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Pixel 6・6 ProのデュアルSIM利用時に緊急通報ができない不具合が修正! |
既報通り、Googleが最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Pixel 6」および「Pixel 6 Pro」における2022年3月分のソフトウェア更新を日本時間(JST)の2022年3月22日(火)より順次提供しています。更新後のビルド番号は「SP2A.220305.013.A3」で、ネットワーク経由によるアップデート(OTA)が配信開始されているほか、ファクトリーイメージも公開されています。
これを受けてソフトバンクは4日、Pixel 6およびPixel 6 Proにおいて発生していた一部のデータ通信専用SIMをデュアルSIMで利用した場合に設定によっては緊急機関(110・118・119)への発信(以下、緊急通報)ができない不具合が2022年3月分のソフトウェア更新によって解消しているとお知らせしています。
一方、KDDIでは日本時間(JST)の2022年4月5日(火)より順次提供している2022年4月分のソフトウェア更新によって同事象が解消されていることを確認したとしています。なお、ソフトバンクではソフトウェア更新後に通話機能が問題なく利用できるかを確認するために該当する状態おいて自身の操作によって通常の音声発信(緊急機関以外への音声発信)が可能か試すように案内しています。
Pixel 6およびPixel 6 ProはGoogleの「Pixel」シリーズのフラッグシップモデルとして昨年10月に発売され、新たに業界最先端のGoogleのAIを中心に特別に設計されたSoC「Google Tensor」を搭載し、デザインやカメラ機能を刷新したほか、新たに画面内指紋センサーにも対応しました。その他、詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。
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そんなPixel 6およびPixel 6 Proでは複数の不具合が報告されていましたが、特に日本では一部のデータ通信専用SIMをデュアルSIMで利用する際に設定によっては緊急通報ができない不具合があると昨年11月にGoogleやauなどから案内され、総務省では「電気通信機器の基準認証制度における技術基準への不適合等の事例」として掲載し、Googleでは今後のソフトウェア更新で修正を予定だとしていました。
また暫定措置としてGoogleでは緊急通報するためには「モバイルデータ通信」用の回線に「音声通話可能なSIM回線」を設定するように案内しており、設定方法は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「(緊急電話をかけるために使う方の)SIM」→「モバイルデータ」をオンにします。
今回、この不具合がソフトウェア更新によって解消されたことが明らかとなっており、ソフトバンクでは2022年3月分、auでは2022年4月分の更新によって解消されたとされていますが、どちらにしても2022年4月分以降に更新することでこの不具合は修正されると考えられます。なお、2022年4月分の更新後のビルド番号は「SP2A.220405.004」となっています。
記事執筆:memn0ck
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