AppleがiPhoneなど向けiOS 14.7をリリース!

Appleは19日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」の最新バージョン「iOS 14.7(18G69)」を提供開始したとお知らせしています。なお、これまで同時にリリースされてきたiPad向けプラットフォーム「iPadOS」については現時点ではiPadOS 14.7がリリースされていません。

変更点は「iPhone 12」シリーズ向けに販売が開始された外付けバッテリー「MagSafeバッテリーパック」に対応したほか、HomePodのタイマー管理機能の追加やPodcastライブラリーですべての番組を表示するか、フォローしている番組のみを表示するかを選択可能になるなどの機能追加されているとのこと。

またApple Musicのロスレスオーディオとドルビーアトモスが予期せず再生停止する問題や一部のiPhone 11シリーズで再起動後に表示されなくなっていたバッテリーサービスのメッセージを復元などの不具合修正、さらにいくつかのセキュリティー問題修正などが行われているということです。

対象機種はiOS 14の対象機種である最新の「iPhone 12」シリーズを含むiPhone 6s以降およびiPod touch(第7世代)にて無料でアップデート可能です。その他にもtvOS 14.7(18M60)やwatchOS 7.6(18U63)もリリースされており、今回は新たにこれらのバージョンにはFCS(First Customer Ship)という名称が付けられています。

02

iPhoneやiPod touch向けのiOSの最新メジャーバージョンとして昨年9月に提供が開始されたiOS 14ですが、その後、iOSは14.1〜14.6がリリースされていました。今回、新たにiOS 14.7が配信開始され、MagSafeバッテリーパック対応やHomePodのタイマー管理機能の追加などの新機能が追加されてます。

また不具合やセキュリティーの修正も実施されており、Appleが案内しているアップデートの内容は以下の通り。更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。またiTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。

なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 11 Pro Maxで915.4MBとファイルサイズがそれなりに大きいため、携帯電話ネットワークのデータ通信量(GB)を減らしたくない場合にはWi-Fiなどを利用しましょう。

iOS 14.7には、iPhone用の以下の機能改善とバグ修正が含まれます:

・iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro MaxでのMagSafeバッテリーパックの使用に対応
・HomePodのタイマーを管理する機能が“ホーム” Appに追加
・“天気”と“マップ”でカナダ、フランス、イタリア、オランダ、韓国、スペインの空気質の情報が利用可能
・Podcastライブラリで、すべての番組を表示するか、フォローしている番組のみを表示するかを選択可能
・Apple Musicの“プレイリストを共有”メニューオプションが表示されない問題
・Apple Musicのロスレスオーディオとドルビーアトモスの再生が予期せず停止することがある問題
・一部のiPhone 11モデルで、再起動後に表示されなくなっていたバッテリーサービスのメッセージを復元
・メールメッセージを作成していると点字ディスプレイに無効な情報が表示される可能性がある問題

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222












記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
iOS 14 関連記事一覧 - S-MAX
iOS 14.7 のアップデートについて - Apple サポート
iOS 14.7 および iPadOS 14.7 のセキュリティコンテンツについて - Apple サポート
Apple セキュリティアップデート - Apple サポート