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SIMフリースマホ「SHARP AQUOS R9 SH-M28」がAndroid 15に! |
シャープは17日、同社が展開する「AQUOS」ブランドにおいて昨年発売した5G対応フラッグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R9」のメーカー版「AQUOS R9(型番:SH-M28)」に対して最新プラットフォーム「Android 15」へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を2025年2月17日(月)より提供開始したとお知らせしています。
更新はスマホ本体のみで無線LAN(Wi-Fi)および携帯電話ネットワーク(5G/4G/3G)によるネットワーク経由(OTA)が用意されており、更新時間や更新ファイルサイズは明らかにされていませんが、更新ファイルサイズが大きいと思われるため、ダウンロードにはWi-Fiの利用が推奨されます。
更新後のビルド番号は「02.00.04」となるとのこと。ビルド番号の確認方法は「設定」→「デバイス情報」→「ビルド番号」から。主な更新内容は以下の通りとなっていますが、詳しくはシャープの公式Webページ『Android 15対応 OSアップデート|OSバージョンアップ情報|サポート|AQUOS:シャープ』やOSアップデート(ver.15) – よくあるご質問』も合わせてご確認ください。
AQUOS R9はシャープが展開するAQUOSブランドにおけるフラッグシップモデル「AQUOS R」シリーズの2024年モデルのオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)で、2020年から続くライカ監修のカメラ機能を搭載した機種としては初代「AQUOS R6」や第2弾「AQUOS R7」、第3弾「AQUOS R8」シリーズの上位機「AQUOS R8 pro」ではリアカメラのメインセンサーが1型でしたが、AQUOS R9ではAQUOS R8と同じく1/1.55型となっています。
また性能としてもこれまでのAQUOS Rシリーズはハイエンドモデルだったものの、AQUOS R9はチップセット(SoC)はQualcomm製「Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform」を搭載したミッドハイレンジモデルとなり、その代わりに価格は若干ですが、抑えられています。さらにシャープでは2024年よりAQUOSスマホのブランドを刷新し、デザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」監修によるデザインに一新してリアカメラを囲う円でも四角でもない“自由曲線”と不揃いなレイアウトが印象的なシンプルさと存在感を併せ持つデザインとなっています。
画面は上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:19.5の縦長な約6.5インチFHD+(1080×2340ドット)Pro IGZO OLED(有機EL)ディスプレイを搭載し、1〜240Hzの可変駆動による滑らかでクリアな表示と輝度が2000nits(ピーク時)に大幅アップしたほか、10億色表示とDolby Visionによって臨場感ある映像を楽しめるようになっており、パンチホール部分には約5030万画素CMOS/広角レンズ(F2.2、焦点距離23mm相当、画角84°)を内蔵し、マスクをしたままでも使える顔認証に対応しているほか、生体認証としては電源キーに内蔵された側面指紋センサーを搭載しています。
主な仕様は12GB内蔵メモリー(RAM)および256GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、5000mAhバッテリー、急速充電(PD3.0)、USB Type-C端子(USB3.2 Gen 1)、位置情報取得(A-GNSSなど)、加速度センサー、照度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、ハイレゾ音源、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/Bなど。リアカメラは以下のデュアル構成で、画質エンジン「ProPix pro」に対応。
・約5030万画素CMOS/広角レンズ(F1.9、焦点距離23m相当、画角84°)
・約5030万画素CMOS/超広角レンズ(F2.2、焦点距離13mm相当、画角122°)
防水(IPX5・IPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に加えて米軍調達基準「MIL-STD-810」準拠の耐衝撃や高温・低温・低圧などの16項目の耐久性能に対応。サイズは約156×75×8.9mm、質量は約195g、本体色はグリーンおよびホワイトの2色展開。携帯電話ネットワークは5G NR方式のSub6に対応し、対応周波数帯は以下の通りとなっており、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しています。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。
・シャープ、ライカ監修カメラ搭載の新フラッグシップスマホ「AQUOS R9」を発表!日本ではメーカー版やNTTドコモ版、SoftBank版が7月中旬以降より順次発売 - S-MAX
・シャープの新フラッグシップスマホ「AQUOS R9」を写真と動画で紹介!LeicaカメラやSnapdragon 7+ Gen 3を搭載し、デザインも刷新【レポート】 - S-MAX
5G NR: n1, n3, n28, n41, n77, n78, n79
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 17, 18, 19, 21, 28, 38, 39, 40, 41(AXGP), 42
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
発売時にはAndroid 14がプリインストールされていましたが、今回、最新のAndroid 15が提供開始されました。なお、最大3回のOSアップデートと最大5年のセキュリティーアップデートのサポートが保証されています。更新は「設定」→「システム」にて「詳細設定」を押して「システムアップデート」から画面の指示に従って操作して実施します。ビルド番号の確認方法は「設定」→「デバイス情報」→「ビルド番号」から。更新に際しての注意事項は以下の通り。
・モバイルデータでのソフトウェア更新は、データ通信費がかかります。
・ソフトウェアの更新を行う際は電波状態の安定した環境で移動せず行ってください。
・ソフトウェアの更新中は、発着信を含む各機能をご利用できません。また、緊急通報(110番、118番、119番)をご利用することもできません。
・ソフトウェアの更新中は、故障の原因となるため、絶対に本機の電源を切らないでください。
・ソフトウェアの更新中は、故障の原因となるため、更新中に電池切れになることが無いよう、十分に充電した状態で行ってください。
・ソフトウェアの更新を行うと、一部の設定が初期化されることがありますので、再度設定を行ってください。
・ソフトウェアアップデート完了後は、以前のバージョンに戻すことはできません。
・Android OSアップデート後、必要に応じてアプリケーションの更新を行ってください。古いOSバージョン向けのアプリケーションは正常に動作しない場合があります(※OSアップデートのソフトウェア更新の場合)
・製品の状況(故障・破損・水濡れ等)によっては、保存されているデータが破損・消失することがありますので重要なデータは、更新前にバックアップしておくことをおすすめします。
・なお、データが破損・消失した場合の損害に関しては、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
記事執筆:memn0ck
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