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新フラッグシップスマホ「Sony Xperia 1 VII」が登場! |
Sonyは13日(現地時間)、同社が展開する「Xperia」ブランドの新商品として撮影画面から目を離しても安定した構図で動画を撮影できる「AIカメラワーク」や「オートフレーミング」を搭載したフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia 1 VII」を発表しています。日本を含めたグローバル市場にて2025年5月下旬より順次発売され、香港では2025年5月23日(金)に発売され、イギリスでは2025年6月4日(水)に発売されるなどし、各国・地域にて発売に先立って5月13日より順次予約受付が開始されています。
日本ではオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「Xperia 1 VII(型番:XQ-FS44)」のほか、移動対通信事業者(MNO)のNTTドコモから「Xperia 1 VII SO-51F」やKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」から「Xperia 1 VII(型番:SOG15)」、ソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」から「Xperia 1 VII(型番:A501SO)」が販売され、メーカー版およびNTTドコモ版は2025年6月上旬以降に発売、au版およびSoftBank版は2025年6月5日(木)に発売されます。
また発売に先立ってNTTドコモおよびau、SoftBankではすでに5月13日より予約受付が実施されており、メーカー版は公式Webショップ「ソニーストア
価格(金額はすべて税込)はメーカー版ではオープンながら市場推定価格が12GB RAM+256GBストレージモデルなら205,000円前後、12GB RAM+512GBストレージモデルなら219,000円前後、16GB RAM+512GBストレージモデルなら235,000円前後で、NTTドコモ版は未定、au版は公式Webストア「
またauでは残価設定方式の販売施策「スマホトクするプログラム」を利用して13〜25カ月目に返却した場合には残価(24回目支払額)の80,000円が免除されて実質負担額6,526円+6,517円/月×22回(総額149,900円)となるほか、キャンペーン「Xperia 1 VII機種変更おトク割」によって機種変更またはpovo1.0から番号移行なら16,500円割引、キャンペーン「au Online Shop お得割」によって他社から乗り換え(MNP)またはUQ mobileおよびpovo2.0から番号移行なら22,000円割引、新規契約なら11,000円割引となります。
一方、SoftBankでは販売施策「新トクするサポート(プレミアム)」を利用して13カ月目に返却した場合には残りの13〜48回目(4,552円/月)の支払いが免除されて実質負担額6,984円/月×12回+早トクオプション利用料22,000円(総額105,808円)となるほか、キャンペーン「オンラインショップ割」によってMNPまたはY!mobileおよびLINEMO、LINEモバイルからの番号移行なら21,984円割引となります。ただし、オンラインショップ割はXperia 1 VIIの場合には48回割賦で購入の場合は対象外となるので新トクするサポート(プレミアム)との併用はできません。
さらに対象期間にキャンペーンWebページ( https://www.sony.jp/xperia/campaign/2025_spring/ )でロトに挑戦の上で日本国内向けXperia 1 VIIを購入してプリインストールされているアプリ「Xperia Lounge」から応募すると最大30,000円(メーカー版・NTTドコモ版は現金、au版はPontaポイントコード、SoftBank版はPayPayポイント)をキャッシュバックするキャンペーンを実施します。購入期間およびロト期間は2025年9月1日(月)23:59まで、応募期間は2025年9月8日(月)10:00まで。
その他、純正アクセサリーとして専用カバー「Style Cover with Stand for Xperia 1 VII(型番:XQZ-CBFS)」も販売され、価格はオープンながら市場推定価格が5,000円前後となるとのこと。なお、ソニーでは5月20日より6月8日(日)までの期間に直営店「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」にて新商品体験会「New Xperia Touch & Try @SonyStore 2025 Spring-Summer」( https://www.sony.jp/xperia/xperia/tt_event_2025_spring_summer/ )を開催し、撮影や音響体験のほか、トークショーなどのイベントを実施するということです。
Xperia 1 VIIはソニーが展開するXperiaブランドの最新フラッグシップスマホで、昨年に発売された「Xperia 1 VI」の後継機種となり、それ以前のXperia 1シリーズが採用していた映画のスクリーンのアスペクト比である2.35:1とほぼ同じとなる21:9の約6.5インチ4K(1644x3840ドット)有機ELディスプレイではなく、引き続いてより一般的なスマホと同じアスペクト比9:19.5の約6.5インチFHD+(1080×2340ドット)有機ディスプレイを搭載しています。
一方、チップセット(SoC)は新たにQualcomm製「Snapdragon 8 Elite Mobile Platform」となって高性能化しており、ソニーのデジタル一眼カメラ「α(Alpha)」やポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」、テレビ「ブラビア」といった専用機に搭載されている最先端の技術と各領域で培ったAI技術をスマホ向けに最適化した「Xperia Intelligence」を搭載し、リアルタイムなAI処理によって被写体を高速・高精度に捉え続ける撮影や、高画質・高音質でコンテンツを楽しめる視聴体験を実現しています。
