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サムスンのミッドハイスマホ「Galaxy A54 5G」をチェック! |
既報通り、サムスン電子ジャパンは6日、同社が展開する「Galaxy」ブランドにおいて、ハイスペックなミドルレンジスマートフォン(スマホ)「Galaxy A54 5G(ギャラクシー エーフィフティフォー ファイブジー)」(Samsung Electronics製)を2023年5月以降に発売、発表同日の4月6日から予約を開始すると発表した。
日本向け製品は移動体通信事業者(MNO)が取り扱う。NTTドコモでは製品名(型番)が「Galaxy A54 5G SC-53D」に、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」および「UQ mobile」では「Galaxy A54 5G SCG21」となる。
販路はNTTドコモでは公式Webストア「
価格(金額はすべて税込)は未定で、後日発表されるとのこと。参考までに、昨年5月に販売が開始された前モデル「Galaxy A53 5G(ギャラクシー エーフィフティスリー ファイブジー)」の発売当初の割引なしの価格は、NTTドコモ版が59,400円、auおよびUQmobile版が59,835円だったため、同程度の価格帯になると思われる。
本体カラーバリエーションは、NTTドコモ版が「オーサムバイオレット」「オーサムホワイト」「オーサムグラファイト」の3色、au版とUQmobile版が「オーサム バイオレット」「オーサム グラファイト」の2色を取り扱う。
そんなGalaxy A54 5Gについて、サムスン電子ジャパンが6日に開催した発表会のタッチ&トライ会場で実機に触れることができたため、外観や基本機能を中心に写真や動画を交えながらレポートする。
Galaxy A54 5Gは、本体サイズが約158(高さ)×77(幅)×8.2(厚さ)mm、重量が約201gで、約6.4インチFHD+(2340×1080)のSuper AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載した大きめスマホだ。
同時に発表された、大型のプレミアムスマホ「Galaxy S23 Ultra(ギャラクシー エストゥエンティスリー ウルトラ)」と、コンパクトな最新フラッグシップスマホ「Galaxy S23(ギャラクシー エストゥエンティスリー)」のほぼ中間のサイズとなっている。
本体左側面にはボタンやスロット類などは搭載されておらず、右側面には電源(スリープ)キーとボリューム(上下)キーを搭載している。
本体上部側面には、SIMカード(4FF)スロットを備え、カードスロットはSIMピンを使って取り出す仕様。物理SIMが1枚と、eSIMに対応している。外部メモリーは、最大1TBまでのmicroSDXCに対応する。本体下部側面にはUSB Type-C端子を備える。
前々モデルの「Galaxy A52 5G(ギャラクシー エーフィフティツー ファイブジー)」や前モデルのGalaxy A53 5Gでは特徴のある背面カメラ周りのデザインだったが、今回のGalaxy A54 5Gではデザインが変更されている。
また、Galaxy A52 5G、Galaxy A53 5Gともに背面はつや消しでサラサラとした質感だったが、今回のGalaxy A54 5Gではガラスパネルを使用した光沢のあるつるつるとした質感に変わっている。背面デザインだけ見ると、一見して後継モデルかどうか判断が付きにくいほどデザインが変わっている。
また、カメラ自体もGalaxy A52 5GとGalaxy A53 5Gには搭載されていた約500万画素の深度カメラが、今回のGalaxy A54 5Gでは搭載されておらず、背面のカメラレンズは4つから3つに変更されている。
各カメラの仕様は、本体を縦向きに見て、上から順に
・約1200万画素(F2.2)超広角カメラ
・約5000画素(F1.8)広角カメラ(メイン)
・約500万画素(F2.4)マクロ(接写)カメラ
となっている。
正面のディスプレイ上部中央の小さなパンチホールには、約3200万画素CMOS/広角レンズ(F2.2)のフロント(サブ)カメラを搭載している。このフロントカメラは、Galaxy A52 5GとGalaxy A53 5Gに引き続き、約3200万画素とフロントカメラとしてはかなり高画素なカメラが採用されている。
標準カメラアプリによる撮影モードは、「ファン」「ポートレート」「写真」「動画」「プロ」「プロ動画」「シングルテイク」「ナイト」「食事」「パノラマ」「マクロ」「スーパースローモーション」「スローモーション」「ハイパーラプス」などを搭載している。
動画の撮影サイズとフレームレートは、「HD 30fps」「FHD 30fps」「FHD 60fps」「UHD 30fps」の4種類から選択可能。また、「写真」モードと「動画」モードにおける最大ズームは10倍までとなっている。
