Googleの次期フラッグシップスマホ「Pixel 4」シリーズと見られる6つの型番がFCC通過!

米連邦通信委員会(FCC)は3日(現地時間)、Google製スマートフォン(スマホ)として「G020I」および「G020J」、「G020M」、「G020N」、「G020P」、「G020Q」という6つの型番が認証取得していることを公開しています。FCC IDはG020Iが「A4RG020I」、G020Jが「A4RG020J」、G020MとG020Nが「A4RG020MN」、G020PとG020Qが「A4RG020PQ」です。

それぞれすでにGoogleが明らかにした次期フラッグシップスマホ「Pixel 4」シリーズで対応するジェスチャー操作で利用される60GHz帯におけるモーションセンサー「Soli」(Low Power Transmitter)に対応していることからPixel 4シリーズだと見られ、例年通りならベースモデル「Pixel 4」と大画面モデル「Pixel 4 XL」になると思われます。

なお、直近の「Pixel」シリーズは日本向けに「Pixel 3」および「Pixel 3 XL」、「Pixel 3a」、「Pixel 3a XL」と販売されており、各々がおサイフケータイ(FeliCa)に対応するものの、eSIMに対応しないという日本市場限定のハードウェアとなっていますが、現時点ではざっと公開された資料を見る限りでは日本向けと考えられる情報は見当たりません。

一方で認証を受けている通信方式・周波数帯からG020IとG020Jは北米向け、G020MとG020NおよびG020PとG020Qはともに共通のハードウェアでグローバル向けと予想されますが、型番のアルファベット順で言えば「G020K」と「G020L」が抜けているため、もしかしたらそれらがPixel 3・3 XLやPixel 3a・3a XLのような日本向けとなる可能性もありそうです。

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Pixel 4シリーズはGoogleが自社開発する“Made by Google”のスマホで、2016年から1年に1世代ずつ投入され、昨年は日本でもようやく発売されたPixel 3シリーズが投入され、今年で4世代目となります。これまでにティザーによってPixel 4の背面画像が公開され、背面の左上に正方形のカメラモジュールが搭載され、そこにカメラレンズやセンサー、フラッシュが合わせて4つ配置されていることが判明しています。

これにより、従来までのPixelシリーズはリアカメラはシングルカメラでしたが、恐らく複眼化すると見られているほか、少なくとも本体カラーにブラックが用意されており、背面から指紋センサーがなくなり、画面内指紋認証などになるのではないかと予想されており、新たに顔認証とジェスチャー操作に対応します。

【FCC OET List Exhibits Report】
A4RG020I - OET List Exhibits Report
A4RG020J - OET List Exhibits Report
A4RG020MN - OET List Exhibits Report
A4RG020PQ - OET List Exhibits Report

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FCCにて認証された各製品はSoliのほか、80MHz幅に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz帯)の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth(2.4GHz)、NFC(13.56MHz)に対応しており、G020I・JはGSMおよびCDMA2000、W-CDMA、LTE、G020M・N・P・QはGSMおよびW-CDMA、LTEに対応しています。

携帯電話ネットワークの周波数帯ではG020I・JはFDD-LTE方式のBand 7および12、13、14、25、26、30、66、71、TDD-LTE方式のBand 38および41、48、W-CDMA方式のBand IIおよびIV、V、CDMA2000方式のBC0およびBC1、BC10、GSM方式の850および1900MHz、G020M・N・P・QはFDD-LTE方式のBand 2および4、5、7、12、13、17、25、26、66、71、TDD-LTE方式のBand 38および41、W-CDMA方式のBand IIおよびIV、V、GSM方式の850および1900MHzで認証を受けています。



記事執筆:memn0ck


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