![]() |
ちょうど良い性能に日常の機能をタップリ詰め込んだarrows NX9 |
既報通り、NTTドコモが12月18日に5G対応Androidスマートフォン「arrows NX9 F-52A」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)を発売した。販売価格は公式Webストア「
主なスペックはチップセット(SoC)にPixel 5と同じQualcomm製「Snapdragon 765G」を採用し、8GB内蔵メモリー(RAM)や128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、約6.3インチFHD+ (1080×2280ドット)有機ELディスプレイ、3600mAhバッテリー、防水(IPX5およびIPX8)、防塵(IP6X)、おサイフケータイ(FeliCa)などとなっている。
また富士通ブランドのスマホとしては今夏に発売された初の5G対応スマホ「arrows 5G F-51A」では「arrows」シリーズの売りでもあった“タフネス”仕様を封印していたが、本機では再び“洗えるスマホ”となっており、価格を抑えながら使いやすさをプラスした5Gに対応したモデルとなっている。
そこで本記事では11月5日に行なわれた「2020-2021冬春 新サービス・新商品発表会 docomo collection 2020-21」の後にメディア向けに実施されたタッチ&トライイベントにてarrows NX9 F-52Aの実機を試すことができたので、写真や動画を交えながら紹介したいと思う。
arrows NX9 F-52Aの前面は3Dガラスとパンチホール型の約1630万画素CMOS/広角レンズのフロントカメラを搭載したことで、4辺狭額縁のコンパクトで大画面を実現する。
特に前機種のarrows 5G F-51Aではこの3Dガラスと耐衝撃性能を共存させることができなかったとしており、arrows NX9 F-52Aで対応できたことは大きな前進だと言えるだろう。
またFHD+の有機ELディスプレイはHDR10+規格に対応しており、没入感のある画面でリアリティーを追求した映像コンテンツが存分に楽しめるよう作られていると感じられた。
また3Dガラスのディスプレイから丸みを帯びた側面、そして背面への繋がりは手にフィットして、優しい印象を受けた。デザインはシンプルだが、大胆なゴールドといったカラーリングを用意し、強い存在感を打ち出している。
サイズは約152×72×8.5mm、質量は162gと、最近の大画面スマホの中では比較的重くないのも良い。なお、カラーバリエーションはゴールドのほか、ホワイトとネイビーがある。
外装は側面やフレームがポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂とアルミニウムで構成されており、表面にはアクリル系UV硬化塗装処理が施され、背面パネルはポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)とポリカーボネート(PC)樹脂の複合材にハードコート処理がなされているという。
背面には約800万画素CMOS/超広角カメラと約4850万画素CMOS/広角カメラ、そして約500万画素CMOS/深度カメラのトリプルカメラを搭載する。
またarrows 5G F-51Aから引き続きカメラ機能と連携した「Adobe Photoshop Express」モードを搭載しており、AIシーン認識と自動補正そして、写真の編集機能が連携できる点が、良い写真をすぐに共有できる点が強みとなる。
外で写真を撮影する機会が以前より減ったかも知れないが、家族やペット、身近なモノを撮影する時間は増えているかと思う。そうした機会にちゃんと撮れて、ちゃんと残すということに、超広角カメラやメインとなる広角カメラ、そしてAIシーン認識、画質調整機能が役立つ。
さらにarrowsのスタンダードモデルである「arrows Be」シリーズでは防水・防塵機能に加え、ハンドソープで洗えることが特徴であったが、arrows NX9 F-52Aはハンドソープで洗えるほか、新たにコロナ禍への対策も含めたアルコールによる除菌も可能となった。
アルコールは樹脂などの変色や変形などが起こるため、防水機能を持つ精密機械であっても使用が禁止されているが、arrows NX9 F-52Aはプッシュタイプのアルコールを直接拭きかけ、拭き取って除菌することができる。
富士通では業務用のスマホやタブレットなどでも医療現場での利用を考慮して耐アルコール性能を持つ製品があるが、こうした機能を汎用の個人向けモデルにも搭載したというわけだ。
コロナ禍ではアルコール除菌できることが一番安心して使えることに繋がる。外出先などで、除菌シートがなくても入退出の歳に建物に備え付けのプッシュ式のアルコールで除菌できるのは良いと思う。
