KDDI子会社がauのMVNOサービスを開始! |
KDDIバリューイネイブラー(KVE)および沖縄バリューイネイブラー(OVE)は11日、au回線を借り入れた仮想移動体通信事業者(MVNO)による携帯電話サービス「UQ mobile」を2014年12月18日(木)に提供開始すると発表しています。
料金プランはデータ通信のみで月当たりのデータ通信量が2GBまでの「データ高速プラン」が月額980円、月当たりのデータ通信量に制限がない代わりに常時上下最大300Kbpsに通信速度制限されている「データ無制限プラン」が月額1,980円の2つがあり、それぞれにプラス700円で音声通話プランが用意されています。
サービス開始に合わせて、データ無制限プランおよびデータ無制限と音声通話プランが通常の上下最大300Kbpsのところ期間中は500Kbpsになるキャンペーンが実施されます。期間は2015年12月31日(水)まで。
また、UQ mobile向けに新しくオリジナルのAndroidスマートフォン(スマホ)「KC-01」(京セラ製)と「LG G3 Beat(型番:LG-D722J)」(LG Electronics製)をサービス開始と同時に発売します。
販売拠点はUQ mobile直販「UQ mobileオンラインショップ」のほか、エディオンやジョーシン、ビックカメラ、ケーズデンキ、ソフマップ、ヤマダ電機、コジマ、ノジマ、ヨドバシカメラといった家電量販店でも販売され、順次拡大していく予定。
価格はKC-01が直販で一括払いの場合に29,760円、分割払いで「端末購入アシスト」を利用した場合に1,240円/月×24回、LG G3 Beatが一括払いの場合に34,800円、分割払いで「端末購入アシスト」を利用した場合に1,450円/月×24回となっています。
UQ mobileはau回線のMVNOによる携帯電話サービスです。これまではグループ会社以外のMVNOはほぼNTTドコモ回線を使ったサービスであることに対し、KDDIがau回線を使ったMVNOが増えることをめざして、MVNOの仕組みを提供する仮想移動体サービス提供者(MVNE)を行なうKVEおよびOVEを設立していました。
今回、このKVEとOVEが自らMVNOを提供し、au回線によるMVNOのモデルケースも含めてUQ mobileのサービスを行っていきます。UQ mobileで提供されるプランと価格は以下の通り。
プラン名称 | データ高速プラン | データ高速+音声通話プラン | データ無制限プラン | データ無制限+音声通話プラン |
月額基本料金 | 980円 | 1,680円 | 1,980円 | 2,680円 |
月間データ容量 | 2GB | 無制限 | ||
通信速度 | 2GBまで受信最大150Mbps (送信最大25Mbps) 2GB超は送受信最大200kbps | 送受信最大300Kbps (キャンペーン中は500Kbpsに増速) | ||
テザリング | ○ | |||
国内通話料 | - | 20円/30秒 | - | 20円/30秒 |
国際通話料(注) | - | ○ | - | ○ |
SMS(国内/海外) | ○ | |||
国内SMS送信料 | 3円/通 | |||
国際SMS送信料 | 100円/通(免税) |
この他、初期費用としてSIMパッケージ料金3,000円がかかります。また、音声通話に対応する「データ高速+音声通話プラン」および「データ無制限+音声通話プラン」については最低利用期間が12ヶ月となり、最低利用期間内に解除する場合は、契約解除料として9,500円がかかるとのこと。
オプションサービスも電話基本パック(月額380円)および端末補償サービス(月額380円)、メールサービス(月額200円)が提供され、電話基本パックは「留守番電話サービス」および「迷惑電話撃退サービス」、「三者通話サービス」の3つのサービスのパックとなっており、端末補償サービスは故障および盗難、紛失を補償(対象機種はKC-01およびLG G3 Beat)、メールサービスではメールアドレス「xxx@uqmobile.jp」を利用できます(対象機種はKC-01およびLG G3 Beat)。
スマホと回線(SIMカード)のセット販売のほか、回線(SIMカード)のみも提供され、au向けに販売されている機種のほか、一部のSIMフリースマホにUQ mobileのSIMカードを装着して利用可能となっています。
ただし、iOS 8以降のiPhoneやiPadなどのiOS搭載機種については対応しておらず、iOS 7.x以前についても記載がなく、iOS搭載機種については公式には対応していないということになっています。基本的には同じくau回線のMVNOによる携帯電話サービス「mineo」と同じ仕様なのだと思われます。
セット販売として提供されるKC-01とLG G3 Beatのスマホ2機種については以下の記事を参照してください。各機種ともにSIMフリーではなく、SIMロックがかかっていて、基本的にUQ mobileのSIMカードを装着して利用することを想定しているとのこと。ただし、NTTドコモの機種をSIMロック解除せずにNTTドコモのMVNOで利用できるようにauのSIMカードを装着して利用できるかどうかは不明です。
・LGエレクトロニクス・ジャパン、UQ mobile向けAndroidスマホ「LG G3 Beat」を発表!5インチHD液晶や1.2GHzクアッドコアCPUなどのミドルレンジモデル
・京セラ、UQ mobile向け防水・防塵対応Androidスマホ「KC-01」を発表!4.5インチqHD液晶や1.2GHzクアッドコアCPUなどのミドルレンジモデル
記事執筆:memn0ck
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・KDDIバリューイネイブラーの事業開始について〜MVNOサービスによるパートナー支援事業を開始〜|2014年|KDDIバリューイネイブラー株式会社
・auの4G LTEに対応した安心・信頼のMVNOサービス 「UQ mobile」がスタート!|2014年|KDDIバリューイネイブラー株式会社
・スマホデビューのお客さまでも簡単に安心して利用が可能! UQ mobileブランドからスマートフォン2機種が登場 ~auの4G LTEに対応し、快適な通信も可能~|2014年|KDDIバリューイネイブラー株式会社
・UQ mobile