LGの「G2 L-01F」は買いでしょ! |
既報の通り、NTTドコモは10日、2013年冬から2014年春にかけて発売および開始する予定の新機種、新サービスを発表する「2013-2014冬春モデル新商品発表会」を開催し、LGエレクトロニクス製のAndroidスマートフォン「G2 L-01F(ジーツー・エルゼロイチエフ)」(以下、L-01F)を発表した。
発売日は本日10月11日(金)で、今回発表されたモデルの中で最も早く発売が開始された。発表会における展示会場でL-01Fを試すことができたので写真と動画で紹介する。なお、価格についてもすでに紹介してるので参照して欲しい。
本体正面
本体背面。左から「Indigo Black」と「Lunar White」
本体のサイズは暫定値で約139(H)×71(W)×9.2(D)mm、質量は145g、ディスプレイは、約5.0インチのフルHD(1080×1920)TFT液晶(1677万色)を搭載。ディスプレイ直下にハードキーは備えず、ディスプレイ下部には、バック(戻る)、ホーム、メニューのタッチキーを搭載。ホームを長押しするとAndroid標準のタスクマネージャー(利用したアプリ一覧)が表示される。
カラーバリエーションは、「Indigo Black」と「Lunar White」の2色展開で、メインカラーはIndigo Black。いずれのカラーも背面はつやありのつるつるとした質感で、背面にはカメラ、電源(スリープ)キー、ボリューム(上下)キーなどを備えている。
背面のアウトカメラは、有効画素数 約1320万画素、記録画素数 約1300万画素、内側のインカメラは有効画素数 約240万画素、記録画素数 約210万画素で、いずれも裏面照射型CMOSカメラを搭載している。
本体正面向かって左右側面(画像左)と上下側面(画像右)
アンテナを伸ばしたところ
本体向かって左側面にはドコモminiUIMカードスロットが搭載されているが、iPhoneなどで採用されている専用ピンを挿してトレイを取り出すタイプとなっている。本体右側面にはスロット、ボタン、端子類は搭載せず、上部側面の角にワンセグ用のアンテナ、下部側面には3.5mmイヤホンジャック、microUSB端子、スピーカーを備えている。
説明員によると、左右の側面部分にはSIMスロット以外は何も搭載しないことで、狭額縁のディスプレイを採用できたのだという。また、背面のリアカバーは取り外し不可で電池パックの交換ができないタイプとなっており、内蔵する電池パックは2900mAh。
なお、microSDカードスロットは本体に搭載していない。そのため、外付けのmicroSDカードリーダー/ライターを同梱し、microUSB端子に接続して、microSDカード内のデータの読み書きを行う。なお、microSDカードリーダー/ライターを本体に接続すると、自動的に専用のファイルマネージャーアプリが起動してmicroSDカード内のデータ参照、編集が行えるという。
防水性能および防塵性能、おくだけ充電、フルセグおよびNOTTVには対応していない。また、赤外線通信機能は、アドレス帳などを転送することはできず、IrRC(リモコン)のみに対応している。
端末情報画面(画像左)とストレージ画面(画像右)
RAMは約2GB、ROMは約32GBを搭載し、展示機で確認したところアプリなどを保存する空き容量(ユーザー領域)は20GBを超えており、Androidのバージョンは4.2.2となっていた。
背面に搭載する特長的な「リアキー」
L-01Fは、今年8月に発表されたLGエレクトロニクスのフラッグシップとなるグローバルモデル「LG G2(エルジー・ジーツー)」のドコモ(日本)向けモデルとなる。
グローバルモデルとほぼ同等の仕様で、ドコモ向けにカスタマイズが施されているが、大きく異なる点としては、ワンセグアンテナの搭載とFeliCa対応によりおサイフケータイが利用できる点だ。
そしてL-01Fの最大の特長とも言えるリアキー(背面のボタン)は、ボリューム(上下)キーに各種機能のキーアサイン(機能の割り当て)がされているところだ。例えばスリープ(画面表示オフ)状態で、ボリューム(上下)キーの下ボタンを長押しすればカメラが起動し、カメラ起動中にしたボタン短い押しでシャッター、長押しで連写撮影ができると言った具合だ。さらに、画面の裏側にあるため、インカメラを使った自撮り(自分撮り)もしやすい。とりやすいだけでなくしっかり本体を持ってボタンを押すため、安定感がありブレ難いと言った点が見逃せないポイントだ。
画面を2回トントンと叩くと…
さらに、電源(スリープ)キーも背面にあるため、電源(スリープ)のON/OFFを本体を持たずにできるよう「ノックオン機能」を搭載する。ホーム画面の何もないところを指でトントンと2回タップするとスリープになり、さらに画面を指でトントンと2回タップすると画面が点灯してロック解除画面が表示される。
なお、ホーム画面からのスリープは、今回発表されたドコモの新しいホームアプリ「docomo LIVE UX」を適用している場合は、ホーム画面タップでは動作せず、画面上部の通知バーエリアを指でトントンと2回タップするとスリープになる。
国内向けモデルとしては、若干中途半端な部分が見えもするが、ハイスペックなマシンパワーやQスライド機能やQメモ機能といったQシリーズ機能をはじめLG独自の使いやすさを追求した操作性、多彩なカメラ機能、24ビット192kHzのハイレゾリューション(ハイレゾ)に対応したHi-Fiステレオ専用チップを搭載するなど、魅力的なポイントが多く、洗練されたデザインもこれまでのLG製スマートフォンとは一線を画している。
そこで今回は、ハードウェア、ソフトウェアのさまざまな特長を実際に操作しながら説明員に解説をしてもらったので、その様子を動画で紹介する。
S-MAX:LGエレクトロニクス製「G2 L-01F」ファーストインプレッション
◯主な仕様
機種 | G2 L-01F |
寸法 (高さ×幅×厚さ:mm) | 約139×71×9.2 |
質量(g) | 約145 |
LTE連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 約460 |
3G連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 約530 |
GSM連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 約430 |
連続通話時間 (3G/GSM)(分) | 約820/約760 |
実使用時間(時間)※1 | 約73.1 |
メインディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦通称]、種類、発色数) | 約5.2インチ 1080×1920 フルHD TFT液晶(フルHD IPS) 1677万色 |
バッテリー容量 | 2900mAh |
ROM/RAM | 32GB/2GB |
外部メモリ (最大対応容量) | microSD (2GB) microSDHC (32GB) microSDXC (256GB)※2 |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約1320万画素/約1300万画素 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約240万画素/約210万画素 |
CPU (チップ名/クロック) | MSM8974 (2.3GHzクアッドコア) |
OS | Android 4.2 |
「Xi」(クロッシィ) (LTE) | 112.5Mbps/37.5Mbps |
LTE対応周波数帯 (2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz) | (○/―/○/○) |
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA) | 14Mbps/5.7Mbps |
Wi-Fi(無線LAN) (11a/b/g/n/ac※3) (Wi-Fiテザリング同時接続台数) | ○ (○/○/○/○/○) (8台) |
GPS/オートGPS(◎は海外対応) | ◎/○ |
赤外線通信 | ― ※IrRC(リモコンに対応) |
Bluetooth | ○(4.0) |
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応) | ◎/― |
防水/防塵 | ―/― |
おくだけ充電 | ― |
色 | Indigo Black Lunar White |
製造メーカー | LG Electronics Japan |
※2 同梱のmicroSDリーダライター(試供品)を使用。
※3 IEEE802.11acドラフト版に対応。
※今回試した展示機および仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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