新しいAQUOSは新イメージキャラクターにカトパンこと加藤綾子さんを起用! |
シャープは2日、都内にて「『スマートフォンAQUOS』の新製品説明会」を開催し、国内の大手携帯会社から明日6月10日から販売されるスマートフォン(スマホ)「AQUOS」シリーズの製品紹介について解説を行った。
同社の「2016年夏モデル」のラインナップは、NTTドコモ向け「AQUOS ZETA SH-04H」、au向け「AQUOS SERIE SHV34」および「AQUOS U SHV35」、「AQUOS K SHF33」、SoftBank向け「AQUOS Xx3 506SH」の合計5機種。このうちのAQUOS Xx3 506SHは、ソフトバンクが発表会を行わないため、プレス向けの初披露の場となった。
フラッグシップモデルのAQUOS ZETA SH-04HとAQUOS SERIE SHV34、AQUOS Xx3 506SHのベースは同一のものだが、NTTドコモおよびSoftBankのモデルは指紋センサーを搭載しているのに対し、auのモデルは非搭載となる。なお、代わりにau版には眼認証機能を搭載する。
また本体色は共通の「ホワイト」を含む各3色展開で、各携帯電話会社ごとに2色のオリジナルカラーが用意されている。ロゴプリントに違いがあるものの、一見違いが分からないNTTドコモとSoftBankが取り扱うホワイトについては、メタフレームの色が異なり、NTTドコモのモデルはやや薄めのシャンパンゴールド、SoftBankのモデルはシルバーと、細かい部分で差異がある。
今回は、そんなAQUOSスマホがめざすものとして、発表会で解説されたそれを実現するための機能について写真や動画を交えて紹介していく。
まずはじめに登壇した同社 コンシューマーエレクトロニクスカンパニー 通信システム事業本部 パーソナル通信事業部 商品企画部 部長の林孝之氏は「シャープではモノの人工知能化AIoT(AI+IoT)をめざしています。AIoTによってエレクトロニクス商品は知性を持ち、愛着を生み出す存在に変わって行きます。」とコンシューマーエレクトロニクス製品のコンセプトを説明した。
このAIoTは「ココロプロジェクト」として推進されており、機器・機能・サービスには共通のコンセプトマークでプロモーションしていくとのこと。このマークは例えば、同社のスマホに搭載されるAI機能「エモパー」にも使われており、最近ではモバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」のサービス「ココロプラン」でもそのマークが確認できる。
そして、AQUOSスマホがめざす世界感は「新たな会話、行動を生み出していく人に寄り添うパートナーへ変わって行きたいと考えています。」とし、"活きる力を起動する"を新しいブランドイメージとすることを発表した。
AQUOSスマホが作るのは「道具の枠を超え、人の表情まで責任をもって作っていくパートナーでありたい」と、その取り組みについて語った。また合わせてデザインのコンセプトも新しく「生命感の起動」となっている。
人に寄り添うフォルムでデザインを一新。これまでのAQUOSスマホは極限までディスプレイのサイズに狭めた三辺狭額縁「EDGEST(エッジスト)」や「フレームレス」が特徴だったが、新しいAQUOSスマホは全体的に丸く柔らかいフォルムへ変化している。さらに金属フレームや2.5Dガラスも加え、めざしたのは「快適さと上質さ」であると説明した。
上がドコモ版、下がソフトバンク版でメタル部分の色が微妙に異なる
さらにブランドイメージを作るフラグシップスマホは「それぞれのテクノロジーがどこまで活きる力になるか」がテーマなのだという。
そのため、エモパーは「今日も頑張る」を起動するをコンセプトにした、最新の「エモパー4.0」を搭載。これはダイエットや健康維持に役立つヘルスケア機能で、エモパーが励まし、アドバイスするというもの。これによって、ヘルスケアも毎日楽しく続けることができると説明した。
ユーザーのニーズに合った話題を提案するエモパーに「詳しく」や「検索して」と話し掛けるとGoogleと連携してハンズフリーで検索する機能が追加されている。
すでにエモパーの継続利用者は40万人を超え、新たに従来型携帯電話(フィーチャーフォン、いわゆる「ガラホ」)のAQUOS K SHF33にも搭載される。また、ロボホンも同じココロプロジェクト商品として相乗効果をはかり、発展させていく計画だという。
続けて、基幹技術である液晶についても昨冬モデルから導入されている「ハイスピードIGZO」について紹介。コンセプトとして「超気持ちいい」を起動するとし、残像を抑えて滑らかに動作する120Hz駆動に加え、従来の液晶よりも眼が疲れにくいという実験結果を報告した。また、省電力もアピールし、スマホの電池持ちも良く、使う人も疲れにくいという長時間利用に対するハイスピードIGZOのメリットを説明した。
カメラはハイスピードカメラが「ハツラツさ」を起動するとして、引き続いてリコーのGR開発者による画像認定プログラム「GR certified」をクリア。これにより、デジタルカメラに匹敵する高画質となったとした上で、約0.4秒起動、約0.02秒のハイスピードAFで一瞬の表情もしっかりと撮影できるという強みを紹介。さらに、光学式手ブレ補正と高画質ズームも撮影の幅を広げるものとしている。
新機能の花火撮影モードは、花火が開いた瞬間を自動的に撮影する機能を紹介。人ではタイミングが難しい花火が開いた瞬間の撮影も、画像認識の応用でAQUOSがベストなタイミングで撮影する。
さらに、4K撮影した動画からベストな一枚を切り出す「後からキャプチャー」を搭載。タッチ操作で一コマずつ送り、ベストな一枚で画面のシャッターボタンを押すだけで、写真として保存することができる。
ユーザビリティーでは「超やさしい」を起動するとして、持つだけで画面点灯する「グリップマジック」、ひねるだけでアプリの切り替えができる「ツイストマジック」、残像を抑えたハイスピードIGZOによる「スクロールオート」、グリップマジックと組み合わせたタッチ・見てロック解除する機能を紹介し、これらをストレスなく使え人に優しい機能をめざしていると説明した。
さらに今回の発表会では新しいAQUOSスマホのCMも上映され、CMキャラクターを務める加藤綾子さんもゲストとして登壇。CM撮影の話や実際に体験したAQUOSスマホとエモパーについてトークが行われた。
加藤さんはAQUOSスマホについて「見た目もスタイリッシュですし、写真を良く撮るのでカメラが綺麗なので撮っていて嬉しいですね。」とコメント。
また、エモパーのヘルスケア機能については「ひとりでトレーニングをしていると段々辛くなってきて辛さに負けて辞めちゃったりするんですけど、凄く良いタイミングで『今、何歩達成です』『頑張って下さい』とか言ってくれるので、人に見られている気がして『なかなか簡単には辞められないぞ!』という良い奮い立たせになってやる気がでるんですよ。」とその効果を実感しているようすだった。
【ロボホンがエモパーについて解説するAQUOS発表会を動画で紹介】
動画リンク:https://youtu.be/CUqSt6F9t_g
シャープの2016年夏モデルでは、NTTドコモのAQUOS ZETA SH-04HとSoftBankのAQUOS Xx3 506SH、auのAQUOS SERIE SHV34の3機種が6月10日に発売、auのAQUOS U SHV35とAQUOS K SHF33が6月下旬に発売予定だ。
記事執筆:mi2_303
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・AQUOS ZETA SH-04H - S-MAX
・AQUOS SERIE SHV34 - S-MAX
・AQUOS Xx3 506SH 関連記事一覧 - S-MAX
・AQUOSシリーズ 関連記事一覧 - S-MAX
・シャープ株式会社