新エントリースマホ「Galaxy A25 5G」をファーストインプレッション!

既報通り、サムスン電子ジャパンは14日、同社が展開する「Galaxy」ブランドにおける新商品として5G対応エントリースマートフォン(スマホ)「Galaxy A25 5G」(Samsung Electronics製)を日本市場にて発売すると発表しました。発売日は2025年2月27日(木)で、発売に先立って2025年2月14日(金)9時より予約受付が実施されています。

販売されるモデルはオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「Galaxy A25 5G(型番:SM-A253Q)」のほか、NTTドコモ向け「Galaxy A25 5G(型番:SC-53F)」、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」および「UQ mobile」とJCOM(ジェイコム)の携帯電話サービス「J:COM MOBILE」向け「Galaxy A25 5G(型番:SCG33)」、ソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」および「Y!mobile」向け「Galaxy A25 5G(型番:SM-A253Z)」です。

なお、Galaxy A25 5Gはすでに海外では販売されていますが、同機は同名の日本市場向け独自モデルとなっており、おサイフケータイ(FeliCa)に対応しているほか、画面サイズなどの主要な仕様も異なっており、各モデルともに内蔵メモリー(RAM)が4GB、内蔵ストレージが64GB、本体色がライトブルーおよびブルー、ブラックの3色となっています。本記事では事前にタッチ&トライをする機会がありましたので、主に外観を中心に写真を交えて特徴などを紹介します。

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Galaxy A25 5Gの前面。画面サイズが大きくなり、切り欠きは前機種のGalaxy A23 5Gでは水滴型でしたが、Galaxy A25 5GではU字型に

Galaxy A25 5GはGalaxyブランドにおけるエントリースマホ「Galaxy A2*」シリーズの最新機種で、日本では2022年11月に発売された前機種「Galaxy A23 5G」の後継機種となり、従来と同様に海外向けのGalaxy A2*シリーズとはまったく違う製品ではあるものの、これまでは海外向けよりも画面サイズが小さくなっていましたが、Galaxy A25 5Gでは新たに海外向けよりも画面サイズが大きくなりました。

これによって「大画面×長持ちバッテリー×便利機能でさらに生まれ変わった」というキャッチコピーとなっています。画面は上部中央に水滴型ノッチ(切り欠き)を配置したアスペクト比9:20の約6.7インチHD+(720×1600ドット)TFT液晶ディスプレイ(約262ppi)で、Galaxy A23 5Gの5.8インチからかなり大きくなっただけでなく、海外向けGalaxy A25 5Gの6.5インチよりも大きくなり、より見やすくなっているとのこと。ただし、ディスプレイパネルは液晶のままですし、リフレッシュレートも60Hzで、表示色数は1600万色のままとなっています。

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Galaxy A25 5Gを持ったところ。側面がフラットになってしっかりと持っている感じがあるほか、右側面が電源キーなどがある部分だけ膨らみがあり、実際に持つ本体下側は若干幅が狭くなっている珍しいデザインに

またブルーライト低減機能などによって目の保護モードで目に優しく、はじめてでも使いこなせる「かんたんモード」を搭載し、万が一のトラブルのときにも役立つ「通話自動録音」機能やもしもの時のための「リモート追跡」機能などといったさまざまな機能で便利に使えるようになっています。引き続いて防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)にも対応しており、水場などでも安心して使え、生体認証も顔認証に加え、Galaxy A23 5Gに続いて指紋センサー(光学式)を搭載しました。

さらに画面サイズが大きくなったことで本体サイズも大きくなったため、その分だけ電池容量も増やすことができ、Galaxy A2*シリーズで最大の5000mAhとなり、1日中使っても安心の長持ちバッテリーとなり、例えば、連続待受時間(4G)と連続通話時間(VoLTE)は同じNTTドコモなら約600時間と約2430分と、Galaxy A23 5Gの約410時間と約1730分よりも伸びています。一方、本体サイズは約168×78×8.5mm、質量は210gと大型化&重量化されていますが、Galaxy A23 5Gと比べると、薄くなって側面がフラットなデザインとなったため、しっかりと持ちやすくなっているということです。

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Galaxy A25 5Gの背面。ブルーやブラックは少し指紋が目立つ感じ。充電時間は約114分。なお、おサイフケータイなどの非接触IC機能のマークはない

本体色はライトブルーおよびブルー、ブラックの3色で、シンプルかつ洗練された新たなカラーと質感となっており、デザインはGalaxy A23 5Gと比べてかなり今どきっぽくなり、見た目は良くなったように思われます。またカメラは以下の構成で、リアカメラは日本向けGalaxy A2*シリーズでは初の2眼カメラとなり、遠くの景色や近くの物も綺麗に撮影が可能で、さらにメインとなる広角カメラは4つの画素を1つにまとめて明るく撮影できるピクセルビニング技術に対応しました。

