honor6 PlusはiPhone 6 Plusを超えるのか!? |
既報通り、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)は20日、都内にて「SIMロックフリービジネス・記者発表会」を開催し、グローバルシリーズ「honor(オナー)」の最新スマートフォン(スマホ)「honor6 Plus」を6月中旬に発売することを発表した。
honor6 Plusに搭載されるHiSilicon製プロセッサー「Kirin 925」はクアッドコアのARM Cortex-A15 1.8GHzとARM Cortex-A7 1.3GHzによるパフォーマンスと省電力を兼ね備えたオクタコアCPUだ。
日本国内の販売はファーウェイ・ジャパン初の公式オンラインストア「V モール」が楽天市場にてオープンし、すでに5月20日から予約受付が開始されている。また、フュージョン・コミュニケーションズが提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)による携帯電話サービス「楽天モバイル」でも取り扱われる。販売価格は45,800円(税抜)。
今回は発表会のタッチ&トライコーナーでhonor6 Plusの実機に触れることができたので写真と動画で紹介していく。
ディスプレイは明るくて視野角広いJDI(ジャパンディスプレイ)製の約5.5インチフルHD(1080×1920ドット) IPS-NEO インセルディスプレイだ。大画面で比較的価格を抑えたスマートフォンだが、ディスプレイのクオリティーは高い。
狭額縁仕様で横幅約75.7mm、同じディスプレイサイズのアップル製スマホ「iPhone 6 Plus」の約77.8mmよりも小さい。
背面は6層構造によって細かい模様が立体的に浮かび上がる仕上げとなっている。展示機はゴールドしかなかったが、ホワイトとブラックのカラーバリエーション用意されている。
2つの800万画素カメラで構成された「ダブルレンズ」を採用、この特殊なカメラによってピント位置やボケの量をコントロールが可能だ。高精度な組み立てによる人間の目のような正確な視差でオートフォーカスをコントロールする。また、2つのカメラによる高感度撮影やHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影も得意とする。
iPhone 6 Plusとhonor6 Plusの暗所撮影比較
被写界深度をコントロールする「ワイドアパーチャ」はF値を小さくするとタッチした部分以外が大きくボケる。反対にF値を大きくすると全体にピントがあって見える。
この効果が”撮影前”に確認できる点がこれまでの被写界深度コントロール機能を搭載したスマートフォンとの違いだ。もちろん撮影後に調整することも可能だ。
カメラ機能には「ウォーターマーク」撮影が可能で、撮影時の情報を写真の中に埋め込むことが出来るほか、マークなどを入れておけば盗用を防ぐこともできそうだ。
夜景撮影では単なる高感度撮影だけではなく、複数回露光して夜景撮影を行う「スーパーナイトモード」を搭載する。サンプルのように複数回の露光による光の軌跡だけが残った写真撮影も可能だ(※要三脚)。
以下にhonor6 Plusの外観およびワイドアパーチャ撮影デモをムービーで紹介する。
動画リンク:https://youtu.be/fW45p62WPts
本体右側面にはSIMカードスロット(デュアル)、microSDカードスロット、電源キー、ボリュームキーがある。microSDカードは最大128GBのmicroSDXCに対応する。
上面にはイヤホンマイク端子がある。側面はアルミフレームで前後のガラスとの組み合わせで剛性感がしっかりしている。インカメラはソニー製の約800万画素裏面照射型CMOSセンサーを搭載している。レンズは複数でのセルフィー撮影を気軽できる広角89°となっている。
下面にはmicroUSB端子がある。上面とはアルミフレームの構造を変えており、手が当たる部分に丸みをつけたデザインとしている。
ホーム画面はアプリドロワーがない左右スクロールタイプだ。そのほかに、初心者でも使いやすいシンプルモードが用意されている。
honor6 PlusはiPhone 6 Plusをかなり意識した部分が見受けられるが、アルミフレームやGorilla Grass 3による剛性感、JDIのディスプレイなど全体的な作りの良さ光る。またダブルレンズの可能性も十分に感じることができた。ただし、この時期に発売するにあたってAndroid OSが4.4である点が残念に思える。
記事執筆:mi2_303
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