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世界最軽量5Gスマホ「SHARP AQUOS zero6」を写真でチェック! |
既報通り、シャープが「2021〜2022年冬春モデル」として大画面かつ多機能な5Gスマートフォン(スマホ)としては世界最軽量となる「AQUOS zero6」を発表しました。すでに10月8日にau版「AQUOS zero6 SHG04」とSoftBank版「AQUOS zero6 A102SH」が発売され、10月14日からは楽天モバイル版「AQUOS zero6 SH-RM18」も販売開始されています。
価格(金額はすべて税込)はauの公式Webストア「
またSoftBankでは公式Webストア「
その他、auとSoftBankでは「AQUOS zero6 デビューキャンペーン」が実施されており、発売日から2021年11月30日(火)までに購入して発売日から2021年12月7日(火)までに応募すると、auでは抽選で1000人にau PAY残高へ10,000円(不課税)相当を還元、SoftBankではもれなく5,000円相当のPayPayボーナスがプレゼントされます。
本記事ではそんなAQUOS zero6の特徴についてシャープが「2021 秋冬 スマートフォンAQUOS新製品 オンライン発表会」に合わせて実施したタッチ&トライにて実際に試してきたので写真とともに紹介したいと思います。
AQUOS zero6はシャープが独自開発した有機ELディスプレイを搭載するなどした「AQUOS zero」シリーズの4世代目となる最新機種で、初代「AQUOS zero」や2世代目「AQUOS zero2」の頃の大画面ながらも軽量というコンセプトが復活し、最上位性能ではないものの、ミッドハイレンジの“ネオハイエンド”として生まれ変わりました。
最大の特徴はやはり5G対応かつ約6.4インチFHD+(1080×2340ドット)有機ELという大画面、そして大容量4010mAhバッテリー、防水(IPX5/IPX8)、防じん(IP6X)などに対応しつつも約146gと世界最軽量を実現している点でしょう。近年のスマホは大画面化につれ重くなっているなか、大画面かつバッテリー持ちが良く、それでいて軽量という相反する要素を実現しました。
シャープの「AQUOS」シリーズにおける2021年冬モデルとしての立ち位置はミドルクラスのスタンダードスマホ「AQUOS sense」シリーズが少なくとも現時点では単一モデルの「AQUOS sense6」のみとなっているため、そのプレミアムモデル的な存在とも言えます。
大きな違いはディスプレイがAQUOS sense6の6インチと比べ、AQUOS zero6ではより大きい6.4インチで240Hz駆動(120Hz+黒挿入)にも対応しているほか、ステレオスピーカーを搭載しながらも約10g軽量化しました。またHDRムービー再生やディスプレイ内蔵指紋センサーも搭載(顔認証と併用可能)してます。
チップセット(SoC)はQualcomm製「Snapdragon 750G 5G Mobile Platform」を採用し、8GB内蔵メモリー(RAM)と、AQUOS sense6の「Snapdragon 690 5G Mobile Platform」と4GB RAMと比べて高性能となっています。ただし、どちらも大きく分ければ、ミドルクラスには変わりなく、ハイエンドモデルと比べれば、AQUOS zero6を選んでも高画質ゲームが最高画質で動くわけではありません。
一方、5Gネットワークへの対応はSub6とNR化周波数帯に加え、SoftBank版と楽天モバイル版ではより高速通信が可能なミリ波(mmWave)にも対応しています。さらにeSIMについてはau版およびSoftBank版、楽天モバイル版のいずれのモデルも対応しており、nanoSIMカード(4FF)とのデュアルSIMで利用可能となっています。
ちなみにシャープのAQUOS zeroのブランドですが、初代のAQUOS zeroとzero2は軽量大画面の140g台ハイエンドとして開発されましたが、昨年の「AQUOS zero5G basic」は182gと重たくミドルハイながらもゲーミング機能を強化したモデルが提供されていました。ですが、今回のAQUOS zero6は軽量大画面の146gのミドルと、AQUOS zeroシリーズにふさわしい軽量モデルへと回帰した形となります。
今回の軽量化にあたっては本体フレームをアルミニウムからマグネシウム合金に変更したほか、強度を保ちつつ薄型軽量化したガラスパネル採用など各種部品の軽量化により実現したとのこと。また軽量化しながらも3.5mmイヤホンマイク端子やmicroSDXCカードスロット、モデルによるものの、5Gミリ波にも対応しているわけです。またストレージは128GBを搭載。
リアカメラは約4800万画素CMOS/標準(広角)レンズ(F1.8)、約800万画素CMOS/広角(超広角)レンズ(F2.4)、標準に対して光学2倍相当となる約800万画素CMOS/望遠レンズ(F2.4)の3眼を搭載。
フロントカメラは約1260万画素CMOS/標準(広角)レンズ(F2.3)です。またリアカメラの標準カメラは従来モデルと比べて2倍の感度を実現し、AQUOS sense6にはないレーザーAFも搭載しています。さらに画質エンジンにはハイエンドモデル「AQUOS R6」の流れをくむProPix3を搭載しました。
デザインは本体サイズが異なるものの、AQUOS sense6とほぼ同じ形状を採用していますが、一方でフレーム側面は内側にややへこんでいる、握りやすく放熱性能にも配慮したAQUOS zeroシリーズ由来の形状を採用しています。本体カラーはブラック、ホワイト、パープルの3種類で、いずれもフレームから背面まで光沢感を強調したものとなっています。なお、auではパープルは販売されていません。
またサービス面でも今回からAQUOSシリーズ共通の新機能も投入しており、特徴的なのはシャープのスマート家電をまとめて操作できる「Smart home HUB」が利用できます。これは通知エリアのところにある「クイック設定」(トグルボタン)から呼び出してエアコンなどのシャープ製家電を素早く操作できる機能です。
またディスプレイ内蔵の指紋認証センサー長押しから指定したアプリを起動する「Payトリガー」はアプリの起動の他に登録アプリのフォルダーを開くことが可能になりました。複数の決済アプリを使い分けている人には便利な機能です。
AQUOS zero6が最適なのはビジネスアプリや動画再生を大画面で利用できる軽量スマホが欲しいビジネスユーザーや、従来のAQUOS senseユーザーの買い換えで変化が欲しい人あたりでしょうか。ハイエンド性能や価格重視の人にとってはやや物足りないかもしれませんが、安価なミドルクラスと比べてちょっとリッチな製品が欲しい……そういったニーズに応えられるモデルとなっています。
記事執筆:島 徹(sureare)
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