MEDIAS X N-04Eの特長を紹介! |
NTTドコモ「2013年春モデル」で、3月1日(金)に発売開始されたNECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS X N-04E(メディアス・エックス・エヌゼロヨンイー)」(以下、N-04E)は、プラットフォームにAndroid 4.1(開発コード名:Jelly Bean)を採用したスマートフォンだ。
1.5GHz駆動のクアッドコアCPU、2GBのRAM、32GBの内蔵ストレージ(ROM)、Xi、防水・防塵性能、おサイフケータイ、赤外線、ワンセグ、NOTTVなど、「docomo with series」でありながら高性能かつ“全部入り”ともいえるフルスペックスマートフォンだ。
この春のモデルとしては、「Xperia Z SO-02E」や「ARROWS X F-02E」、「ELUGA X P-02E」などのハイスペックモデルに勝るとも劣らないほどのハイパフォーマンスモデルに仕上がっている。
そこで当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」ではこのN-04Eについて貸出機によるレビューを数回に渡ってお届けする。今回はハードウェア面での特長を紹介していく。
■基本性能は充分
冒頭で述べたようにN-04Eの基本性能は現状のスマートフォンの中でもとても高いパフォーマンスと多くの機能を搭載している。スペックを見るだけでもハイスペックであることが分かるのだが、実際に使ってみた使用感は確かにそれを裏付けるように、変なカクつきなどなくしっかり動いてくれた。
また、貸出機だったので一週間弱しか使えてないのだが、その間リブート(突然のシャットダウンからの再起動)は一度もなかった。アプリが強制的に終了することは数回あったが、電源落ちやリブートといった動作は見受けられなかった。
動作的な基本性能はしっかりしているということが分かったのだが、カタログスペックでは分かり難いN-04Eならではの特長的な部分で筆者が気になった点を紹介していこう。
■2つのスリープボタン
発表会場でのレポート記事でも紹介されているように、N-04Eにはホームボタンと思わしき「ウェイクアップ/スリープキー」が搭載されている。
ディスプレイ直下のボタンはホームボタンではなく、ウェイクアップ/スリープキー
本体上部の電源ボタンもウェイクアップ/スリープキーとして動作する
まず最初にN-04Eを手にして思うのが本体上部の電源ボタンの大きさだ。本体がある程度大きい割にこの電源ボタンの小ささはなんだ?と感じる。
スマートフォンを一度も使ったことがない人のために少し説明すると、現在のスマートフォンにおいて電源ボタンはいわゆるロックキーも兼ねており、一度軽く押すと画面が点灯してロック解除画面が表示され、スマートフォンの操作が終わったらまた、電源ボタンを一度押すことで画面が消灯してスリープ状態になる。スリープ状態にしておくことで、誤操作を防止し、バッテリーの消費を抑制できる効果がある。
これはAndroid、iPhone、Windows Phoneといった各プラットフォームやスマートフォン、タブレットといったデバイスの種類を問わずほぼ共通の仕様となっている。つまり、この電源ボタンはかなり頻繁に使うことになるので、操作がし難いとストレスになる。
そしてN-04Eの本体上部の電源ボタンは第一印象では、その大きさに押し難さを感じるのだが、実際に使ってみると予想していたより押しやす。これは、電源ボタンが、少し凸状になっており、確かにボタン自体のサイズは小さいが、電源ボタンであることが、指で感じとることができるためだ。
この電源ボタンに加え、ディスプレイ直下にある2つめのウェイクアップ/スリープキーもなかなか良い。最初は電源ボタンの押し難さを補うために付けたのだろうくらいに思っていたのだが、実はこのボタンの効果はそれではなく、普段利用する上で、フラット形状であるスマートフォンの弱点を補うものだった。
それは、操作後、ポケットやバッグにスマートフォンを入れ、再び取り出す際に手の感触だけでは分からず上下反対で取り出してしまうことが多々ある。思っていた方向で取り出せなかった時はスマートフォンを反転させた後に電源ボタンを押してウェイクアップということになるのだが、N-04Eでは上下を気にすることなく取り出してウェイクアップできる。加えて、このボタンがあることで、指の感覚だけで本体の上下が確認できる。
これが、ディスプレイ直下に設置されたウェイクアップ/スリープキーの効果だ。実際に使ってみると、上部の電源ボタンよりも、ディスプレイ直下のウェイクアップ/スリープキーの方が使う頻度が多くなった。普段の何気ないところに隠れているストレスを解消してくれるボタンだ。
少し心配なのが、これに慣れてしまうと、次に買い換える際もこのボタンが欲しくなり、搭載している機種が少なかった場合、買い換えにくいというところだろうか。
■ホーム画面は縦固定なのにロック解除画面が横向きに?
