機器の垣根を取り払う充電技術おくだけ充電 |
おくだけ充電と言えば、NTTドコモ2011年夏モデル「AQUOS PHONE f SH-13C」に搭載される技術で、今後発売される秋冬モデルでは対応機種を更に拡大していくとのことだ。
今回は、実際のワイヤレス充電器と充電のしかたをみていこう。
ワイヤレス充電自体は、以前から開発されていた技術だが、普及させるために国際的な標準規格を待ってからの製品化となったという。国際規格「Qi(チー)」に対応している機器であれば、たとえばゲーム機やデジカメなどもこのワイヤレスチャージャーの上にのせるだけで充電可能となる。
ただし、他社のワイヤレスチャージャーを使用してスマートフォン、フィーチャーフォンを充電する場合、充電中の通信が確立するかどうかはわからないので、同社のスマートフォン、フィーチャーフォンを充電する際はNTTドコモ製のワイヤレスチャージャーを推奨している。
これは国際規格「Qi」はあくまでワイヤレス充電の規格であり、通信端末の為の電磁ノイズ抑制まで厳密に定義されていないからだという。
ワイヤレス充電器「ワイヤレスチャージャー01」。スマートフォン、フィーチャーフォンを置くので、少し大きめ。
側面には電源コネクタ。厚みも少しある。
ワイヤレスチャージャー01の特徴は、端末の受電コイルを関知し、送電コイルを的確な位置へ移動させ、これによって高効率の充電が出来る点だ。
このようにざっくりと端末をワイヤレスチャージャーの上に置いても、端末の充電ランプ(赤)とワイヤレスチャージャーの送電ランプ(青)が点いた。
受電コイルは端末についているのではなく、バッテリー自体についている。
つまり、バッテリーだけを充電することも可能だ。
もしかすると本体と予備バッテリーを充電することも?!
担当者によるときっちりと充電エリアに双方のコイルが乗れば、どちらかのバッテリー充電完了後、送電コイルが移動して未充電のバッテリーを充電開始するという。
「バッテリーだけ対応していれば旧機種でも使えるのでは無いか」と思い、担当者に聞いてみたところ、技術的には可能だが端末にバッテリーを入れた状態で、ワイヤレスチャージャーでバッテリーだけを充電した場合、端末とバッテリー残量の誤差が生じ最悪の場合端末が破損する恐れがあるため対応する予定は無いとのことだ。
ワイヤレスチャージャー対応の端末・バッテリーは接点・端子数が増えてバッテリー残量を端末側から細かく確認できるようになっているという。
残念に思っていたところ、おくだけ充電対応の外部バッテリーを紹介してくれた。USBポートが2個ついた外部バッテリーだ。
型番はポケットチャージャー02、5000mAhの大容量バッテリーだ。発売は8月末を予定しているという。また、コンパクトで容量が小さいタイプのポケットチャージャーも発売するとのこと。
冒頭で、ワイヤレスチャージャー01は、大きく厚みもあると書いたが、チャージャーの上に布をかぶせても充電可能なので、ちょっと工夫すればチャージャー自体が目立たない様な置き方(飾り方?)もできそうだ。ただし、ワイヤレスチャージャーの上に金属や絶縁素材を置くと充電は出来ないので注意。
おくだけ充電を公共施設に展開することで、通信インフラの他にバッテリーインフラも普及させてよりスマートフォン、フィーチャーフォンを使いやすい世の中にしていきたいとのことだ。
端末・機器ごとに違う充電器やACアダプターから解放されるワイヤレス充電規格「Qi」、他社を含めこの技術の早期普及を期待したい。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
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ただし、他社のワイヤレスチャージャーを使用してスマートフォン、フィーチャーフォンを充電する場合、充電中の通信が確立するかどうかはわからないので、同社のスマートフォン、フィーチャーフォンを充電する際はNTTドコモ製のワイヤレスチャージャーを推奨している。
これは国際規格「Qi」はあくまでワイヤレス充電の規格であり、通信端末の為の電磁ノイズ抑制まで厳密に定義されていないからだという。
ワイヤレス充電器「ワイヤレスチャージャー01」。スマートフォン、フィーチャーフォンを置くので、少し大きめ。
側面には電源コネクタ。厚みも少しある。
ワイヤレスチャージャー01の特徴は、端末の受電コイルを関知し、送電コイルを的確な位置へ移動させ、これによって高効率の充電が出来る点だ。
このようにざっくりと端末をワイヤレスチャージャーの上に置いても、端末の充電ランプ(赤)とワイヤレスチャージャーの送電ランプ(青)が点いた。
受電コイルは端末についているのではなく、バッテリー自体についている。
つまり、バッテリーだけを充電することも可能だ。
もしかすると本体と予備バッテリーを充電することも?!
担当者によるときっちりと充電エリアに双方のコイルが乗れば、どちらかのバッテリー充電完了後、送電コイルが移動して未充電のバッテリーを充電開始するという。
「バッテリーだけ対応していれば旧機種でも使えるのでは無いか」と思い、担当者に聞いてみたところ、技術的には可能だが端末にバッテリーを入れた状態で、ワイヤレスチャージャーでバッテリーだけを充電した場合、端末とバッテリー残量の誤差が生じ最悪の場合端末が破損する恐れがあるため対応する予定は無いとのことだ。
ワイヤレスチャージャー対応の端末・バッテリーは接点・端子数が増えてバッテリー残量を端末側から細かく確認できるようになっているという。
残念に思っていたところ、おくだけ充電対応の外部バッテリーを紹介してくれた。USBポートが2個ついた外部バッテリーだ。
型番はポケットチャージャー02、5000mAhの大容量バッテリーだ。発売は8月末を予定しているという。また、コンパクトで容量が小さいタイプのポケットチャージャーも発売するとのこと。
冒頭で、ワイヤレスチャージャー01は、大きく厚みもあると書いたが、チャージャーの上に布をかぶせても充電可能なので、ちょっと工夫すればチャージャー自体が目立たない様な置き方(飾り方?)もできそうだ。ただし、ワイヤレスチャージャーの上に金属や絶縁素材を置くと充電は出来ないので注意。
おくだけ充電を公共施設に展開することで、通信インフラの他にバッテリーインフラも普及させてよりスマートフォン、フィーチャーフォンを使いやすい世の中にしていきたいとのことだ。
端末・機器ごとに違う充電器やACアダプターから解放されるワイヤレス充電規格「Qi」、他社を含めこの技術の早期普及を期待したい。
記事執筆:mi2_303
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