S-MAX

連載

秋吉 健のArcaic Singularity:嗚呼、Apple Arcadeよ何処へ行く。月額課金によるゲームプラットフォームとして成功しきれない理由を探る【コラム】


Apple Arcadeが流行らない理由について考えてみた!

ニュースメディア「Bloomberg」は1日(現地時間)、以下のようなタイトルの記事を掲載しました。意味としては「アップルが定期契約者維持のため戦略転換。複数のアーケードゲームをキャンセル」となります。

Apple Cancels Arcade Games in Strategy Shift To Keep Subscribers - Bloomberg

記事の内容はAppleが運営しているサブスクリプションゲームサービス「Apple Arcade」がユーザー獲得不振に陥っており、状況を改善するために戦略を転換して一定のエンゲージメントに達していない一部のゲーム開発者との契約を解消したというものです。

この報道や事実に対してゲーム開発者からは反発の声も上がっているようですが、サービスとしてのゲームプラットフォームの運営が危機的状況に陥りつつあるAppleの方針転換も理解できるところではあります。

Appleの何が誤算だったのか、Apple Arcadeに足りないものとは何なのか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はApple Arcadeの苦境とその問題点について考察します。

続きを読む

秋吉 健のArcaic Singularity:時代を先取りしすぎた製品たち。テクノロジーの普及に必要なものを過去の“失敗”を振り返りつつ考察する【コラム】


テクノロジー普及にまつわる問題について考えてみた!

6月も後半に差し掛かった頃、筆者が海外のニュースサイトを巡っていると、懐かしい製品の「訃報」を目にしました。「セグウェイ」(Segway PTシリーズ)が7月15日をもって生産終了するというものです。

セグウェイと言えば、2001年に颯爽と登場し、その未来的なフォルムや操縦方法も相まって「これが21世紀の乗り物だ!」とばかりに大きな話題となりました。

今でもその動作原理は素晴らしい発想だと感嘆するばかりですが、世界中で持て囃される一方で交通事情や法律的な問題から公道を自由に走れる国は少なく、特に日本では道交法による規制が厳しかったため、ショッピングモールの警備やイベントアトラクションなどの限定された利用以外ではあまり普及しませんでした。

テクノロジーの世界を振り返ると、セグウェイのように革新的な技術と画期的なアイデアだったにもかかわらず、世界を変えるどころかブームすら生み出せずに終わったデバイスやガジェットは多数あります。その理由は実に複雑で、後世で「10年早すぎた製品」などと呼ばれることもしばしばです。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はそんな「10年早すぎた製品」たちの姿を思い出しつつ、テクノロジーの発展や普及に関連する諸問題について考察します。

続きを読む

秋吉 健のArcaic Singularity:技術は続くよどこまでも。アップルのSoC「Apple Silicon」誕生の裏側から技術開発競争と市場競争の関係について考える【コラム】


テクノロジーと競争原理について考えてみた!

既報通り、Apple(アップル)は22日(現地時間)、開発者向けイベント「WWDC 2020(Worldwide Developers Conference 2020)」の基調講演「Apple Special Event June 22, 2020」を開催し、独自開発によるARMベースのSoC(System on a Chip)「Apple Silicon」をMacシリーズに搭載すると発表しました。

これまでにもスマートフォン(スマホ)「iPhone」シリーズやタブレット「iPad」シリーズなど向けに自社開発によるARMベースのSoCを搭載してきましたが、新たにパソコン(PC)に分類されるMacシリーズ用にもApple Siliconが採用されることになったことから大きな衝撃として人々に伝えられました。

同社はMacシリーズに2006年頃まで自社開発(IBMおよびMotorolaとの共同開発)による「Power PC」シリーズを採用していましたが、その後にIntel製へと切り替え、現在まで採用し続けてきたことからMacへの自社開発SoCの搭載は実に14年ぶりということになります。

いつの時代にも、テクノロジーの分野ではこのような「時代の転換点」とも言うべき技術競争があり、常に明暗を分けてきました。どれだけ技術が素晴らしくとも、覇権を取れなかった製品は山程あります。歴史の陰に存在したそれらの技術と製品たちは今の私達に何を教えてくれるのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はテクノロジーの歴史における技術競争の裏側を振り返りつつ、その意義やメリットについて考察します。

続きを読む

秋吉 健のArcaic Singularity:ついに開かれたクラウドゲーミングの扉。Geforce NOWがめざす理想は実現できたのか?現状と課題を考える【コラム】


Geforce NOWからクラウドゲーミングの現在について考えてみた!

ソフトバンクとNVIDIAの協業によるクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW Powered by SoftBank(以下、Geforce NOW)」( https://cloudgaming.mb.softbank.jp/ )が日本でも正式に6月10日よりスタートしました。筆者も遅ればせながら先週から利用を開始しており、現在そのプレイ感覚やどの程度遊べるのかを検証しているところです。

正直なところ、筆者はクラウドゲーミングという手法にどちらかと言えば否定的です。それは趣味として日々ゲームに数時間割き続けるコアゲーマーとして画質や遅延に不安を感じるからですが、そういった視点は時に正確な判断を曇らせます。

何を評価するにもまずは触ってみなくてはという思いから始めてみたGeforce NOWですが、実際に触れてみた感想や評価は思いのほか内容の濃いものでした。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はGeforce NOWに実際に触れて分かったことや、クラウドゲーミングが持つ可能性と課題について考察します。

続きを読む

秋吉 健のArcaic Singularity:eスポーツを覗き見る闇。競争心が生み出す不正行為とその撲滅の難しさから興行として将来性を考える【コラム】


eスポーツが抱える不正行為の闇について考えてみた!

今年3月、FPS(ファーストパーソン・シューター)ゲーム「レインボーシックス シージ」のイベントにおいて「PS4国内最強チーム決定戦」のオフライン出場を1チームを除くすべての上位チームが棄権するという異例の事態が発生しました。

その棄権理由が公式から語られない中、新型コロナウイルス感染症問題(以下、コロナ禍)の拡大が危機的状況に陥る中でもあったことから安全のために棄権したという見方もありましたが、多くの観戦者や同ゲームのファンの間からは「チート(不正行為)を行っていたからオフライン会場での大会に出られなかったのではないか」という疑念の声が多く上がりました。

実際、現在のeスポーツの場において外部ツールなどによる不正行為は最大の懸案となりつつあります。本来であればリアルの競技場を必要としないeスポーツはコロナ禍においても強みを発揮しやすいエンターテインメントであるはずなのに、なぜ大きく羽ばたけないのか。その理由の1つがここにあります。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はeスポーツと不正行為の闇について考察します。

続きを読む
最新記事
QRコード
QRコード
読者登録
LINE読者登録QRコード
検索
アマゾン タイムセール
特集
月別アーカイブ
キャリア公式オンラインストア
ドコモオンラインショップ au Online Shop ソフトバンクオンラインショップ Y!mobileオンラインストア
ソーシャルネットワーク
Twitterもチェックtwitter_logo

このサイトについて
スマートフォンを中心としたモバイル全般の使い方やニュース、レビューなどを提供しています。

執筆は「K-MAX」メンバーを中心に行っていますが、タレコミ、S-MAX(エスマックス)に寄稿したいというご要望も受け付けていますので、興味をもっていただけましたら、お気軽にご連絡ください。

S-MAX編集部(連絡先:s-max【at】kmax-biz.com)
記事一覧 / Twitter:@smaxjp

編集長・ライター:memn0ck
記事一覧 / Twitter:@memn0ck

>>詳しくはこちらへ

ライター執筆者は以下を参照ください。