AppleがiPhoneなど向けiOS 14.4とiPadOS 14.4をリリース!

Appleは26日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」の最新バージョン「iOS 14.4(18D52)」および「iPadOS 14.4(18D52)」を提供開始したとお知らせしています。

変更点はより小さなQRコードを認識可能になったほか、その他の機能の追加、そしてバグや脆弱性の修正が行なわれています。対象機種はiOS 14およびiPadOS 14の対象機種である最新の「iPhone SE(第2世代)」や「iPhone 11」シリーズを含むiPhone 6s以降およびiPod touch(第7世代)、iPad(第5世代)・iPad Air 2・iPad mini 4・iPad Pro以降で、各製品にて無料でアップデート可能です。

なお、手元のiPhone 11 Pro Maxなどでは各仮想移動体通信事業者(MVNO)でも「mineo」のAプラン(VoLTE対応)などのau回線を用いたサービスも含めて引き続き利用できていますが、どうしても心配な人は公式の動作確認を待ってみてください。その他にもtvOS 14.4やwatchOS 7.3などがリリースされており、事前の告知通りに日本ではApple Watchシリーズにて心電図測定などに対応しています。

また同社では2月を「黒人歴史月間(Black History Month)」としてApp Store、Apple Music、Apple TVアプリなどにて黒人の開発者やアーティストなどによるさまざまなコンテンツが配信され、例えば、Apple Musicではジャズ、ブルース、R&B、ヒップホップ、ソウルなどで注目すべきアーティストを取り上げるとのこと。

さらに「Apple Watch Series 6」の限定モデル「Apple Watch Series 6 Black Unity Collection」が2月1日にアメリカなどの38カ国・地域にて発売され、アメリカでの価格はGPSモデルが399ドル(約41,000円)、GPS+Cellularモデルが499ドル(約52,000円)となっており、Unity watch faceはwatchOS 7.3に含まれているということです。

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iPhoneやiPod touch向けのiOS、iPad向けのiPadOSの最新メジャーバージョンとして9月16日に提供が開始されたiOS 14およびiPadOS 14ですが、その後、10bit HDRビデオの再生と編集に対応したiOS 14.1およびiPadOS 14.1、HomePodのインターコム機能にiPhoneやiPadなどが対応したiOS 14.2およびiPadOS 14.2、ProRAWやApple Fitness+などに対応するiOS 14.3およびiPadOS 14.3が提供されていました。

今回、新たに小さなQRコードを認識可能に対応するなどのiOS 14.4およびiPadOS 14.4が配信開始されました。更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。またiTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。

なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 12 Pro Maxで395.2MBとファイルサイズはそれほど大きくはありませんが、携帯電話ネットワークのデータ通信量(GB)を減らしたくない場合にはWi-Fiなどを利用しましょう。Appleが案内しているアップデートの内容は以下の通り。

iOS 14.4には、iPhone用の以下の機能改善が含まれます:
・より小さなQRコードを認識可能
・“設定”でBluetoothデバイスの種類を分類するオプションにより、音声通知の送信先のヘッドフォンを正しく識別
・iPhone12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、およびiPhone 12 ProMaxのカメラが新しい正規のApple製カメラとして確認できない場合に通知

このリリースには、以下の問題の修正も含まれます:
・iPhone 12 Proで撮影したHDR写真に画像のアーティファクトが現れることがある問題
・“フィットネス”ウィジェットに最新のアクティビティデータが表示されないことがある問題
・タイプ入力の反応が遅くなる場合や、単語の候補がキーボードに表示されない場合がある問題
・“メッセージ”で正しい言語のキーボードが呼び出されないことがある問題
・“アクセシビリティ”でスイッチコントロールを有効にすると、ロック画面から電話に応答できなくなる場合がある問題

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222


iPadOS 14.4には、iPad用の以下の改善が含まれます:
・より小さなQRコードを認識可能
・“設定”でBluetoothデバイスの種類を分類するオプションにより、音声通知の送信先のヘッドフォンを正しく識別

このリリースには、以下の問題の修正も含まれます:
・タイプ入力の反応が遅くなる場合や、単語の候補がキーボードに表示されない場合がある問題
・“メッセージ”で正しい言語のキーボードが呼び出されないことがある問題

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222












記事執筆:memn0ck


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