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Xperia Tablet Sを試してみたよ!

既報の通り、ソニーはAndroid 4.0(開発コード名:Ice Cream Sandwich)を搭載した新しいタブレット「Xperia Tablet S」を本日から発売開始した。

ソニーストアにおける本体価格は、16GBモデル「SGPT121JP/S」が39,800円、32GBモデル「SGPT122JP/S」が47,800円、64GBモデル「SGPT123JP/S」が55,800円となっている。

今回は発売前の試作機を実際に試してみたので写真と動画で紹介する。

Xperia Tablet Sは先月の8月28日(現地時間)にドイツ・ベルリンで開催されたイベント「IFA2012」にあわせて発表されたソニーのタブレット端末。

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本体背面の「XPERIA」ロゴ

ソニー製のタブレットはこれまで「Sony Tablet (ソニータブレット)」の名称で「Sony Tablet Sシリーズ」と「Sony Tablet Pシリーズ」が発売されてきたが、スマートフォン「Xperiaシリーズ」を展開するソニーモバイルコミュニケーションズを完全子会社化したことによって、今回からタブレット端末も“Xperia”ブランドとなった。

従来の「Sony Tablet S」に比べ、CPUがデュアルコアからクアッドコアに強化、生活防水(IPX4防滴)に対応、そして筐体デザインもより薄くスタイリッシュなデザインを採用し、軽量化も図られている点が進化したポイントだ。


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本体正面

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本体背面

本体サイズは、幅239.8mm×高さ11.85mm(最薄部8.8 mm)×奥行き174.4mmで、ディスプレイは9.4型WXGA(1280×800ドット)TFTカラー液晶を搭載する。CPUはNVIDIA Tegra3 モバイル プロセッサ1.4GHz CortexA9 Quad Coreを搭載し、対応する通信規格はWi-FiがIEEE802.11a/b/g/n準拠、Bluetoothがv3.0準拠、赤外線通信(赤外線リモコン機能搭載)となる。現時点では、キャリア(通信事業者)の提供する3Gネットワークなどには対応しないWi-Fiモデルのみ。

バッテリーは交換できないが、カタログスペック上はスタンバイが1050時間、ビデオ再生時が12.0時間、Wi-Fi Web閲覧時が10.0時間と長時間利用が可能。


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本体背面には約800万画素カメラを搭載

本体背面の上部に位置するリアカメラは、有効画素数800万画素、裏面照射型CMOSセンサー搭載HDカメラ。本体正面にもフロントカメラを備え、こちらは有効画素数100万画素、裏面照射型CMOSセンサー搭載HDウェブカメラとなっている。


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本体横向き状態での本体右側面(画像上)と左側面(画像下)

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3.5mmイヤホンジャックの隣にSDメモリカードスロットを搭載

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本体横向き状態での本体上部側面(画像上)と下部側面(画像下)

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本体下部側面に充電ケーブルを接続する端子を搭載

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付属のACアダプタとUSBケーブル

本体の右側面には電源ボタンと上下キーを、左側面には3.5mmイヤホンジャックとSDメモリカードスロットを搭載する。microSDカードスロットではないので、スマートフォンなどで利用しているmicroSDカードを利用したい場合は、SDカードサイズに変換するアダプタを利用しよう。

本体上部側面にはボタンや端子類はなく、本体下部側面にUSBケーブルを接続する端子を搭載する。端子カバーが本体にくっ付いてないので、カバーをなくさないように注意が必要。カバーを紛失したくない場合はそもそもカバーを外して使ってもよいだろう。

ただし、Xperia Tablet Sは先述の通り、生活防水(IPX4防滴)にも対応しており、水周りや小雨の中で利用するケースがある場合はSDカードスロットおよび充電端子部のカバーはしっかりと閉じる必要があるので覚えておこう。


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縦表示の画面

縦横表示を切り替える「自動回転」はON/OFFで可能。横表示を標準とした本体デザインではあるが、特にWebの閲覧時は縦画面表示にしたほうが見やすい。ホーム画面は前のSony Tablet Sをベースとしたデザインになっており、右上にドロワー(アプリ一覧)を展開するアイコンが配置されている。今回は新たにXperiaのブランドイメージとなる壁紙やミュージックプレーヤーアプリに「Walkman」アプリを搭載している。

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32GBモデルで本体ストレージのユーザー領域(空き容量)は約23.98GB

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Androidのバージョンは4.0.4(release4)

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屋外でも使ってみよう!

ドロワーアイコンの隣には「Gest Mode」のアイコンがあり、Gest Modeで起動させると機能を制限することもできる。例えば、家族で利用する場合に普段は通常モードで親が使い、子供にはGest Modeで使わせるといった使い分けも可能だ。

前モデルのSony Tablet Sシリーズと比べスペック向上はもちろんだが、本体の薄型化と軽量化が今回のXperia Tablet Sの最大のポイントではないかと感じた。ディスプレイサイズは10インチをやや下回る9.4インチサイズだが、いわゆる10インチタブのカテゴリに入る製品で、最近バリエーションが増えてきている軽量で小型の7インチタブより大きい。

10インチタブはWebの閲覧、動画の閲覧やゲームなどは大画面を活かした迫力のある映像や操作面でも打ち間違いし難いといった利点はあるものの、やはり外出時はその大きさに加え、重量感もあるので、なかなか持ち運びするにはハードルが高かった。

しかし、Xperia Tablet Sは重量が約570gと決して軽いとはいえないが、その薄さで重量感を感じさせないので持ち歩いて使ってみたいと思わせるほどだ。ちなみに前モデルのSony Tablet SシリーズはWi-Fiモデルで約598gあったので実際に約30gの軽量化が図られている。Sony Tablet Sシリーズを持ったことのある人なら今回のXperia Tablet Sはとても軽く感じるだろう。

自宅での利用はもちろん、旅行などの外出時も家族と一緒に利用できるXperia Tablet Sは、タブレットを検討している人にはおすすめの一つと言える。店頭やソニーのショールーム、ソニーストアなどで是非試して欲しい。

その他基本操作を動画で紹介する。

S-MAX:ソニー製の「Xperia Tablet S」を試した!


※本記事で試用した端末は、開発機のため製品版と異なる場合がありますのでご了承ください。

■主な仕様
型名SGPT121JP/SSGPT122JP/SSGPT123JP/S
WiFiモデル
プラットフォームAndroid 4.0Android 4.0Android 4.0
ディスプレイ9.4型WXGA(1280×800ドット)TFTカラー液晶
CPUNVIDIA® Tegra®3 モバイル プロセッサ1.4GHz CortexA9 Quad Core
ネットワークWi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n準拠
ストレージ16GB32GB64GB
主な入出力マルチポート×1、ヘッドホン出力(ステレオ、ミニジャック)×1(モノラル、マイク入力と兼用)
Bluetooth機能Bluetooth®v3.0準拠
赤外線通信赤外線リモコン機能搭載
カードスロットSDメモリーカード×1
カメラフロント:有効画素数100万画素、裏面照射型CMOSセンサー搭載HDウェブカメラ
リア:有効画素数800万画素、裏面照射型CMOSセンサー搭載HDカメラ
センサー3軸加速度センサー、ジャイロ、デジタルコンパス、照度センサー
バッテリー駆動時間スタンバイ:1050時間
ビデオ再生時:12.0時間
Wi-Fi Web閲覧時:10.0時間
外形寸法(幅×高さ×奥行)239.8mm×11.85mm(最薄部8.8 mm)×174.4mm
質量約570g


記事執筆&イケメンモデル:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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