性能としてはミッドハイレンジということで、ハイエンドの特にゲーミングに特化したスマホに性能は及ばないが、カジュアルゲーマー向けのゲームを使った楽しみ方としてゲームに集中できる上、ゲーム実況が簡単にできるよう「ゲームゾーン」機能を搭載する。
考え方としてはゲーム機のように、ゲームゾーンのランチャーからゲームを選んで立ち上げて遊ぶ、カジュアルゲーマーにとってわかりやすいものとしている。また、ゲームごとにパフォーマンスのチューニングができるなど、多彩な機能を盛り込んでいる。
あくまでSnapdragon 765Gの性能内での補助機能だが、単にゲームをプレイするのではなく、ゲームを通して新しい楽しみ方ができるという広がりが見つけられるという機能だ。最後にarrows NF9 F-52Aを含めたNTTドコモの2020-2021年冬春モデルを動画で紹介しておく。
動画リンク:https://youtu.be/XqXnWeof-YI
冒頭で価格が近い製品としてGoogleのPixel 5を例として挙げたが、arrows NX9 F-52Aはちょうど良い性能とPixel 5にはない圧倒的な防水・防塵だけではない耐衝撃性能などの23項目のMIL規格準拠の耐久性能、そしてハンドソープに加えてアルコール除菌機能、そしてHDR10+のコンテンツ表示に対応するなど、我々の生活に安心と豊かさをもたらすスマホであるように思う。
機種名 | docomo arrows NX9 F-52A |
サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜] | 152×72×8.5mm |
質量[g](電池含む) | 約162g |
OS | Android 10 |
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式] | 約6.3インチ有機EL Full HD+(1080x2280ドット) 約1677万色 |
HDR表示 | ○ |
SoC | Snapdragon 765 5G Mobile Platform |
CPU | オクタコアCPU (2.4GHz×1+2.2GHz×1+1.8GHz×6) |
内蔵メモリー(RAM) | 8GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ(最大対応容量) | microSDXC(1TB) |
リアカメラ[有効画素数/F値] | トリプルカメラ[約4850万画素CMOS(F1.8、広角レンズ)+約800万画素CMOS(F2.4、超広角レンズ)+約500万画素CMOS(F2.2、ToFカメラ)] |
フロントカメラ[有効画素数/F値] | 約1630万画素CMOS(F2.45、広角レンズ) |
バッテリー容量 | 3600mAh/13.47Wh(内蔵電池) |
連続待受時間(静止時)[4G(LTE)] | 約370時間 |
連続通話時間(LTE)[VoLTE/VoLTE(HD+)/VoLTEビデオコール] | 約1140分/約1120分/ー |
電池持ち時間[5G/4G(LTE)] | 約110時間/約120時間 |
充電時間 | ポータブルACアダプタ 01kuruko:約220分 ポータブルACアダプタ 02:約220分 ACアダプタ 05:約220分 ACアダプタ 06:約220分 ACアダプタ 07:約180分 |
接続端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電(Qi) | ー |
5G通信速度(受信時/送信時の最大速度) | 2.1Gbps/218Mbps |
4G(LTE)通信速度(受信時/送信時の最大速度) | 1.1Gbps/131.3Mbps |
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ |
WORLD WING[対応ネットワ−ク:LTE/3G/GSM] | ○/○/○ |
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB] | 10台/4台/1台 |
Bluetooth | ○(5.1) |
防水・防塵 | ○(IPX5・IPX8)/○(IP6X) |
ワンセグ/フルセグ | −/− |
FMラジオ | ○(ワイドFM・ハイブリッドラジオ対応) |
おサイフケータイ[FeliCa/NFC(FeliCa搭載)] | −/○ |
生体認証 | ○(指紋) |
ハイレゾ | ○ |
スグアプ/スグ電 | ○/○ |
SIMカード | nanoUIM |
本体カラー | ホワイト、ネイビー、ゴールド |
メーカー | 富士通コネクテッドテクノロジーズ |
記事執筆:mi2_303
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・arrows NX9 関連記事一覧 - S-MAX
・arrows NX9 F-52A | タブレット | 製品 | NTTドコモ