sh03g-001
新たな認証デバイスを搭載してAQUOS ZETAが生まれ変わる!

既報通り、NTTドコモは13日、今夏以降に発売・開始を予定している新モデル及び新サービスを披露する「2015夏モデル新商品発表会」を開催し、バッテリーの持ちが良く指紋センサーを搭載したAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)採用のスマートフォン「AQUOS ZETA SH-03G」(シャープ製)を2015年5月下旬に発売すると発表しました。

すでに5月13日(水)からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されています。

常にシャープ製スマホのNTTドコモ向けフラッグシップに冠されてきた「ZETA」の名前を持つ正真正銘のハイエンドモデルですが、本機ではついに指紋センサーによる生体認証機能が実装されました。

これはNTTドコモが2015年夏モデルのスマホから同社サービスへの生体認証機能によるログインや決済に対応することを発表しており、本機もその対応機種として開発されたものです。

単なる性能の向上だけではなく新たな機能の追加も伴った「メジャーアップデート」とも言える今度のAQUOS ZETAはどれほどの魅力を備えた機種なのでしょうか。発表会のタッチ&トライコーナーで試作機に触れることができましたので写真や動画とともに紹介したいと思います。

前述した通り、指紋認証機能は本機の大きな進化の1つです。生体認証用センサーとして指紋センサーを搭載してきたスマホはこれまでに東芝製のREGZAシリーズや富士通製のARROWSシリーズ、サムスン電子製のGALAXYシリーズ、そしてアップル製のiPhoneシリーズなど多数あり、安全性の高いセキュリティーシステムとしての認知度も十分となっている印象があります。

本機で採用された指紋センサーは指でなぞるタイプで、本体背面に備えられたカメラのすぐ下にあります。端末を片手で持ったとき、ちょうど人差し指が当たる位置になるため、片手で簡単に認証を行えるのがメリットです。ただし、端末をテーブルなどに置いた状態では使用できないため、その点ではiPhone 6などのような前面にセンサーを備えた機種よりは使いづらさを感じる場面があるかもしれません。

本体正面デザインは従来からの「EDGEST」デザインを踏襲。上部と左右のベゼル部分の厚みが非常に薄く、まるで画面のみを手にしているような錯覚に陥るほどです。この狭額縁デザインのおかげで5.5インチという大画面でも横幅を76mmに抑えており、本来であればファブレットに分類されるほどの大画面であっても片手で持てるギリギリのサイズに収めています。

sh03g-002
AQUOSシリーズの特徴であるEDGEST(エッジスト)デザイン


sh03g-003
本体カラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色


sh03g-004
指紋センサーは端末のロック解除以外にもドコモのオンラインサービスへのログインや決済などに使用できる


またデザイン面では側面デザインを山型にした「ヘキサグリップシェイプ」を採用。しっかりとした凹凸を設けることで、厚さ8.3mmと比較的薄い端末にもかかわらずテーブルなどに置いた状態からも持ちやすく滑りにくいデザインに仕上げています。素材にもこだわり、メタルフレームとすることで高級感も出しています。

側面にはこのほかにもLEDによるイルミネーション機能が内蔵された「グリップセンサー」が搭載されており、端末を握ることで通話着信時の音量を下げたり画面の回転防止などができるようになっています。

sh03g-005
下面。左側のスリットがスピーカー、右側がマイクとストラップホール


sh03g-006
上面。左側にnanoSIMカードスロットとmicroSDカードスロット、右側にイヤホンマイク端子を備える


sh03g-007
左側がmicroUSB端子、右側がグリップセンサー


sh03g-008
左側がグリップセンサー、右側が音量キーと電源キー


sh03g-009
非常に特徴的で実用性も兼ね備えた「ヘキサグリップシェイプ」デザイン

機能面では最大2100fpsでの動画再生に対応した「スーパースロー映像」が可能に。最大210fpsでのスロー録画に対応し(フルHDの場合120fps)、再生時に撮影コマ数の10倍となるフレーム間補正を行うことで、映画のワンシーンのような映像を作ることができます。

スロー録画の実演などは以下のファーストインプレッション動画の中でも行っています。この動画ではスロー録画以外にも基本操作や外観などをまとめて紹介しています。



基本性能でも「2.0GHzクアッドコアCPU+1.5GHzクアッドコアCPU」という構成の64bit対応オクタコアCPU「Snapdragon 810(Qualcomm製MSM8994)」を採用するなど、着実な進化を遂げている本機。性能、機能、デザインの全てに妥協したくないというハイエンド志向の方なら一度は店頭などで手にとってみる価値のある端末ではないでしょうか。


◯主な仕様
機種名AQUOS ZETA SH-03G
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約141×76×8.3
質量(g)約150
OSAndroid 5.0
CPU
(チップ名、クロック)
MSM8994
オクタコア
(2.0GHzクアッド+1.7GHzクアッド)
内蔵メモリー
(ROM/RAM)
32GB/3GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDXC(128GB)
バッテリー容量3000mAh
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
約370/約400/約320
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
約1120/約800/約650
実使用時間(時間)※1未定
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、
方式、発色数)
約5.5インチ
フルHD 1080×1920
TFT液晶 IGZO
1677万色
Xi(LTE、受信時最大/送信時最大)225Mbps/50Mbps
VoLTE
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz
/800MHz/700MHz)
○/○/○/○/○
対応方式
(FDD-LTE/TD-LTE)
○/ー
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約1310万/約1280万
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約210万/約210万
防水/防塵○/ー(IPX5、7/ー)
Bluetooth○(4.1)
ワンセグ/フルセグ
(◎は録画対応)
◎/◎
ハイレゾオーディオ対応○※3
LTE/Wi-Fi同時接続による
高速ダウンロード
LTE/Wi-Fi同時接続による
スムーズな通信
UIMカードnanoUIM
Red
White
Black
製造メーカーシャープ
※1 一般に想定されるスマホの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要。
※3 ミュージックアプリのみ。
※4 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:あるかでぃあ


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
AQUOS ZETA SH-03G | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