画面にはノッチやパンチホールといった切り欠きはなく、前面だけでなく新たに背面にも照度センサーを搭載したことによってより理想的な明るさや色で画面上のコンテンツを楽しめるようになっており、晴天の屋外でも暗い室内でも周囲の明るさに応じて視聴環境を正確に認識してその場に応じた最適な明るさや色域、色温度に調整してくれ、屋外ではピーク輝度が向上したディスプレイパネルと直射日光下での視認性を上げる「Sunlight Vision」との組み合わせで快適に視聴できるようになりました。
また引き続いて最大120Hzリフレッシュレートや最大240Hzタッチサンプリングレート、10bitカラー(1億7000万色表示)、DCI-P3 100%、ITU-R BT.2020(REC.2020)、Illuminant D65 White pointなどに対応。画面は強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」(Corning製)で覆われ、背面も強化ガラス「Gorilla Glass Victus」(Corning製)となっており、メタルなカメラバンプの色や艶感を調整してガラスに溶け込むような一体感を実現したカメラらしい佇まいと機能美を追求したデザインとなっており、側面などのフレームはソリッドで剛性のある形状にすることでグリップ感と持ちやすさが向上しています。
本体色はスレートブラックおよびモスグリーン、オーキッドパープルの3色展開で、スレートブラックは3眼カメラをより強調した既存のXperia 1 VIよりも少し明るくしてテクスチャーの硬質感をより際立たせて硬質で洗練された色合いとなっており、モスグリーンはXpreia 1 VIなどで展開してきたカーキグリーンを継承しつつもより明るいニュアンスへと進化した柔らかな自然を感じさせ、機能美と自然のアンニュイさを調和させたより手に馴染む色に仕上げられ、さらにオーキッドパープルはXperiaの象徴的な色の1つであるパープルをXperia 1 VIIの質感にマッチするように新しい解釈で進化させ、柔らかな赤みのあるエッセンスを加えることで華やかさと落ち着いた印象を併せ持つニュアンスの色になっています。
また本体の内外に用いる部品の一部原料には環境配慮型プラスチック「SORPLAS」を含めた環境対応樹脂(再生樹脂や植物由来樹脂など)を約84%使用しており、さらに商品箱と本体トレイには、環境に配慮したソニー独自の紙素材であるオリジナルブレンドマテリアルを使用し、プラスチックを全廃した個装パッケージ(商品箱および箱内のトレイ、包装材、スリーブ)を実現しているとのこと。サイズは約162×74×8.2mm、質量は約197g。バッテリーは大容量5000mAhで、独自の省エネ設計によって「処理性能の効率化」機能をONにすることによってSNSやWebなどの日常で多く使用するユースケースでも処理の最適化を行い、最大10%の電力消費削減を実現して充電なしで2日間持ちの驚異的な電池性能を備えいます。
さらにいたわり充電とXperia独自の充電最適化技術によって充電時のバッテリーへの負荷を軽減し、4年間使い続けても劣化しにくい長寿命バッテリーを実現しました。外部接続・充電端子はUSB Type-C(USB 3.2)となっており、急速充電「USB PD」(最大30W)に対応しているほか、ワイヤレス充電「Qi」(最大15W)にも対応し、Qiに対応している他の製品などに電源供給できる「おすそわけ充電」も可能です。また高い処理性能や充電性能を安定して実現するために熱拡散シートとベイパーチャンバーを搭載して高効率な排熱処理を実現し、負荷のかかる動画視聴やゲームでも熱を効果的に分散して快適な環境を維持します。
カメラは以下の構成となり、半押しでフォーカスを合わせるなどができるシャッターキーが搭載され、リアカメラには焦点距離16mm(以下、ともに35mm換算)の新しい超広角レンズが搭載され、前機種のXperia 1 VIと比べて約2.1倍に大型化した1/1.56型イメージセンサーとなり、低照度でもクリアに撮影でき、歪みが少ない上に約5cmまで寄ったマクロ撮影も可能です。またメインの広角カメラは焦点距離24mmに加えて光学2倍相当の48mmでも撮影でき、優れた低照度性能を持つイメージセンサー「Exmor T for mobile」を搭載し、望遠は焦点距離85mmから170mmの光学ズームレンズで遠くの被写体でも高精細に写し出せます。
<フロントカメラ>
・約1200万画素CMOS(1/2.9型「Exmor RS for mobile」、1画素1.22μm、PDAF)+広角レンズ(F2.0、焦点距離24mm、画角85°)
<リアカメラ>
・約5000万画素CMOS(1/1.35型「Exmor T for mobile」、1画素1.12μm、PDAF、4in1)+広角レンズ(F1.9、焦点距離24mm、画角84°)
・約5000万画素CMOS(1/1.56型「Exmor RS for mobile」、1画素1.0μm、PDAF、4in1)+超広角レンズ(F2.0、焦点距離16mm、画角104°、マクロ)
・約1200万画素CMOS(1/3.5型「Exmor RS for mobile」、1画素1.0μm、PDAF)+望遠レンズ(F2.3〜3.5、焦点距離85〜170mm、画角15〜28°、光学3.5〜7倍ズーム、ZEISS T*コーティング、テレマクロ)
新機能であるAIカメラワークは被写体を構図内の中央に固定して撮影ができ、動く被写体を撮影者も歩きながら撮影するような状況下でも強力な手ブレ補正と姿勢推定技術によって被写体の位置を一定に保つことが可能で撮影に慣れていない人でもプロのような安定したカメラワークの映像を撮ることができ、またオートフレーミングはAIが被写体を認識して画面中央の配置になるように自動で切り出して撮影するため、動く被写体を撮る際に画角を気にせずカメラを被写体に向けておくだけで、全体の様子と被写体を切り出した様子の2つの動画を撮影できます。
