次期廉価スマホ「Google Pixel 6a」が各種認証を取得!正式発表も近いか。画像はPixel 6・6 Pro

米連邦通信委員会(FCC)は11日(現地時間)、Googleの未発表な5Gに対応したスマートフォン(スマホ)「GX7AS」および「GB17L」、「GB62Z」、「G1AZG」が2022年2月23日(水)付けで認証を取得していることを公開しています。

FCC IDはGX7ASおよびGB17Lが「A4RGX7AS」、GB62Zが「A4RGB62Z」、G1AZGが「A4RG1AZG」。ともにBluetooth 5.2やWi-Fi 6E(ax準拠のHE160)、NFC、4G LTEや5G NRで認証を取得しており、GB62Zについては5Gのミリ波にも対応しています。

またこのうちのGX7ASはインドのBIS(Bureau of Indian Standards)やカナダのREL(Radio Equipment List)の認証も取得しており、製品名が「Pixel 6a」であることが記載されています。なお、これらの4つの型番についてはBluetooth認証も既存の「Pixel 6」や「Pixel 6 Pro」と同じモジュールとして追加で取得しています。

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Bluetooth SIGによる認証情報。GX7ASおよびGB17L、GB62Z、G1AZGがPixel 6やPixel 6 Proに追加する形で1月26日付で取得

Googleでは2019年5月に「Pixel」シリーズのスマホでは初の廉価版「Pixel 3a」および「Pixel 3a XL」を発売し、その後も毎年初夏〜夏の時期に廉価版を投入してきており、今年も昨年発売したフラッグシップスマホのPixel 6やPixel 6 Proの廉価版としてPixel 6aが登場すると見られています。

そうした中で今回、各種認証機関にてPixel 6aと見られる製品が登録されており、順調に開発が進んでいると思われます。これまでの噂ではPixel 6aもPixel 6やPixel 6 Proと同じく独自開発のチップセット(SoC)「Tensor」を搭載していると言われており、Geekbenchの結果でもCPUは同様に2.8GHz×2+2.25GHz×2+1.8GHz×4のオクタコアとなっています。

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こちらはFCCによるGB62Zの認証情報の一部。GB62Zが5Gのミリ波(n260およびn261)にも対応していることが記載されています

またGeekbenchでは内蔵メモリー(RAM)は6GBとなっていますが、8GBもあるとされ、内蔵ストレージは128GB、ディスプレイは約6.2インチFHD+有機EL、4800mAhバッテリー、リアカメラは約1200万画素CMOS(IMX363)/広角レンズと約1200万画素CMOS(IMX386)/超広角レンズのデュアル、フロントカメラは約800万画素CMOS(IMX355)/広角レンズのシングルとなるとされています。

なお、Googleでは5月11〜12日に開発者向けイベント「Google I/O 2022」を開催する予定で、過去のケースから考えると、このイベントでPixel 6aを発表する可能性は高そうです。イベントではその他にもスマホなど向けプラットフォーム「Android」の次期バージョン「Android 13」の新機能などについて紹介されると見られています。

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GeekbenchのPixel 6aの結果。RAMは5.43GBとなっているため、恐らく6GBモデルだと見られます。またMotherboardは「bluejay」とのこと


記事執筆:memn0ck


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