ライカと共同開発した究極のカメラスマホ「Xiaomi 15 Ultra」を最速レビュー!

スマートフォン(スマホ)のカメラは進歩は著しく、光学性能やセンサーサイズに加え、ここ数年はAI(人工知能)などを活用した機能によって専用機のカメラとは違った方向で高いカメラ性能を持つようになってきました。そんなカメラ機能が突出している究極のカメラスマホとも言えるフラッグシップスマホ「Xiaomi 15 Ultra(型番:25010PN30G)」がXiaomiから登場しました。

日本でもXiaomiの日本法人である小米技術日本(以下、シャオミ・ジャパン)がXiaomi 15 Ultraをオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)を2025年3月18日(火)より順次発売します。価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格が179,800円からで、キャンペーンなども含めて詳しくはこちらをご参照ください。今回、シャオミ・ジャパンより先行してデモ機をお借りしてそのカメラ機能の実力などを試してみましたのでその模様を紹介します。

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Xiaomi 15 Ultraの前面。ディスプレイは6.73インチのOLEDパネル

Xiaomi 15 UltraはXiaomiが展開している最新フラッグシップスマホ「Xiaomi 15」シリーズの最上位機種で、日本で昨年に発売された前機種「Xiaomi 14 Ultra」などに続いてドイツの光学機器・カメラメーカー「Leica Camera(以下、ライカ)」と共同開発したカメラ機能を搭載しており、Xiaomi 14 Ultraと同様にリアカメラのメイン(広角)カメラには1型のSony Semiconductor Solutions製大判センサー「LYTIA LYT-900」を搭載し、さらにリアカメラは超広角カメラと望遠カメラ、テレマクロ対応の超望遠カメラという以下のクアッド構成となっています。

一方、スマホとしての仕様は新たにチップセット(SoC)としてQualcomm製「Snapdragon 8 Elite Mobile Platform」を搭載し、より高性能となったほか、内蔵メモリー(RAM)は16GB、内蔵ストレージは512GBまたは1TB、ディスプレイは約6.73インチWQHD+(1440×3200ドット)AMOLED(有機EL)「All Around Liquid Display」(約522ppi)といったハイエンドモデルとなっており、ベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」でも総合スコアが230万ポイントという圧倒的に高い性能になっています。

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Xiaomi 15 Ultraの下側面。USB-CポートやSIMカードスロット、外部スピーカーなどが配置


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Xiaomi 15 Ultraの上側面はアンテナラインのみ。リアカメラの出っ張りがかなりあるのがわかります

またディスプレイはリフレッシュレートは1Hzからの可変で最大120Hzまで対応し、最大300Hzタッチサンプリングレートや常時表示ディスプレイ(AOD)、2〜80nits自動輝度調整、1920Hz PWM調光、明るさ最大3200nits(ピーク時)、12bitカラー(68億色表示)、DCI-P3、HDR10+、Dolby Vision、TÜV Rheinlandの低ブルーライト認証やフリッカーフリー認証、サーカディアンフレンドリー認証をサポートしています。

さらにデザイン面もアップグレードされ、引き続いてクラシックなカメラデザインからインスピレーションを得ており、最高の品質と洗練された洗練さを兼ね備え、本体色は今回紹介しているシルバークロームのほか、ブラックおよびホワイトの3色がラインナップされ、フェイクレザー仕上げとレトロなイメージのステッチがこの象徴的なカメラのクラシックデザインという美学をさらに高めて世代を定義するスタイルとなっています。サイズと質量はブラックおよびホワイトが約161.3x75.3x9.35mmおよび約226g、シルバークロームが約161.3x75.3x9.48mmおよび約229g。

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Xiaomi 15 Ultraの右側面。電源キーや音量上下キーが配置されています


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Xiaomi 15 Ultraの左側面もアンテナラインのみとなっています

また本体はIP68等級の防水・防塵に対応しており、画面は強化ガラス「Xiaomi Shield Glass 2.0」で覆われ、Xiaomi 14 Ultraと比べて落下耐性が25%向上し、CNC加工による新形状の高強度な6M42アルミニウムフレームや傷防止コーティングが施された強化ガラス「Gorilla Glass 7i」(Corning製)で守られたリアカメラモジュールなど、細部まで精巧に作られた次世代の「Xiaomi Guardian Structure」を採用して安心して使えるようになっているとのこと。

さらに電池は5410mAhバッテリーで、最大90W急速充電や最大80W急速ワイヤレス充電にも対応しているほか、外部接続・充電端子はUSB Type-Cで、USB 3.2 Gen 2やOTG、Display Portに対応しています。なお、画面の上部中央にはパンチホールがあり、パンチホール部分には約3200万画素CMOS(OmniVision製「OV32B」、1画素0.7μm、4in1)+広角レンズ(F2.0、焦点距離21mm、画角90°)のフロントカメラが内蔵され、生体認証として顔認証や画面内指紋認証(超音波式)を搭載しています。

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Xiaomi 15 Ultraの端末情報


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Xiaomi 15 Ultraの端末情報における「詳細情報と仕様」


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Xiaomi 15 UltraでベンチマークアプリのAntutu Benchmarkを試したところ。総合スコアは230万台と現時点でAndroid搭載スマホとしては最高峰なのは間違いないでしょう

