久しぶりのAndroidタブレット「Google Pixel Tablet」はスマートディスプレイにもなる!

Googleは6日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークのウィリアムズバーグにて新製品発表会「Made by Google Event '22」を開催し、同社が展開する「Made by Google」の新製品として独自開発したチップセット(SoC)「Tensor G2」を搭載する新しい5G対応のフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Pixel 7」および「Pixel 7 Pro」を正式発表しています。

また今年5月に開催した開発者向けイベント「Google I/O 2022」において2023年に投入予定であることを明らかにしていたAndroidタブレット「Pixel Tablet」についても進捗を説明し、新たにPixel 7やPixel 7 Proと同じ「Tensor G2」を搭載するほか、Pixel Tabletをマグネットによって簡単に脱着できるスピーカー機能付きの充電ドックが用意され、スマートディスプレイのように利用可能であることが明らかにされました。

また本体カラーとしてホワイト系とグレー系の2色が用意されていること、フロントカメラやリアカメラ搭載されていることが確認でき、詳細な仕様は不明ですが、サイズは10インチ程度になりそうです。さらに改めて2023年に投入することが案内されました。

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Googleは過去に「Nexus」ブランドでいくつものAndroidタブレットを投入して日本でも人気となっていましたが、自社開発のPixelブランドに移行後は「Pixel C」を投入したものの、その後は「Pixel Slate」や「Pixelbook」などのChome OS搭載機に流れが変わっていました。

そうした中でコロナ渦などもあってタブレットのニーズが高まったこと、Androidがフォルダブルスマートフォン(スマホ)を含めた大画面のニーズが高まったためにそうした用途向けの「Android 12L」の開発を進めることになったことなどを受けて新たにPixel Tabletを投入することになったと見られます。

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一方でMade by Google Event '22においてPixel Tabletの開発経緯が説明され、まずは「タブレットをどうやって作るのか」というところからはじめ、さまざまな調査などを実施し、その中で「タブレットがどのように使われているか」についての結果として「1日のほとんどが家にある」ということが明らかになったと紹介しました。

そのため、多くの人は「タブレットを少しの時間しか使わず」にそれ以外の時間は「家の中で居場所がない状態になっている」と語り、そうしたときでもタブレットを有効活用できるようにスピーカー機能付きの充電ドックを用意することでスマートディスプレイとして使えるようにするというアイデアに至ったということです。

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そのため、Pixel Tabletは充電ドックの美しいデザインを組み合わせて自宅の楽しい場所からどこにでも持ち運べるエンターテイメントデバイスにシームレスに移行できるように設計されており、これまでで最も多用途で適応性の高いタブレットの1つになっているとのこと。

これにより、タブレットを家の片隅に置いてあるものから生活に欠かせないものに変わるとしています。GoogleではPixel Tabletの詳細については発売が近づいてきたら改めて発表するとしています。スマートディスプレイとして使えるというのは日本ではすでにNTTドコモが「dtab」シリーズでもやっていますし、誰でも思いつくことではありますが、久しぶりのAndroidタブレットということで正式発表が楽しみです。








記事執筆:memn0ck


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