フロントカメラのポートレートモードでは、上の画像のようにマスクをした状態でも顔認識をしてくれ、背景をボカした撮影ができる。
今回から、背面の「Galaxy」ロゴが「SAMSUNG」ロゴに変更されている。同時に発表されたGalaxy S23 UltraおよびGalaxy S23も同様で、長らく「Galaxy」ロゴが採用されていたが、かつて採用されていた「SAMSUNG」ロゴに「戻った」ということになる。
背面の右上には国内向け機能の「おサイフケータイ」に対応したFeliCaポートを備え、内蔵バッテリーは5000mAhを搭載。ワイヤレス充電には対応していない。
テレビ機能のワンセグやフルセグにも対応していないが、防水(IPX5/IPX8)および防塵(IP6X)性能には対応する。また、生体認証は超音波指紋認証と顔認証に対応している。
OSはAndroid 13、チップセット(SoC)はExynos1380(2.4GHz×4+2.0GHz×4のオクタコアCPU)、内蔵メモリー(RAM)は6GB、内蔵ストレージ(ROM)は128GBを搭載し、外部ストレージは前述の通り最大1TBまでのmicroSDXCに対応する。
モバイルネットワークはSub6(サブシックス:6GHz未満の低周波数帯)の5G通信に対応しており、ミリ波には非対応。国内利用では4G(LTE)にも対応している。無線LANは、2.4GHzのIEEE802.11b/g/n(Wi-Fi 4)/ax(Wi-Fi 6)に、5GHzはIEEE802.11a/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6)に、BluetoothはVersion 5.3に対応している。
最後にGalaxy A54 5Gを操作している動画と発表会のプレゼン動画を紹介する。
S-MAX:サムスン電子のスマートフォン「Galaxy A54 5G」の外観チェックや基本操作・カメラ操作を試してみた!Galaxy S23シリーズとの大きさ比較も【ファーストインプレッション】
S-MAX:サムスン電子「Galaxy S23」 シリーズなど日本市場向け新製品発表会(2023年4月6日)【プレゼン】
本体 | サイズ[高さ×幅×厚さ/mm] | 約158×77×8.2mm | |
質量[g](電池含む) | 約201g | ||
カラー | NTTドコモ:オーサム バイオレット、オーサム グラファイト、オーサム ホワイト au/UQ mobile:オーサム バイオレット、オーサム グラファイト | ||
SoC | Samsung Exynos 1380 | ||
CPU | オクタコアCPU 2.4GHz Cortex-A78×4+2.0GHz Cortex-A55×4 | ||
GPU | Mali-G68 MP5 | ||
内蔵メモリー(RAM) | 6GB | ||
内蔵ストレージ | 128GB | ||
外部ストレージ(最大対応容量) | microSDXCカード(1TB) | ||
ディスプレイ | サイズ/パネル | 約6.4インチ/Super AMOLED(有機EL) | |
解像度[横×縦] | FHD+ | ||
1080×2340ドット | |||
カメラ | 有効画素数/F値 | リア | 約5000画素/F1.8 約1200万画素/F2.2 約500万画素/F2.4 |
フロント | 約3200万画素/F2.2 | ||
通信・通話 | 5G通信速度[受信時/送信時の最大速度] | NTTドコモ:2.6Gbps/1.1Gbps au:2.5Gbps/218Mbps | |
SIM | nanoSIMカードスロット×1+eSIM | ||
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ | ||
テザリング同時接続数 [Wi-Fi/USB/Bluetooth] | 10台/1台/3台 | ||
Bluetooth(対応バージョン) | ○(5.3) | ||
電池・充電 | バッテリー容量 | 5000mAh | |
接続端子 | USB Type-C | ||
ワイヤレス充電(Qi) | ○ | ||
その他 | 防水/防塵 | ○(IPX5・IPX8)/○(IP6X) | |
ワンセグ/フルセグ | ー/ー | ||
おサイフケータイ [FeliCa/NFC] | ○/○ | ||
生体認証 | ○(指紋、顔) | ||
ハイレゾ | ○ | ||
OS | Android 13 | ||
メーカー | Samsung Electronics |
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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