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Xperiaといえば「Timescape」、Xperia arcでの使い勝手はどうか?

TwitterやFacebookなど複数のSNSの更新履歴などを一元的に、流れるカードのように表示する「Timescape」は、Xperiaシリーズを象徴する機能といえます。しかし先代Xperiaでは動作速度が遅く、今ひとつ実用に堪えない印象でした。最新の「Xperia arc SO-01C」では、Timescapeの動作速度や使い勝手に改良が加えられています。同じく改善が見られるメディアファイルまわりの機能とあわせて紹介します。

先代Xperia同様、Xperia arcにおいても「Timescape」アプリを起動することによりTimescapeを表示することができます。Xperia arcのTimescapeを使い始めてまず驚くのはその動作速度。先代Xperiaではひっかかりながらようやくスクロールしていたものですが、Xperia arcではスクロールも表示切替も非常に高速で、ストレスを感じることがなくなっています。

【Xperia arcのTimescapeはユーザーのイメージ通りにサクサク動く】
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初代Xperia同様、TimescapeからTwitterやFacebookへ投稿することもできます。またデスクトップに配置できるTimescapeウィジェットは、デスクトップ上でTimescapeを開かずにスクロールさせて表示することができるようになりました。

【Timescapeからステータス更新。TwitterとFacebookへ同時に反映できる】
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【デスクトップのTimescapeウィジェットでもスクロール表示可能】
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また写真や音楽、動画などのメディアファイルは、初代Xperiaでは独自アプリ「Mediascape」で管理していましたが、やはり動作速度が不十分で、素早くメディアファイルを操作できませんでした。Xperia arcではこれらのメディアファイルはAndroid標準の「ギャラリー」や「ミュージック」アプリで操作するようになり、代わりにデスクトップ上にショートカットやウィジェットが配置されました。アプリやウィジェットのレスポンスは良好で、メディアファイルの使い勝手は初代Xperiaより大幅によくなりました。

【画面左下のショートカットからメディアにアクセス】
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【ウィジェットでもメディアファイルの操作ができる】
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【音楽再生中はウィジェットにアニメーションが表示される】
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初代XperiaのTimescapeやMediascapeは「こうしたい」という開発者の理想は感じられましたが、実装がそれについていっておらず、結果としてユーザー体験を損ねていました。Xperia arcになってようやく、当初Xperiaで実現したかったであろう理想に近付いた印象です。初代Xperiaで「Timescapeは遅い」という印象を持っていたユーザーにこそ、ぜひXperia arcを店頭で試してみていただきたいです。あまりの進歩に驚くことでしょう。


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