOneOdioは、DJモニターヘッドホンやワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスイヤホンおよび関連アクセサリー製品を中心に製造および販売を手がけている。プロフェッショナル向け製品から一般ユーザー向けまで幅広い製品を扱い、ヘッドホンは有線タイプ、無線タイプを問わずラインナップしている。「高品質なヘッドホンを手ごろな価格で提供したい」という理念の元、数々の製品を揃えており、現在のOneOdio Japanの公式サイトではすべて1万円以下の販売価格で提供している。

S-MAXではこれまでに、ヘッドホン2製品、ワイヤレスイヤホン1製品のレビュー記事を掲載している。
・第1回:ノイキャン搭載の若者向け有線およびワイヤレスのヘッドホン「SuperEQ S1(スーパーイーキュー エスワン)
・第2回:有線接続タイプのプロ向けヘッドホン「MONITOR 60(モニター シックスティ)
・第3回:カナル型のワイヤレスイヤホン「SuperEQ Q2 Pro(スーパーイーキュー キューツー プロ)

■同梱品をチェック
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個装箱正面


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個装箱裏面


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個装箱裏面の記載内容


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個装箱を持ったところ


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上蓋を開けたところ

箔押しでヘッドホンのイラストなどがデザインされている黒ベースの個装箱は、片手で持てるがそれなりの大きさがある。裏面には、同梱品や仕様、カスタマーサービスの連絡先がすべて英語で記載されている。

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専用のキャリングケース


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キャリングケースを手に持ったところ


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キャリングケースを開いた状態


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同梱品一式


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左から航空機用アダプタ、USB Type-Cケーブル、3.5mmオーディオケーブル


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同梱品の袋をすべて開封してキャリングケースに収納した状態

ヘッドホン以外の付属品は、
・キャリングケース
・航空機用アダプタ
・3.5mmオーディオケーブル
・USB Type-Cケーブル
・User Guide(取扱説明書)
これらが同梱する。

OneOdioのロゴが入ったキャリングケースを開けるとヘッドホン本体と付属品がすべて収められている。航空機用アダプタと3.5mmオーディオケーブル、USB Type-Cケーブルはひとつの袋に収められており、袋から開封するとバラバラになってしまうので、キャリングケースにポケットがひとつでもあれば便利だと感じた。ヘッドホンは折りたたんで、キャリングケース内のゴムバンドにはさんで収納できる。

充電用のUSB Type-Cケーブルは同梱しているが、ACアダプタは同梱していないため別途用意する必要がある。取扱説明書は最後のページに「保証書」とカスタマーサポートへの連絡先が記載されているため、取扱説明書兼保証書となっている。

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取扱説明書の日本語ページ。「安全上の重要な情報」「パッケージ内容」


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「製品の概要」と「ヘッドホンの設定」のページ


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「ヘッドホンとデバイスのペアリング」のページ


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「ヘッドホンの使い方」と「製品仕様」のページ


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保証書のページ

全18ページの取扱説明書は、English(英語)とJP(日本語)の2言語に対応。大きめ文字とイラストで見やすく、変わった日本語などはなくわかりやすくまとめられている。

■ヘッドホンをチェック
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イヤーカップを内側に回した状態


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折りたたんだ状態


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左側のイヤーカップ側面


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充電中


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右側のイヤーカップ側面

ここからはヘッドホンをみていこう。イヤーカップは90°回転するタイプで、内側に折りたたむこともできる。

左(L)側にはANCボタン、ANCインジケータ、USB Type-Cポートを搭載している。ANCボタンは短押しする毎に「Noise cancelling on(ノイズキャンセリング オン)」「Noise cancelling off(ノイズキャンセリング オフ)」「Transparency mode(トランスペアレンシー モード:外音取り込み)」の女性の音声アナウンスが流れ、この順番にモードが切り替わる。アナウンスが流れる際は再生中の音声は一旦聞こえなくなる。

また、ANCモードがオンの状態ではANCインジケータが緑に点灯する。一方、USB Type-Cケーブルを接続して充電をはじめるとANCインジケータが赤に点灯する。

右(R)側には電源ボタン、電源インジケータ、音量アップ/曲送り、音量ダウン/曲戻り、3.5mmイヤホンジャックを備えている。

電源ボタンのオン/オフと、曲送り、曲戻りは長押し、電源オンの状態で電源ボタンを短押しすると再生と一時停止ができる。音量アップとダウンは短押しで操作でき、連打でも操作可能なため素早く音量の上げ下げが可能だ。

初めてペアリングする場合は、電源ボタンを長押しすると電源インジケータが青と赤に交互に点滅して自動的にペアリングモードが起動する。ペアリングモードのままで。パソコン(PC)やスマートフォン(スマホ)、ミュージックプレイヤー側のBluetoothの設定画面を操作してペア設定を完了させる。

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Windows 10のBluetooth設定で「デバイスを追加する」画面(クリックもしくはタップで拡大表示)