少し触っていて気になったのが、ホーム画面は縦固定表示なのに、ロック解除画面はデフォルトで縦横表示に対応している点だ。そもそもロック解除画面が横になるメリットはスマートフォンではあまりないので、何のためにこういう仕様になっているのか不思議だ。
ロック解除画面は縦向き表示にも横向き表示にもなる
少し話はそれるが、N-04Eは、Qi(チー)規格の「おくだけ充電」にも対応している。同梱品として、おくだけ充電に対応した充電台が付属するが、何やら“スタンド”も付属している。実は、ロック解除の縦横表示については、ここに秘密が隠されている。
背面のリアカバーには、うっすらと「Qi」のロゴ
上段がN-04E、下段左がおくだけ充電の台、下段右が謎のスタンド
おくだけ充電の台は分かるが、このスタンドはなんだろう?実は、おくだけ充電の台と本体をこのスタンドにセットして、充電しながら、操作できたり、ワンセグやNOTTVを視聴したりできるのだ。
こういう感じでおくだけ充電の台をセットする
N-04Eもセットする。ちなみに向きが逆になると充電できないw
このように、充電台とN-04Eをセットすることで横向きで利用できる。しかも横向き用の画面まで用意されている。そう!つまりここだ!通常のホーム画面とは別に充電台で充電しながら横向き状態で操作ができるように専用のUI(ユーザーインターフェース)「おくだけ充電メニュー」が用意されている。ここでロック解除画面が横向き表示なら確かに違和感はない。
ロックを解除して
こうなる
ちなみに、パナソニック製の無接点充電パッド「QE-TM101」にも置いてみたところ充電ができた。
QE-TM101でも充電できた。うん、自動的におくだけ充電メニューになったw
従来通りmicroUSBケーブルで充電することも可能だが、その際はおくだけ充電メニューではなく、縦表示の「docomo Palette UI 」が表示される。
デフォルトでは、Qiでの充電時に自動的におくだけ充電メニューになるが、ディスプレイの設定によりこのおくだけ充電メニューをOFFにすることも可能だ。
そんな訳で、上記のいずれの内容も実はNTTドコモやNECカシオモバイルコミュニケーションズの製品ページに掲載されているのだが、いざ使ってみると他のスマートフォンとは一味違う使いやすさやデバイスの設計がされているので紹介してみた。
次回はソフトウェアについて、特長的な部分を紹介していく。
◯主な仕様
※貸出機によるレビューのため、製品版とは異なる場合があります。また、本体のアップデートなどにより仕様が変更になる場合があります。
Panasonic 無接点充電パッド ChargePadチャージパッド ホワイト QE-TM101-W
■関連リンク
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・MEDIAS.NET(NECカシオモバイルコミュニケーションズ)
・NTTドコモ
冒頭で述べたようにN-04Eの基本性能は現状のスマートフォンの中でもとても高いパフォーマンスと多くの機能を搭載している。スペックを見るだけでもハイスペックであることが分かるのだが、実際に使ってみた使用感は確かにそれを裏付けるように、変なカクつきなどなくしっかり動いてくれた。
また、貸出機だったので一週間弱しか使えてないのだが、その間リブート(突然のシャットダウンからの再起動)は一度もなかった。アプリが強制的に終了することは数回あったが、電源落ちやリブートといった動作は見受けられなかった。
動作的な基本性能はしっかりしているということが分かったのだが、カタログスペックでは分かり難いN-04Eならではの特長的な部分で筆者が気になった点を紹介していこう。
■2つのスリープボタン
発表会場でのレポート記事でも紹介されているように、N-04Eにはホームボタンと思わしき「ウェイクアップ/スリープキー」が搭載されている。
ディスプレイ直下のボタンはホームボタンではなく、ウェイクアップ/スリープキー
本体上部の電源ボタンもウェイクアップ/スリープキーとして動作する
まず最初にN-04Eを手にして思うのが本体上部の電源ボタンの大きさだ。本体がある程度大きい割にこの電源ボタンの小ささはなんだ?と感じる。
スマートフォンを一度も使ったことがない人のために少し説明すると、現在のスマートフォンにおいて電源ボタンはいわゆるロックキーも兼ねており、一度軽く押すと画面が点灯してロック解除画面が表示され、スマートフォンの操作が終わったらまた、電源ボタンを一度押すことで画面が消灯してスリープ状態になる。スリープ状態にしておくことで、誤操作を防止し、バッテリーの消費を抑制できる効果がある。
これはAndroid、iPhone、Windows Phoneといった各プラットフォームやスマートフォン、タブレットといったデバイスの種類を問わずほぼ共通の仕様となっている。つまり、この電源ボタンはかなり頻繁に使うことになるので、操作がし難いとストレスになる。
そしてN-04Eの本体上部の電源ボタンは第一印象では、その大きさに押し難さを感じるのだが、実際に使ってみると予想していたより押しやす。これは、電源ボタンが、少し凸状になっており、確かにボタン自体のサイズは小さいが、電源ボタンであることが、指で感じとることができるためだ。
この電源ボタンに加え、ディスプレイ直下にある2つめのウェイクアップ/スリープキーもなかなか良い。最初は電源ボタンの押し難さを補うために付けたのだろうくらいに思っていたのだが、実はこのボタンの効果はそれではなく、普段利用する上で、フラット形状であるスマートフォンの弱点を補うものだった。
それは、操作後、ポケットやバッグにスマートフォンを入れ、再び取り出す際に手の感触だけでは分からず上下反対で取り出してしまうことが多々ある。思っていた方向で取り出せなかった時はスマートフォンを反転させた後に電源ボタンを押してウェイクアップということになるのだが、N-04Eでは上下を気にすることなく取り出してウェイクアップできる。加えて、このボタンがあることで、指の感覚だけで本体の上下が確認できる。
これが、ディスプレイ直下に設置されたウェイクアップ/スリープキーの効果だ。実際に使ってみると、上部の電源ボタンよりも、ディスプレイ直下のウェイクアップ/スリープキーの方が使う頻度が多くなった。普段の何気ないところに隠れているストレスを解消してくれるボタンだ。
少し心配なのが、これに慣れてしまうと、次に買い換える際もこのボタンが欲しくなり、搭載している機種が少なかった場合、買い換えにくいというところだろうか。
■ホーム画面は縦固定なのにロック解除画面が横向きに?
