AppleがiPhoneなど向けiOS 15.4.1とiPadOS 15.4.1をリリース!

Appleは31日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」の最新バージョン「iOS 15.4.1(19E258)」および「iPadOS 15.4.1(19E258)」を提供開始したとお知らせしています。

対象機種はiOS 15およびiPadOS 15の対象機種である最新の「iPhone SE(第3世代)」や「iPhone 13」シリーズ、「iPad Air(第5世代)」を含むiPhone 6s以降およびiPod touch(第7世代)、iPad(第5世代)・iPad Air 2・iPad mini 4・iPad Pro以降の各製品にて無料で更新可能です。

変更点はiOS 15.4およびiPadOS 15.4においてバッテリーが予想よりも早く消耗する可能性がある問題などを修正したほか、脆弱性ではアプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性があるAppleAVDにおける「CVE-2022-22675」への対処が行われたとのこと。なお、同社ではこの脆弱性が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しているとしています。

その他、スマートウォッチ「Apple Watch」向け「watchOS」の最新バージョン「watchOS 8.5.1(19T252)」やスマートテレビ「Apple TV」向け「tvOS」の最新バージョン「tvOS 15.4.1(19L452)、パソコン「Mac」向け「macOS」の最新バージョン「macOS 12.3.1(21E258)」も提供開始されています。

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iPhoneやiPod touch向けのiOS、iPad向けのiPadOSの最新メジャーバージョンとして昨年9月に提供開始されたiOS 15およびiPadOS 15ですが、その後、各種の新機能が追加されたiOS 15.1・iPadOS 15.1およびiOS 15.2・iPadOS 15.2、iOS 15.3・iPadOS 15.3、iOS 15.4・iPadOS 15.4が提供開始されてきました。

今回、そのiOS 15.4・iPadOS 15.4における不具合や脆弱性の修正を行うiOS 15.4.1およびiPadOS 15.4.1が提供開始されました。更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。

またiTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 13 Pro MaxでiOS 15.4からだと313.2MBとなっています。Appleが案内しているアップデートの内容およびセキュリティーコンテンツの修正は以下の通り。

iOS 15.4.1
iOS 15.4.1には、iPhone用のバグ修正とセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

このアップデートには、以下のiPhoneのバグ修正が含まれます:
・iOS 15.4にアップデートしたあと、バッテリーが予想よりも早く消耗する可能性がある問題
・テキストナビゲートまたは通知表示中に点字デバイスが反応しなくなる可能性がある問題
・“Made for iPhone”補聴器で一部の他社製Appとの接続が解除される可能性がある問題

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

iPadOS 15.4.1
iPadOS 15.4.1には、iPad用のバグ修正とセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

このアップデートには、以下のiPadのバグ修正が含まれます:
・iPadOS 15.4にアップデートしたあと、バッテリーが予想よりも早く消耗する可能性がある問題
・テキストナビゲートまたは通知表示中に点字デバイスが反応しなくなる可能性がある問題
・“Made for iPad”補聴器で一部の他社製Appとの接続が解除される可能性がある問題

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:

https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

iOS 15.4.1 and iPadOS 15.4.1
Released March 31, 2022

- AppleAVD
Available for: iPhone 6s and later, iPad Pro (all models), iPad Air 2 and later, iPad 5th generation and later, iPad mini 4 and later, and iPod touch (7th generation)
Impact: An application may be able to execute arbitrary code with kernel privileges. Apple is aware of a report that this issue may have been actively exploited.
Description: An out-of-bounds write issue was addressed with improved bounds checking.
CVE-2022-22675: an anonymous researcher










記事執筆:memn0ck


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