ついにXperia PROが発売!日本ではSIMフリーで価格が250,800円 |
ソニーは27日、子会社のソニーモバイルコミュニケーションズが開発する「Xperia」シリーズとして初めて第5世代移動通信(以下、5G)のミリ波帯に対応した映像制作などプロフェッショナル向けスマートフォン(スマホ)「Xperia PRO(エクスペリア プロ)」を日本およびアメリカにて2021年1月27日(水)以降に順次発売すると発表しています。
日本ではSIMフリーモデル「Xperia PRO(型番:XQ-AQ52)」が2月10日(水)に発売され、価格はオープンながら市場想定価格は税抜228,000円(税込250,800円)で、ソニー公式ショップ「ソニーストア」(オンライン含む)では税抜227,090円(税込249,800円)となっています。なお、販売拠点はソニーストアのほか、一部の量販店でも取り扱われるということです。
発売に先立って1月27日9時よりソニーストアなどにて予約受付を実施するほか、1月28日(木)からソニーショールーム/ソニーストア 銀座やソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神、一部量販店にて展示を行うということです。
Xperia PROは昨年2月に発表され、フラッグシップスマホ「Xperia 1 II」をベースに「映像制作などのプロフェッショナル向けソリューションにも対応した5Gミリ波帯対応デバイス」として開発され、Xperia 1 IIではSub6のみに対応していますが、Xperia PROではさらに28GHz帯などの高周波数帯を利用するミリ波にも対応したハイグレードモデルとなっています。
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5Gのミリ波を活用することで高速・大容量通信を可能にし、ソニー独自の4方向に配置したアンテナ技術と低誘電率素材を搭載することで、360度全方位のミリ波通信の受信感度を高め、高速・安定通信を実現しているほか、接続しているミリ波の方向や通信のデータ送受信速度を可視化する独自機能「Network Visualizer(ネットワークビジュアライザー)」が搭載されています。これにより、ミリ波通信による大容量・高速映像伝送を安定して継続させることに役立つようになっています。
さらに世界で初めてHDMI入力(microHDMI端子/Type D)に対応し、デジタル一眼カメラ「α(Alpha)」などの外部モニターとして接続することや撮影中の映像データを5Gミリ波通信で即時にストリーミング配信することが可能です。またUSBテザリング機能対応のカメラと接続すれば、カメラで撮影した静止画・動画を高速かつ安定したミリ波通信でFTPサーバーに転送することもできるとのこと。
プロフェッショナルの要望に応え、デジタル一眼カメラαなどと連携し、リモート撮影や撮影中および撮影後のデータ転送時の利便性を高めており、スピードが求められるプロのコンテンツ制作の現場において撮影から納品/配信まで効率的に行える新しいコンテンツ制作ワークフローを実現しています。
主な仕様はディスプレイやチップセット(SoC)、カメラなどはXperia 1 IIと同じで、ディスプレイは映画のスクリーンのアスペクト比2.35:1とほぼ同じ21:9の約6.5インチ4K HDR(1644x3840ドット)有機EL(OLED)「シネマワイドディスプレイ」で、リフレッシュレート90Hz相当の残像低減技術「Motion Blur Reduction」に対応しています。
Qualcomm製SoC「Snapdragon 865 5G Mobile Platform」および12GB内蔵メモリー(RAM)、512GB内蔵ストレージ(UFS)、microSDXCカードスロット(最大1TB)、4000mAhバッテリー、USB Type-C端子(USB 3.1 Gen2)、急速充電「USB PD」、2.5mmオーディオジャック、2x2 MIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.1、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPSなど)。
リアカメラはデュアルPDAF(像面位相差オートフォーカス)対応の約1200万画素CMOS/広角レンズおよびデュアルPDAF対応の約1200万画素CMOS/超広角レンズ、PDAF対応の約1200万画素CMOS/望遠レンズ、深度測定用の3D iTOFセンサーとなっており、光学3倍相当や画角135°のワイド撮影に対応。フロントカメラは1/4型の約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0、画角80°)を搭載。
・1/1.7型の約1200万画素CMOS「Exmor RS for mobile」/広角レンズ(F1.7、焦点距離24mm相当、画角82°)
・1/2.55型の約1200万画素CMOS「Exmor RS for mobile」/超広角レンズ(F2.2、焦点距離16mm相当、画角124°)
・1/3.4型の約1200万画素CMOS/望遠レンズ(F2.4、焦点距離70mm相当、画角34°)
・3D iTOFセンサー
またドイツの光学機器メーカー「ZEISS(ツァイス)」製レンズを採用し、T*(ティースター)コーティングによってレンズ内反射を低減し、クリアな撮影を実現しているほか、大型な裏面照射積層型CMOS「Exmor RS for mobile」を採用してXperia 1と比べて約1.5倍の高感度撮影が可能となっており、AFエリアカバー率も約70%を実現。
さらにソニーにレンズ交換式デジタル一眼カメラ「α」シリーズで培った技術を取り入れた動きに強いクアッドカメラを搭載し、世界初のAF/AE追従20コマの高速連写や60回/秒のAF/AE演算などの高速撮影性能を搭載したほか、人物だけでなく素早く動く動物にも対応して躍動感のある写真が撮影できるリアルタイム瞳AIにも対応しています。
本体カラーはブラックの1色のみで、サイズは約170.2×76.2×10.16mm、質量は約225g。防水・防塵(IP65・IP68準拠)に対応。ディスプレイを覆うのは強化ガラス「Corning Gorilla Glass 6」を採用。nanoSIMサイズ(4FF)が2つのデュアルSIMに対応し、日本向けモデルにおける携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。5Gは日本国内使用時のみとなっており、n77は通信事業者によっては対応バンドであっても通信できない場合があるほか、n257は発売後のソフトウェア更新によって対応するとしています。なお、おサイフケータイ(FeliCa)やワイヤレス充電には非対応となっています。
5G: n77 *8 ,n78 ,n79 ,n257
LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48, 66
3G: Band 1,2, 4, 5, 6, 8, 19
GSM: 850MHz/900MHz/1.8GHz/1.9GHz
記事執筆:memn0ck
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