iPhoneやApple WatchでICOCAが6月27日より利用できるように!

西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)は27日、交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」のサービスがAppleが提供する決済サービス「Apple Pay」で2023年6月27日(火)より使えるようになると発表しています。

これにより、非接触IC機能「FeliCa」を搭載したスマートフォン(スマホ)「iPhone」シリーズやスマートウォッチ「Apple Watch」シリーズにてICOCA(以下、Apple PayのICOCA)を利用した交通チケットやかざす決済が利用可能となっています。

対応製品はiOS 16以降のiPhone 8シリーズ以降およびwatchOS 8.7.1以降のApple Watch Series 3以降となっており、iPhone 7およびiPhone 7 Plus、Apple Watch Series 2についてはFeliCaに対応しているものの、対応しないことが案内されています。

なお、Apple Payに対応している他の交通系ICサービス「Suica」や「PASMO」との併用は可能となっていますが、SuicaとPASMOと同様に鉄道などにおける電子チケットとして利用できるのは「エクスプレスカード設定」をしているサービスだけとなります。ただし、エクスプレスカード設定を切り替えることが可能です。

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ICOCAはJR西日本およびその他取扱事業者で発売されている交通系チケット・電子マネーサービスで、東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)が提供するSuicaやパスモが提供するPASMOなどの交通系チケット・電子マネーと相互利用が可能で、鉄道やバスなどの交通チケットや電子マネーによる支払いに利用できます。

交通系ICカードによるサービスは長らくスマホなどではSuicaが提供されていましたが、2020年3月にPASMOがAndroid向けに「モバイルPASMO」を提供開始し、その後、PASMOは2020年10月よりApple Payに対応したApple PayのPASMOも提供され、さらに今年3月にICOCAもAndroid向けモバイルICOCAが提供開始されていました。

またJR西日本ではこれまでICOCAのApple Payへの対応については年内に提供予定としていましたが、今回、SuicaやPASMOがAndroid向け「モバイルSuica」や「モバイルPASMO」に加えてApple Payでも提供されているようにICOCAもApple Payで提供開始されました。なお、同社ではApple ウォレットに追加できるICOCAカードの種類や購入できる定期券には条件があるとしています。

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使い方はまず「ウォレット」アプリにて追加ボタン(+)をタップして「交通系ICカード」から「ICOCA」を選択して画面の案内に従って操作を行います。なお、一部、移行できないICOCAカードがあるほか、ICOCAカードを持っていなくてもウォレットアプリやICOCAアプリからICOCAを新規発行することができます。

追加が完了すれば、すぐに利用を開始できます。さらにICOCAアプリをダウンロードしてWESTER会員登録することで定期券の新規購入や払い戻し、サポートセンターによるサポートなどのさまざまなサービスを利用でき、J-WESTカードを設定してウォレットアプリやICOCAアプリでチャージ・定期券購入すると、WESTERポイントが最大3%貯まります。


[Image] QRコードアプリ名:ICOCAアプリ
価格:無料
カテゴリー:ファイナンス
開発者:West Japan Railway Company
バージョン:1.0.0
互換性:iOS 16.0以降が必要です。
iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id6444271546?mt=8

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記事執筆:memn0ck


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