シャープの5G対応フラッグシップスマホ「AQUOS R7」がAndroid 13に!

NTTドコモは27日、同社が「2022年夏モデル」として昨年7月に発売した5G対応フラッグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R7 SH-52C」(Sharp製)に対して最新プラットフォーム「Android 13」へのOSバージョンアップを含めたソフトウェア更新の提供を2023年3月27日(月)に提供開始したとお知らせしています。

またソフトバンクは27日、携帯電話サービス「SoftBank」向けフラッグシップスマホ「AQUOS R7(型番:A202SH)」(Sharp製)に対してAndroid 13へのOSバージョンアップを含めたソフトウェア更新の提供を2023年3月27日(月)に提供開始したと案内しています。更新にかかる時間は最大30分程度とのこと。

ともに更新はスマホ本体のみで無線LAN(Wi-Fi)や携帯電話回線(5G・4G・3G)によるネットワーク経由(OTA)で行う方法が用意されており、更新ファイルサイズが大きいと思われるため、Wi-Fiでのダウンロードが推奨されます。

ただし、ソフトバンクでは更新にかかる通信料は無料としているほか、NTTドコモでもアクセスポイント(APN)をdocomoに設定し、docomoをモバイルデータ通信の優先設定にした場合の更新において通信料金は発生しないとしています。更新後のビルド番号は両機種ともに「02.00.00」。

主な更新内容は以下の通りですが、顔認証がマスクをしているときも利用可能となるなど、独自機能も多数追加されているため、シャープの公式Webページ『Android 13対応 OSアップデート|OSバージョンアップ情報|サポート|AQUOS:シャープ』や『OSアップデート(ver.13) – よくあるご質問』も合わせてご確認ください。

<NTTドコモ>
○Android 13に対応
詳細は下記ページをご確認ください。
https://www.docomo.ne.jp/support/android_os_update/android_13.html

○Android 13以外の機能向上や操作性改善
詳細は下記ページをご確認ください。
http://k-tai.sharp.co.jp/support/osv/osv13/index.html

改善される事象
・より快適にご利用いただけるよう品質を改善いたします。
・セキュリティ更新(設定メニューのセキュリティパッチレベルが2023年2月になります。)

<ソフトバンク>
・Android 13へのOSバージョンアップ
・まれに通話中の送話音声が聞こえなくなる事象の改善
・セキュリティの向上
※上記以外にもより快適にご利用いただくための更新が含まれております。
※最新バージョンの詳細については<<メーカーサイト>>にてご確認ください。


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AQUOS R7 SH-52CおよびAQUOS R7 A202SHはシャープのフラッグシップモデル「AQUOS R」シリーズの新機種「AQUOS R7」のNTTドコモ版とSoftBank版で、昨年発売された初のLeica Camera(以下、ライカ)が監修した1インチセンサーカメラを搭載した「AQUOS R6」の後継機種となっており、同様にライカがカメラ機能を監修し、さらに新たにライカと共同開発した新型の「SUMMICRON LENS(ズミクロンレンズ)と新型の1インチセンサーの約4720万画素CMOSリアカメラを搭載しています。

レンズはより明るく歪みの少ないF1.9(7枚)/超広角(焦点距離19mm)のズミクロンレンズとなり、レンズカバーのナノオーダー低反射処理コーティングによって不要な反射を60%削減し、さらにレンズユニットも改良も加えて被写体に映り込むフレアやゴーストを抑制しているとのこと。また「全画素Octa PD AF方式」に対応したため、AF速度がAQUOS R6と比べて約2倍に高速化しています。

ディスプレイは上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:19.5の縦長な約6.6インチWUXGA+(1260×2730ドット)Pro IGZO OLED(約456ppi)となっており、AQUOS R6やAQUOS zeroシリーズに続いて自社開発の有機ELパネルを採用し、AQUOS R6で不評だった左右側面が湾曲したエッジディスプレイからフラットディスプレイに変更されています。

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NTTドコモ向けAQUOS R7 SH-52C


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ソフトバンク向けAQUOS R7 A202SH

主な仕様はQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 8 Gen 1」や12GB内蔵メモリー(RAM)、256GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、5000mAhバッテリー、急速充電、ワイヤレス充電、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、防水(IPX5・IPX8)、防塵(IP6X)、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、約1260万画素CMOSフロントカメラ、顔認証、画面内指紋認証、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、位置情報取得(A-GPSなど)。

サイズは約161×77×9.3mm、質量は約208g、本体カラーはブラックとシルバーの2色展開。ディスプレイ面と背面は強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」で、側面はアルミフレームを採用。スピーカーはデュアルステレオ対応。OSはAndroid 12をプリインストールし、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットとeSIMのデュアルSIMに対応。携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。その他、詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

シャープ、新フラッグシップスマホ「AQUOS R7」を発表!ライカと共同開発の新型ズミクロンレンズ&新型1インチセンサーカメラを搭載 - S-MAX
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[AQUOS R7 SH-52C (docomo)]
5G NR: n3, n77, n78(3.5GHz, 3.7GHz), n79, n257
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 21, 38, 39, 40, 41, 42
3G W-CDMA: Band I(FOMA非対応), II, IV, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