Windows PCでは「設定」→「デバイス」→「Bluetoothとその他のデバイス」→「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」→「Bluetooth マウス、キーボード、ペン、オーディオ、またはその他の種類の Bluetooth デバイス」を選択し「OneOdio A10 オーディオ」が表示されたらクリック(タップ)する。次の画面で「接続」を選択して正常に接続できれば「完了」をクリック(タップ)すればペア設定が完了する。

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Androidスマホ(シャオミのMIUI 13)のBluetooth設定画面

AndroidスマホもBluetoothをオンにした状態で、Bluetoothの設定画面に進み表示される「OneOdio A10」を選択して「ペア設定」を完了することで、すぐに音楽が聴けるようになる。

ペア設定が完了している機器のBluetoothをすべてオフにするとヘッドホンがペアリングモードに移行して、別の機器とペア設定ができる。

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3.5mmオーディオケーブルでスマホと接続

付属の3.5mmオーディオケーブルを使って有線接続も可能だ。ゲームのプレイなどでBluetooth(無線)接続だとわずかな遅延が気になるといった場合は有線で、普段作業中に音楽を聴く場合は無線でと使い分けることもできる。

なお、USB Type-Cケーブルおよび3.5mmオーディオケーブルを接続した場合は、強制的にヘッドホンの電源はオフになる。また、3.5mmオーディオケーブルで接続している場合でも、ヘッドホンのバッテリーが完全に切れてしまった場合は視聴できなくなる。有線接続しかしない場合であっても、充電は必要ということだ。さらに、有線接続では、ANC・外音取り込み、ボタン操作、マイク機能が無効になってしまうので注意が必要だ。

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スタイリッシュなデザインで持ちやすい


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ヘッドホンの装着イメージ。3.5mmオーディオケーブルでスマホと接続

使用感については、まず装着感がとても良い。以前紹介した「MONITOR 60」は、イヤーパッドがかなり分厚くこちらも肌触りが良く密閉感も十分で「耳のお布団」と表現した。今回のA10はMONITOR 60と比べると異なる厚みや質感のイヤーパッドだが、とても肌触りが良く、しっかりとした密閉感を得られる。

イヤーカップだけでなく全体的にスタイリッシュなA10は、このイヤーパッドの質感や全体的な装着感の良さから長時間装着していても疲れにくいと感じた。

また、ボタン操作についても申し分ない。以前紹介した「SuperEQ S1」では、電源とボリュームアップ・ダウンの3つのボタンがつながっており、指の腹だけではどのボタンなのかを瞬時に判断し難かった。加えてボタンを押した際の「カチカチ」とした音がとても気になった。このことは以前のレビュー記事でも指摘していたが、今回のA10では各ボタンに距離があり、どのボタンなのかが指だけで判断しやすくなっている上に、ボタンも押しやすい。

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右側の3つのボタンは独立している


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指の感覚だけでどのボタンか分かる


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左側のANCボタンも押しやすい

さらに、ボタンを押した際の音も抑えられており、ある程度の音量で視聴している場合はボタンのカチカチ音も気にならない。初めて装着してボタン操作をしても迷うことはなく、ボタンの押しやすさも相まって、思わず感動してしまったほどだ。

今回もっとも気になった点は音質だ。一言でいうと音の解像度が低い。加えて、どういう訳だかANCをオンにした途端、低音が弱くなり全体的に音が軽い。一方で、ANCオフおよび外音取り込みモード、さらには有線接続で視聴してみると、ANCオンに比べて明らかに低音が強くなる。しかし、音の解像度が低いため、ややこもり気味な音質だ。

ANCオン/オフによって明らかに音質が変わることは一般的なイヤホンやヘッドホンではほとんどないが、A10では大きく異なる。逆にANCオン状態の音質は、低音強調タイプが苦手という人には打ってつけかもしれない。というのも、低音は確かに弱く軽い音という印象は受けるものの、よく聴いてみると音自体はとてもクリアだからだ。

この音質については初めはとても気になったが、聴く音楽のジャンルや好みの音質、音量によって感じ方は変わるかもしれない。解像度の低さは気になるが、音自体は決して悪くないため、聴き続けているとある程度慣れてくるのも確かだ。

それよりも、操作のしやすさ、装着感の良さ、さらにはバッテリーも長持ちで、長時間利用しやすい点はとてもおすすめできる。5千円程度で購入できるのも魅力だ。

最後に、同梱品や製品外観、操作方法などのチェックや実際に使ってみた感想を話した動画を紹介する。



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【OneOdio A10の主な仕様】
製品名A10
メーカーOneOdio
重量約248g
スピ一カ一直径40mm
最大入力1600mW
インピーダンス32Ω
Bluetooth5.0
BluetoothプロファイルA2DP、AVRCP、HFP、HSP、SPP、DID、PXP、FMP、BAS
コーデックAAC/SBC
バッテリー容量750mAh
再生可能時間・ANC+BT:最大35時間
・BTのみ:最大54時間
騒音低減効果-25dB~-30dB
周波数帯域20Hz~20000Hz
カラーブラック
同梱品・ヘッドホン本体
・キャリングケース
・航空機用アダプタ
・3.5mmオーディオケーブル
・USB Type-Cケーブル
・User Guide(取扱説明書)







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