少し触っていて気になったのが、ホーム画面は縦固定表示なのに、ロック解除画面はデフォルトで縦横表示に対応している点だ。そもそもロック解除画面が横になるメリットはスマートフォンではあまりないので、何のためにこういう仕様になっているのか不思議だ。
ロック解除画面は縦向き表示にも横向き表示にもなる
少し話はそれるが、N-04Eは、Qi(チー)規格の「おくだけ充電」にも対応している。同梱品として、おくだけ充電に対応した充電台が付属するが、何やら“スタンド”も付属している。実は、ロック解除の縦横表示については、ここに秘密が隠されている。
背面のリアカバーには、うっすらと「Qi」のロゴ
上段がN-04E、下段左がおくだけ充電の台、下段右が謎のスタンド
おくだけ充電の台は分かるが、このスタンドはなんだろう?実は、おくだけ充電の台と本体をこのスタンドにセットして、充電しながら、操作できたり、ワンセグやNOTTVを視聴したりできるのだ。
こういう感じでおくだけ充電の台をセットする
N-04Eもセットする。ちなみに向きが逆になると充電できないw
このように、充電台とN-04Eをセットすることで横向きで利用できる。しかも横向き用の画面まで用意されている。そう!つまりここだ!通常のホーム画面とは別に充電台で充電しながら横向き状態で操作ができるように専用のUI(ユーザーインターフェース)「おくだけ充電メニュー」が用意されている。ここでロック解除画面が横向き表示なら確かに違和感はない。
ロックを解除して
こうなる
ちなみに、パナソニック製の無接点充電パッド「QE-TM101」にも置いてみたところ充電ができた。
QE-TM101でも充電できた。うん、自動的におくだけ充電メニューになったw
従来通りmicroUSBケーブルで充電することも可能だが、その際はおくだけ充電メニューではなく、縦表示の「docomo Palette UI 」が表示される。
デフォルトでは、Qiでの充電時に自動的におくだけ充電メニューになるが、ディスプレイの設定によりこのおくだけ充電メニューをOFFにすることも可能だ。
そんな訳で、上記のいずれの内容も実はNTTドコモやNECカシオモバイルコミュニケーションズの製品ページに掲載されているのだが、いざ使ってみると他のスマートフォンとは一味違う使いやすさやデバイスの設計がされているので紹介してみた。
次回はソフトウェアについて、特長的な部分を紹介していく。
◯主な仕様
寸法 (高さ×幅×厚さ:mm) | 約136×68×10.4 |
質量(g) | 約155 |
3G連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 約450 |
LTE連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 約400 |
GSM連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 約370 |
連続通話時間(3G/GSM)(分) | 約560/約610 |
メインディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦 通称]、種類、発色数) | 4.7インチ 720×1280 HD 有機EL 1677万色 |
サブディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦]、種類、発色数) | ― |
バッテリー容量 | 1980mAh |
ROM/RAM | 32GB/2GB |
外部メモリー (最大対応容量) | microSD(2GB) microSDHC(32GB) |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約1310万画素/約1300万画素 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約130万画素/約130万画素 |
CPU (チップ名/クロック) | APQ8064/1.5GHz クアッドコア |
OS | AndroidTM 4.1 |
「Xi」(クロッシィ)(LTE) | 100Mbps/37.5Mbps |
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA) | 14Mbps/5.7Mbps |
Wi-Fi(無線LAN) (Wi-Fiテザリング同時接続台数) | ◯ (10台) |
防水/防塵 | ◯/◯ (IPX5、8/IP5X) |
色 | BLUE WHITE |
製造メーカー | NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 |
※貸出機によるレビューのため、製品版とは異なる場合があります。また、本体のアップデートなどにより仕様が変更になる場合があります。
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
Panasonic 無接点充電パッド ChargePadチャージパッド ホワイト QE-TM101-W
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