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秋吉 健のArcaic Singularity:あなたの個人情報は大丈夫ですか?Facebookの個人情報流出からビッグデータ活用による消費行動掌握の実態まで、その自己防衛策について考える【コラム】


個人情報ビジネスとその実態について考えてみた!

3月半ば頃、世界を震撼させるある事件が起こりました。Facebookの個人情報流出事件です。もはやここでその詳細を書くまでもないほどにネット上にはニュースが溢れ、さまざまな論調の考察記事が掲載されました。

あれから1ヶ月ほどが経って状況は落ち着きを見せていますが、一度流出した情報は二度と元の鞘には収まらないのがインターネットの恐ろしい点です。単なる誹謗中傷や罵詈雑言であればいずれはネットの情報の海に埋もれ、忘れ去られるだけの存在ですが、個人情報ともなると世界は黙っていません。何しろそれは「金(カネ)のなる木」だからです。

みなさんは自身の個人情報をどこまで管理し、制御し、そして「覚悟」しているでしょうか。もしくはどこまで企業や営利団体に知られ、利用されていると考えているでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は企業による個人情報の扱い方の変化や個人による防衛策について考えます。

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秋吉 健のArcaic Singularity:これが21世紀の音響技術だ!オブジェクト・オーディオが生み出す新次元の音楽体験とリスニング環境から音楽の未来を考える【コラム】


21世紀の音響技術「オブジェクト・オーディオ」について考えてみた!

筆者はオーディオマニアというほどでもなく、デスクトップパソコンに入れたMP3やAACファイルの音楽を、今となっては使い道もないMDスロットを搭載した古いオンキヨーのミニコンポに繋げて楽しむ程度のライトユースですが、そんな筆者が四半世紀近くも使い続けているオーディオ機器があります。それがトップ画像のミニアンプ「QX-1」です。

これは一般的な音声出力を手軽に3Dバーチャルサラウンドに変換できるというもので、当時カプコンのアーケードゲーム筐体「Qグランダム25」などに採用していたQSound Labsの「QSound」(Qサウンド)に用いられていたアンプ部を汎用製品として販売したものです。その3D音響効果は想像以上に大きく、耳元を包み込むようなその独特の音響空間はロックであればライブ会場のように、ゲーム音楽であればその世界に立っているような錯覚さえ感じるほどです。

QX-1が発売されていた1990年代はちょっとした3D音響システムブームで、Qサウンドのほかにもローランドの「RSS」(Roland Sound Space)など、民生用の仮想立体音響システムがいくつも生まれました。5.1chや7.1chといったようなホームシアターシステムがまだまだ一般的ではなく、2つのスピーカーでも映画館のような迫力ある音響を得たいという思いから生まれた「時代の通過点」と言えます。

その後20年近くは音響機器の低価格化とコモディティ化によって5.1chや7.1chといったホームシアター環境すらも比較的安価に構築できる時代へと進み、Qサウンドのような仮想立体音響システムは歴史の陰に隠れていきますが、数年前から再び仮想的な立体音響技術が脚光を浴び始めることとなります。それが「オブジェクト・オーディオ」と呼ばれる技術です。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は新時代の立体音響技術「オブジェクト・オーディオ」とその未来について考えます。

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秋吉 健のArcaic Singularity:嗚呼、PHSよ永遠なれ。新規契約および機種変更の受付を停止したPHSの歴史を紐解きこれからのモバイルデータ通信の未来を考える【コラム】


PHSの歴史を紐解きつつ未来のモバイルデータ通信を考えてみた!