音響面では音質にこだわったアナログ回路設計に加え、新たにウォークマンで実績のあるプレミアムグレードのオーディオ集積回路や非磁性銅メッキを施した高品質抵抗、金を加えた高品質はんだなどの部品を新たに搭載しており、これによって有線ヘッドホンを接続した際の音質が飛躍的に向上して音楽専用機で聴いているかのようなクリアさを実現しています。また有線接続だけでなくワイヤレス接続でもAIを用いた高音質化技術の「DSEE Ultimate」によって圧縮されたストリーミング音源であっても臨場感のある高音質で楽しめます。さらに音質に定評のあるXperiaのフルエンクロージャー構造によるフルステージステレオスピーカーは音質調整をさらに見直して高音から低音まで一層クリアな音を実現しているとのこと。
その他の仕様はmicroSDXCカードスロット(最大2TB)や指紋認証(側面)、3.5mmイヤホンマイク端子、Wi-Fi 7で最大5764Mbpsに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4および5、6GHz)の無線LAN、Bluetooth 6.0、LE Audio、Auracast、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSなど)、加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、気圧センサー、電子コンパスなどとなっており、Bluetoothは前機種のXperia 1 VIと比べて送信パワーが最大2倍に向上しているということです。
SIMはnanoSIMカード(4FF)のスロットが1つに加え、eSIMにも対応したデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しており、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は欧州版「Xperia 1 VII(型番:XQ-FS54)」は以下の通り。OSはAndroid 15がプリインストールされており、新たに最大4回のOSバージョンアップと6年間のセキュリティーアップデートに対応したため、より長期間に渡って快適に使用し続けることができるようになりました。また引き続き、PS Remote PlayやDULASHOCK 4、DualSense、ゲームエンハンサーなどにも対応しています。
[Xperia 1 VII - XQ-FS54]
5G NR: NSA - n1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n41, n75, n77, n78 / SA - n1, n3, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n75, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 66
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
製品名(読み方) | Xperia 1 VII(エクスペリア ワン マークセブン) |
型番 | XQ-FS44、XQ-FS54、XQ-FS72、SO-51F、SOG15、A501SO |
サイズ | 約162×74×8.2mm(突起部除く) |
質量 | 約197g |
本体色 | スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル |
ディスプレイ | 約6.5インチFHD+(1080×2340ドット)OLED(有機EL) |
HDR表示 | ◯ |
チップセット(SoC) | Qualcomm Snapdragon 8 Elite Mobile Platform(型番:SM8750-AB) |
CPU | オクタコア「4.32GHz Oryon V2 Phoenix Lコア×2+3.56GHz Oryon V2 Phoenix Mコア×6」 |
GPU | ドデカコア「1.2GHz Adreno 830」) |
内蔵メモリー(RAM) | 12GB、16GB(LPDDR5X) |
内蔵ストレージ | 256GB、512GB(UFS) |
外部ストレージ | microSD/microSDHC/microSDXC(最大2TB) |
リアカメラ | 約4800万画素CMOS/広角レンズ(F1.9)、約4800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.0)、約1200万画素CMOS/望遠レンズ(F2.3〜F3.5) |
フロントカメラ | 約1200万画素CMOS/広角レンズ(F2.0) |
バッテリー容量 | 5000mAh(取外不可) |
接続端子 | USB Type-C(USB 3.2) |
急速充電 | 最大30W |
ワイヤレス充電 | 最大15W |
生体認証 | 指紋 |
防水/防塵/耐衝撃 | ○(IPX5・IPX8)/○(IP6X)/ー |
おサイフケータイ(FeliCa/NFC) | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | ー/ー |
FMラジオ/ワイドFM/ハイブリッドラジオ | ー/ー/ー |
ハイレゾ音源 | ◯ |
無線LAN(Wi-Fi) | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4、5、6GHz) |
Bluetooth | Version 6.0(デュアル) |
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ |
SIM | nanoSIMカード×2(デュアルSIM) |
OS | Android 15 |
メーカー | Sony |
記事執筆:memn0ck
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