[AQUOS R7 A202SH (SoftBank)]
5G NR: n3, n28, n77(3.4GHz, 3.7GHz), n78, n79, n257
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 17, 18, 19, 21, 38, 39, 40, 41, 42
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

発売時にはともにAndroid 12がプリインストールされていましたが、今回、最新のAndroid 13が提供開始されました。更新は「設定」→「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」を選択して「アップデートをチェック」→「ダウンロードとインストール」→「再開」→「今すぐ再起動」と画面の案内に従って操作します。

詳細は『「AQUOS R7 SH-52C」端末本体によるソフトウェアアップデート手順書(PDF形式:227KB)』または『更新後のソフトウェアバージョンの確認する(PDF形式:180KB)』をご確認ください。ビルド番号は「設定」→「デバイス情報」→「ビルド番号」にて確認可能。なお、更新に際しての注意事項は以下の通りとなっています。

<NTTドコモ>
・アップデート手順をよく読み、お客さまの責任において実施してください。
・アクセスポイント(APN)をdocomoに設定し、docomoをモバイルデータ通信の優先設定にした場合、本アップデートにおいて通信料金は発生しません。
・国外でアップデートを行う場合は、Wi-Fi接続が必要です。
・ソフトウェアが改造されているときはアップデートができません。
・アップデート完了後は、以前のソフトウェアへ戻すことはできません。
・アップデート中、本端末固有の情報(機種や製造番号など)が当社のサーバーに送信されます。当社は送信された情報を、アップデート以外の目的には利用いたしません。
・アップデートには再起動が伴い、その間は電話の発着信を含めすべて機能をご利用いただけません。
・アップデートを行うと、一部の設定が初期化されることがありますので、再度設定を行ってください。
・PINコードが設定されているときは、書換え処理後の再起動の途中で、PINコードを入力する画面が表示され、PINコードを入力する必要があります。
・アップデートに失敗し、画面が動かなくなったり、再起動を繰り返すなどで、ホーム画面まで起動できない場合は、以前のソフトウェアに戻すことで、本端末を復旧できる場合があります。
《復旧操作手順》
(1)【電源キー】+【音量UPキー】を8秒程度押す
(2)バイブレータの動作開始後もそのまま押し続け、バイブレータ動作終了後すぐに電源キーから指を離す(電源が切れます)
(3)【音量UPキー】+【音量DOWNキー】+【電源キー】を同時に長押し(この後バイブレータが2回動作します)
(4)2回目のバイブレータが動作(長押しから約5秒後)したら、バイブレータ動作中にキーから指を離す
 ※以前のソフトウェアで本端末が起動し、ホーム画面が表示されます。
 ※上記の操作を行っても復旧できない場合は、ご相談ください。お問い合わせ先については、ドコモのホームページ掲載の取扱説明書(PDFファイル)をご覧ください。
・アップデートは、本端末に保存されたデータを残したまま行うことができますが、お客さまの端末の状態(故障・破損・水濡れなど)によってはデータの保護ができない場合があります。必要なデータは事前にバックアップを取っていただくことをおすすめします。各アプリの持つデータについて、バックアップ可能な範囲はアプリにより異なります。各アプリでのバックアップ方法は、各アプリの提供元にご確認ください。
・以下の場合はアップデートができません。事象を解消後に再度お試しください。
 ・日付・時刻を正しく設定していないとき
 ・必要な電池残量がないとき
 ・内部ストレージに必要な空き容量がないとき
 ・国際ローミング中
・アップデート中は電源を切ったりしないでください。
・アップデート後にGoogle Playストアなどからアプリケーションをアップデートしてください。
 ※Android 12向けのアプリケーションはAndroid 13では正常に動作しない場合があります。
 ※Android 13に非対応のアプリによって端末の動作が不安定になる場合や、機能が正常に動作しなくなる場合があります。
 ※各アプリケーションのAndroid 13対応有無については、アプリケーションの提供元にご確認ください。
・アップデート後、マスクあり認証が可能になるためバージョンアップ前に登録していた顔データが削除されます。顔認証を利用するには新たに顔データを登録する必要があります。
 ※バージョンアップ前から顔認証を利用していない場合は通知されません。
・アップデート後、スグ電は利用できなくなります。

<ソフトバンク>
・ソフトウェア更新中は、発着信を含むスマートフォンの各機能をご利用できません。また、緊急通報(110番、118番、119番)をご利用することもできません。
・ソフトウェア更新の完了までに最大30分程度かかる場合があります。
・ソフトウェア更新を行う際は通信が切断されないよう、電波状態のよい場所で移動せずに実施してください。
・ソフトウェア更新中は、絶対に本機の電源を切らないでください。故障の原因となります。
・ソフトウェア更新は電池を十分に充電した状態で実施してください。ソフトウェア更新中に電池切れになると、故障の原因となる可能性があります。
・本機の状況(故障・破損・水濡れ等)によっては、保存されているデータが破損・消失されることがあります。必要なデータは、ソフトウェア更新前にバックアップしておくことをおすすめします。なお、データが破損・消失した場合の損害につきましては、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
・その他のご注意点はソフトバンク公式サイト<<ソフトウェアアップデート>>をご確認ください。






記事執筆:memn0ck


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