次期フラッグシップスマホ「ASUS ZenFone 8」シリーズが日本時間5月13日に発表へ!

ASUSTeK Computer(以下、ASUS)は22日(現地時間)、同社のスマートフォン(スマホ)「ZenFone」シリーズの次期フラッグシップモデル「ZenFone 8」シリーズのグローバル向け発表会「ZenFone 8 Launch Event」( https://www.asus.com/event/ZenFone8/ )を現地時間(EDT)の2021年5月12日(水)13:00から開催するとお知らせしています。

日本時間(JST)では5月13日(木)2:00から。発表会の模様はインターネット経由によって同社の公式YouTubeチャンネルなどにてライブ配信されるとのこと。また公式Webサイトにおける告知では「Big on Performance. Compact in Size.」と記載されており、ZenFone 8シリーズに小型モデルがラインナップされていることを示唆しています。

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Bluetooth SIGにおける「ASUS_I007D」の認証情報「ASUS_I007D - Launch Studio - Listing Details - Bluetooth SIG」より。Bluetooth 5.2に対応

ZenFone 8シリーズは日本でも昨年10月に発売された「ZenFone 7(型番:ZS670KS)」および「ZenFone 7 Pro(型番:ZS671KS)」に続くASUSの次期フラッグシップスマホで、これまでに認証情報によって型番「ZS590KS」と「ZS672KS」が存在することが明らかになっています。詳細は『未発表のエイスース製「ZS590KS」と「ZS672KS」がEEC認証通過!次期フラッグシップスマホ「ZenFone 8 mini」と「ZenFone 8」か - S-MAX』をご覧ください。

同社のスマホなどの製品における型番は数字の最初の2桁(例えば、ZS590KSでは「59」の部分)がディスプレイサイズを示しており、ZS590KSは5.9インチ、ZS672KSは6.7インチであることがわかっており、ZenFone 7とZenFone 7 Proも6.7インチであることからZS672KSはそのままZenFone 7とZenFone 7 Proの流れを汲む製品になると見られています。

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TUV Rheinlandによる「ASUS_I002D」と「ASUS_I004D」の認証情報「ASUS_I004D - Certificate Explorer| TÜV SÜD」より


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TUV Rheinlandによる「ASUS_I006D」の認証情報「ASUS_I006D - Certificate Explorer| TÜV SÜD」より。急速充電は33Wに対応

一方、ZS590KSは最近のZenFoneのフラッグシップモデルとしては小さいので「ZenFone 8 mini」(仮称)とも呼ばれています。一方、9to5 Googleが伝えるところによると、Googleが掲載したサポートリストに「ZenFone 8 Flip」という製品名が掲載されていたとのこと。

これにより、ZenFone 8シリーズはベースモデルのZenFone 8、小型モデルのZenFone 8 mini、フリップカメラ搭載のZenFone 8 Flipの3モデルがラインナップされているのではないかと予想されています。これについてはメーカー型番として「ASUS_I004D」および「ASUS_I006D」、「ASUS_I007D」の存在が確認されていることとも一致します。

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ASUS_I004DとASUS_I006Dはベンチマークアプリ「GeekBench」の測定結果にも登場しています。結果はASUS_I004Dが「ASUS_I004D - Geekbench 5 CPU Search - Geekbench Browser」、ASUS_I006Dが「ASUS_I006D - Geekbench 5 CPU Search - Geekbench Browser」より確認可能


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ともにチップセット(SoC)が「Snapdragon 888 5G Mobile Platform」を搭載し、OSはAndroid 11をプリインストールしており、内蔵メモリー(RAM)はASUS_I004Dが8GB、ASUS_I006Dが16GBとなっていますが、それぞれいくつかRAMと内臓ストレージは異なるモデルがラインナップされるのではないかと見られます

なお、ASUS_I004DはZenFone 7およびZenFone 7 Proのメーカー型番「ASUS_I002D」とTUV Rheinlandの電源についての認証では同じとなっているので、近い設計になっているのではないかと見られます。その他、XDA Developerによると、すでに発表されている「ROG Phone 5」のソースコードを解析すると、未発表の「SAKE」および「PICASSO」、「VODKA」という3つの製品の開発コード名が見られるということです。

このことも3モデルあることを示しており、このうちのSAKEは「Small」と記載があることからZenFone 8 miniに相当するほか、VODKAがZS672KSに相当するとしており、ソースコードから120Hzリフレッシュレートに対応し、約6400万画素CMOSのソニー製イメージセンサー「IMX686」および「IMX663」を搭載しているとのことです。

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ユーラシア経済委員会(Eurasian Economic Commission;EEC)にて未発表の型番「ZS676KS」も通過。認証情報は「ZS676KS (RU0000052260) - Карточка документа」より確認可能

さらに未発表の型番として「ZS676KS」も確認されており、型番も少なくともZS590KSとZS672KSと合わせて3製品あることがわかります。ただし、型番に抜けがない限りは「ZS674KS」や「ZS675KS」も存在するはずで(「ZS673KS」はROG Phone 5であるため)、このあたりがどうなるのかといったところでしょうか。

なお、先のXDA DeveloperによるROG Phone 5のソースコードの解析では開発コード名に「SAKE_PLUS」や「VODKA_PLUS」もあることが示されており、これらの製品の型番が別に用意されているとすれば、ZS674KSやZS675KS、さらにはZS591KSなども存在するのかもしれません。何はともあれ、今回のZenFone 8シリーズは複数モデルあるようですし、正式発表が楽しみです!

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記事執筆:memn0ck


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