<フロントカメラ>
・約500万画素CMOS(1/5.0型)+広角レンズ(F2.2)

<リアカメラ>
・約5000万画素CMOS(1/2.7型)+広角レンズ(F1.8)
・約200万画素CMOS(1/5.0型)+マクロレンズ(F2.4)

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Galaxy A25 5Gのカラーバリエーション(左からブラック、ブルー、ライトブルー)。各モデルともに背面は下部に「SAMSUNG」ロゴと製品製造番号(IMEI)があり、キャリアロゴや「Galaxy」ロゴなどはありません


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標準カメラアプリのファインダー画面や設定画面。ユーザーインターフェース(UI)や設定はほぼ上位機種のGalaxy S25シリーズなどと同じで、動画は最大1080p(1920×1080ピクセル)のフルHDムービー撮影に対応し、写真はHEIC形式での撮影にも対応

チップセット(SoC)は新たに6nmプロセスで製造されたMediaTek製「Dimensity 6100+」(オクタコアCPU「2.2GHz Cortex-A76コア×2+2.0GHz Cortex-A55コア×6」、デュアルコアGPU「1100GHz Mali-G57 MC2」)を採用し、Galaxy A23 5Gの7nmプロセスで製造されたMediaTek製「Dimensity 700」(オクタコアCPU「2.2GHz Cortex-A76コア×2+2.0GHz Cortex-A55コア×6」、デュアルコアGPU「950MHzMali-G57 MC2」)よりも高性能化かつ省電力化が行われています。

その他の仕様ではmicroSDXCカードスロット(最大1.5GB)およびUSB Type-C端子(USB 2.0)、Wi-Fi 5に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.4、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSなど)、加速度センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー、Samsung Knoxなど。なお、Galaxy A23 5Gには搭載されていた3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載となりました。メーカー版における携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。

5G NR: n1, n3, n5, n28, n77, n78, n79
4G LTE: Band 1, 2, 3, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 26, 28, 38, 39, 41, 42, 66
3G W-CDMA: Band I, V
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

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Galaxy A25 5Gの左右側面。左側には電源キー(サイドキー)と音量上下キー、右側にはnanoSIMカードやmicroSDカードのカードスロット(トレイ)があります


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Galaxy A25 5Gの上下側面。上側にはサブマイク、下側にはメインマイク(受話口)やUSB Type-C端子、外部スピーカーが配置

OSはAndroid 15ベースの独自ユーザーインターフェース「OneUI 7.0」がプリインストールされており、Galaxy A2*シリーズで好評な使い方を無料で電話相談できる「Galaxy使い方相談」機能を引き続いて搭載しており、購入時にはホーム画面に設置してある専用ボタン(アイコン)からサポートセンターへ簡単に問い合わせができるようになっています。付属品はSIM取り出しピン(試供品)とクイックガイドのみ。その他、ワイヤレス充電やワンセグ、フルセグ、赤外線(リモコン機能含む)ハイレゾ音源、FMラジオ、DisplayPort、MHLには非対応です。

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アプリ一覧(ドロワー)の画面。各モデルでプリインストールされているアプリは異なっており、こちらはNTTドコモ版です


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端末情報や認証情報、ソフトウェア情報の画面。各モデルともにベトナム製で、OSはAndroid 15/OneUI 7.0がプリインストール


製品Galaxy A25 5GGalaxy A23 5GGalaxy A22 5GGalaxy A21Galaxy A20
型番SC-53F
SCG33
SM-A253Z
SM-A253Z
SC-56C
SCG18
SC-56BSC-42A
SCV49
SC-02M
SCV46
画面6.7型HD+液晶
(U字型ノッチ)
5.8型HD+液晶
(水滴型ノッチ)
5.8型HD+液晶
(水滴型ノッチ)
5.8型HD+液晶
(水滴型ノッチ)
5.8型HD+液晶
(水滴型ノッチ)
大きさ168×78×8.5mm150×71×9.0mm150×71×8.9mm150×71×8.4mm150×71×8.1mm
重さ210g168g168g159g151g
SoCDimensity 6100+Dimensity 700Dimensity 700Exynos 7884BExynos 7884B
RAM4GB4GB4GB3GB3GB
内蔵ストレージ64GB64GB64GB64GB32GB
外部ストレージmicroSDXCmicroSDXCmicroSDXCmicroSDXCmicroSDXC
電池容量5000mAh4000mAh4000mAh3600mAh3000mAh
生体認証顔、指紋顔、指紋
背面カメラ50MP+2MP50MP13MP13MP8MP
前面カメラ5MP5MP5MP5MP5MP
SIMnanoSIM+eSIMnanoSIM+eSIMnanoSIMnanoSIMnanoSIM
5G




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記事執筆:memn0ck


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