既報通り、ソフトバンクおよびウィルコム沖縄は1日、携帯電話サービス「Y!mobile(ワイモバイル)」におけるPHSサービスの新規契約および機種変更の受付を停止しました。なお、現在のところ停波の予定はなく、すでにPHSを利用中のユーザーは継続して利用できるほか、法人向けテレメタリングなども引き続き契約手続きを受け付けています。

過去のものとしてしまっては失礼かもしれませんが、20代以上、特に30代以上の世代にとっては「PHS」という響きは懐かしくもあり、人によっては「まだあったんだ」という驚きのある方もいらっしゃるかと思います。

かくいう筆者も1999年に三洋製「PHS-J80」を購入したのがPHSデビューであり、はじめてのケータイ製品でもありました。その後、10年以上にわたりPHSを愛用し続けてきましたが、残念ながら現在は解約しています。新規受付ができるうちに1回線契約しておけば良かったかな?と、少しだけ後悔しているところです。

PHSの歴史を紐解いていくと、日本におけるモバイルデータ通信の歴史が見えてきます。日本の携帯電話市場においてPHSとはどのような存在だったのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はPHSの昔話を交えながら、これからのモバイルデータ通信について考えます。

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秋吉 健のArcaic Singularity:人の知覚能力や身体能力を拡張する「テレイグジスタンス」とは何か。AIとは異なるもう1つのロボット技術へのアプローチを考察する【コラム】


次世代のロボット遠隔操作技術「テレイグジスタンス」について考えてみた!

みなさんは「アバター」というSF映画をご覧になったことがあるでしょうか。地球から遥か遠くの惑星「パンドラ」を舞台にしたSF映画で、当時まだ一般には馴染みが薄かった3D映画を一気に普及させた金字塔とも呼べる作品です。

その映画の主人公ジェイクは、過去の事故により下半身不随となって以来不本意な日々を余儀なくされていましたが、アバターと呼ばれる惑星パンドラの原住民の姿をしたクローン体に意識をリンクさせて偵察を行う任務に志願し、原住民たちと共にその世界を自由に飛び回る様子が描かれます。その表現技法の緻密さも相まって現代版のおとぎ話のようにも感じられるほど遥かな未来感と創造性を掻き立てられましたが、そのアバターという発想はもしかしたら近い未来に実現してしまうかもしれないのです。

そのヒントとなるものが「テレイグジスタンス」と呼ばれる技術です。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はまだあまり聞き慣れないテレイグジスタンス技術とその可能性について考えていきます。

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秋吉 健のArcaic Singularity:本当に若者は音楽を聴かなくなったのか?スマホ全盛時代における音楽と人々との「今」を考える【コラム】


音楽と人々との関係の在り方について考えてみた!

先日、筆者の好きな音楽アーティストのアルバムCDをiTunesに取り込んでいる最中、ふと「そういえば今の若い人たちはCDから音楽をリッピングするなんて手間は掛けないんだろうな。というか、そもそもPC(パソコン)を自宅で使わないか……」と考えていました。

思い返せば、CDのリッピングが問題視されたのは2000年頃。当時はまだ音楽をパソコンで取り込むとか、MP3データにして持ち歩くといったことは珍しく、その取り扱いに関しても様々に議論があった時代です。そのため2002年あたりからパソコンへの取り込みができない「コピーコントロールCD(CCCD)」といったものが登場してきましたが、音楽CDとしての規格上の逸脱(レッドブック違反ではないが規格外用途)、コピープロテクトの甘さによる無意味さ(結局リッピングできてしまった)、そして何より音楽CDとしての音質が悪くなるという本末転倒ぶりもあり、早々に世の中から消えていきました。

そんなすったもんだの2000年代も振り返ってみればまだまだ音楽に元気があった時代でもあり、様々なジャンルとアーティストの作品がヒットチャートを賑わせていましたが、それも2010年代に入ってくると状況が一変します。AKB48に始まるグループアイドルによる楽曲がランキングを独占するようになり、またそのランキング自体もCDに付属する握手券などの特典狙いによる大量購入が大きな要因となるなど、音楽人気のみでのランキングとは言い難い状況を生んだことはみなさんもよくご存知のことかと思います。

そんな音楽と音楽業界の在り方に「音楽は死んだ」「若者の音楽離れ」などとまことしやかに囁かれるようになりましたが、本当に音楽は死んだのでしょうか。そしてまた若者は音楽を聴いていないのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は音楽と人々との関係の「今」を考えます。

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