最大の特徴であるカメラもスマホカメラとしては最高峰のスペックになっており、前述通りに老舗メーカーのライカと共同開発したクアッドカメラシステムを搭載し、レンズはライカブランドである「Summilux」銘となっています。またメインカメラのセンサーは大判1型のSony Semiconductor製「LYT-900」を採用しており、カメラとして使いやすくなる「フォトグラファーキット」も用意されています。さらに冷却システム搭載でカメラの連写などによる温度上昇に対応しています。

リアカメラは4眼カメラ仕様で、超広角(約5000万画素、14mm相当、F2.2)、広角(約5000万画素、23mm相当、F1.63)、望遠(約5000万画素、70mm相当、F1.8)、超望遠(約2億画素、100mm相当、F2.6)となっており、特に超望遠カメラは2億画素の高画素数を生かしてクロップしても高い解像度となり、200mm相当や400mm相当の撮影も可能です。一方、動画撮影も4軸光学式手ブレ補正、電子手ブレ補正で4.5段相当のぶれ補正を搭載しています。

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Xiaomi 15 Ultraの4眼仕様のリアカメラ

実際に撮影してみると、通常の「写真モード」では0.6倍から1倍、2倍、3倍、4.3倍が選択でき、4.3倍をタップすると8.6倍も選択できるようになっていて使いやすいです。なお、細かい点ですが、〇倍の数字部分がライカと同じフォントを使用しており、ライカ仕様のカメラであることが実感できます。以下にそれぞれの倍率での作例を掲載しておきますが、倍率を上げても解像度が低下しない高画質になっています。

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カメラのズーム倍率選択


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ズーム作例。左上から0.6倍(14mm相当)、1倍(23mm相当)、2倍(46mm相当)、左下から3倍(70mm相当)、4.3倍(100mm相当)、8.6倍(200mm相当)

一方、ポートレートモードのマスターレンズシステムではボケのコントロールが可能になっています。絞りはF0.95という大口径レンズのような開放絞りの設定が可能で、ボケの種類は標準、渦巻き、ソフトフォーカス、ワイド、バブルから選択できます。他にもドキュメントモードではモノクロが選択できます。

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マスターレンズシステム


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マスターレンズシステム作例。左「ワイド」、上中央「標準」、上右「渦巻き」、下中央「バブル」、下右「ソフトフォーカス」


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ドキュメントのモード画面


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ドキュメント・モノクロ作例

以下はその他の作例です。実際に撮影で使用してみると、カメラ好きとしては「楽しい」の一言でした。スマホで撮影しているというよりもカメラ専用機で撮影しているような感覚もあり、本体も背面のカメラシステムが占めるエリアが多いため、カメラに近いガジェットだと感じます。また高速なプロセッサーによってカメラの処理も速く、快適に撮影ができるのもポイントとなり、各モードで撮影した写真や動画のデータも瞬時に反映されます。

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マスターポートレート作例(70mm相当、F1.8、シャッター速度1/259、ISO50)


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マスターポートレート作例(23mm相当、F1.63、シャッター速度1/100、ISO50)

Xiaomi 15 Ultraはハイエンドモデルの高性能と高機能なカメラを利用したい人にとって理想的なスマホだと思いました。今回はフォトグラフィキットの紹介はできませんでしたが、日本では2025年4月15日(火)までにXiaomi 15 Ultraを購入した場合にはフォトグラフィキットがプレゼントされるのも嬉しいところです。ぜひ一度、店頭などで手に取って体験することをオススメします。

<Xiaomi 15 Ultraの主な仕様>
製品名(読み方)Xiaomi 15 Ultra(シャオミ フィフティーン ウルトラ)
型番25010PN30G
サイズ約161.3x75.3x9.35〜9.48mm(突起部除く)
質量約226〜229g
本体色シルバークローム、ブラック、ホワイト
ディスプレイ約6.73インチWQHD+(1440×3200ドット)
AMOLED(有機EL)
HDR表示
チップセット(SoC)Qualcomm Snapdragon 8 Elite Mobile Platform(型番:SM8750-AB)
CPUオクタコア「4.32GHz Oryon V2 Phoenix Lコア×2+3.56GHz Oryon V2 Phoenix Mコア×6」
GPUドデカコア「1.2GHz Adreno 830」)
内蔵メモリー(RAM)16GB(LPDDR5X)
内蔵ストレージ512GB、1TB(UFS 4.0)
外部ストレージ
リアカメラ約5000万画素CMOS/広角レンズ(F1.63)、約5000万画素CMOS/超広角レンズ(F2.2)、約5000万画素CMOS/望遠レンズ(F1.8)、約2億画素CMOS/超望遠レンズ(F2.6)
フロントカメラ約3200万画素CMOS/広角レンズ(F2.0)
バッテリー容量5410mAh(取外不可)
接続端子USB Type-C(USB 3.2 Gen 1)
急速充電最大90W
ワイヤレス充電最大80W
生体認証指紋(画面内)、顔
防水/防塵/耐衝撃○(IPX8)/○(IP6X)/ー
おサイフケータイ(FeliCa/NFC)○/ー
ワンセグ/フルセグー/ー
FMラジオ/ワイドFM/ハイブリッドラジオー/ー/ー
ハイレゾ音源
無線LAN(Wi-Fi)IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠
BluetoothVersion 6.0
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
SIMnanoSIMカード×1+eSIM(デュアルSIM)
OSAndroid 15
メーカーXiaomi Communications








記事執筆:伊藤浩一


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