Sペン対応の最新プレミアムスマホ「Galaxy Note10+」がdocomoとauから10月18日に発売!写真と動画でチェック |
ようやく日本でもサムスン電子の最新プレミアムスマートフォン「Galaxy Note10+」がNTTドコモおよびauから「2019年冬モデル」として発表されました。そしていよいよ明日10月18日(金)にNTTドコモから「Galaxy Note10+ SC-01M」、auから「Galaxy Note10+ SCV45」として発売されます。
Galaxy Note10+は先立って今年8月にアメリカ・ニューヨークにてグローバル製品発表会「Samsung Galaxy Unpacked 2019」にて発表された同社の最上級クラスのAndroidスマホで、専用スタイラスペン「S Pen」が売りの「Galaxy Note」シリーズの最新モデルです。その特徴はなんと言っても大画面かつ超高性能に尽きるでしょう。
NTTドコモとauから販売される日本向けモデルでは新たにチップセット(SoC)はQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 855」となり、12GB内蔵メモリー(RAM)や256GB内蔵ストレージ、最大1TBのmicroSDXCカードスロット、4300mAhバッテリーなどを搭載し、有機ディスプレイ内に配置されたパンチホールにフロントカメラを搭載する「Infinity-O Display」による“全画面デザイン”が採用されました。
このように日本向けモデルもグローバルで発表された仕様を踏襲しつつ、国内の移動体通信事業者(MNO)が今までに取り扱ってきたスマホとしては最高スペックとなっており、日本向けの仕様としてNTTドコモ向けおよびau向けともにおサイフケータイ(FeliCa)に対応しています。なお、ワンセグ・フルセグには非対応。
価格(金額はすべて税込)についてもそれぞれすでに公式Webストア「ドコモオンラインショップ」や「au Online Shop」にて案内されており、NTTドコモおよびauともに各販路にて10月11日より事前予約受付が実施されています。なお、こちらもNTTドコモとauともにGalaxy Note10+を予約・購入して専用Webページで登録すると完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」がプレゼントされるキャンペーンが実施されています。
NTTドコモでは本体価格が121,176円で、本体を返却することで36回払いのうちの最大12回分の支払いが免除される「スマホおかえしプログラム」を利用した場合の実質負担は80,784円、auでは本体価格が118,800円、48回払いで購入して本体を下取り(返却かつ次の製品の購入が必要)に出すことで最大24回分の支払いが免除される「アップグレードプログラムDX」を利用した場合の実質負担は59,400円になります。
そんなGalaxy Note10+ですが、NTTドコモでは10月11日に都内にて「2019-2020冬春 新サービス・新商品発表会」を開催しており、発表会会場に併設されたタッチ&トライコーナーにてGalaxy Note10+ SC-01Mを発売に先立ってチェックする機会がありましたので、写真と動画を交えながらご紹介していきます。
NTTドコモ向けのGalaxy Note10+ SC-01Mに用意された本体カラーはAura WhiteとAura Blackの2色。グローバルにおけるプロモーションカラーであるAura Glowが用意されていないのは残念に思いつつ、ここ最近のGalaxy Noteシリーズにはホワイト系がなかったので嬉しいという人もいそうです。一方、au向けはAura Whiteの代わりにAura Glowが用意され、Aura Blackと合わせた2色展開となっています。
Aura Whiteは光沢感のあるホワイトカラー。一方、Aura Blackも同様の光沢のあるカラーリングながら最近のGalaxyシリーズではお馴染みとなった鏡面加工された煌びやかな色合いです。
本体に収納される専用スタイラスペン「S Pen」も本体カラーにあわせたカラーリングになっています。
前面にはアスペクト比9:19の縦長な約6.8インチQuad HD+(1440×3040ドット)有機ELディスプレイ(約498ppi)が搭載され、画面の周りは左右だけでなく上下のベゼルも細く、正面から見た際の画面占有率の高さは2019年に発売されたスマホでも随一と言えます。また画面内に設けられたフロントカメラがあるパンチホールは2019年上期のハイエンドモデル「Galaxy S10」シリーズとも配置された位置が違うことで受ける印象は大きく異なっています。
キー類は本体の左側面に配されており、音量上下キーおよびサイドキーがありますが、右側面にはキーがなくなっていて電源キーがなくなりました。このため、音量下キーとサイドキーの同時押しで電源オフメニューが表示されるようになっています。
本体下部も変更があり、従来通り外部接続端子としてUSB Type-C端子やS Penが収納できるようになっているのは変わらないものの、3.5mmイヤホンジャックが廃止されています。もしGalaxy Note10+で有線式のイヤホンを利用したい場合、USB Type-C端子から変換するケーブルを利用するようになっています。また本体上部はSIMカード・microSDカードスロットが配されているのは従来から変更のない部分です。
アプリ周りでは、NTTドコモ向けには昨年発売された前機種「Galaxy Note9」から搭載された「てがき手帳」が引き続きプリインストールされています。またGalaxyオリジナルアプリ「Galaxy Notes」では新たにS Penで記入した文字を瞬時にテキストに変換する機能に対応してます。試しに走り書きで「試し書き」と書いてみましたが、かなり字体を崩して書いているにもかかわらず認識され、手書きメモからテキストに起こす作業などがかなり容易になっています。
また筆者自身Galaxy Noteシリーズの利用者であり、NTTドコモ向け「Galaxy Note9 SC-01L」を愛用中で、Galaxy Note10+ SC-01Mに機種変更予定です。なお、先々代の「Galaxy Note8」からGalaxy Note9での変更点はわずかでしたが、Galaxy Note9からGalaxy Note10+へは大きくデザインに変更がありましたので、試しにGalaxy Note10+と筆者のGalaxy Note9の実機を並べて比較してみました。
画面サイズは約6.4インチから約6.8インチに大型化したものの、特に上下のベゼルを細めた結果、本体の大きさには変化がないのは少し驚きました。Galaxy Note10+ SC-01Mのサイズと質量は約162×77×7.9mm(最厚部8.6mm)および約197gとなっており、画面の大型化やカメラの数は増えたものの、本体はGalaxy Note9よりもGalaxy Note10+の方が薄くなっています。
また持ちやすさに大きく影響する本体の幅もGalaxy Note10+は約77.2mm、Galaxy Note9は約76.4mmとわずかに大きくなっているものの、本体重量は201gから197gとわずかに軽くなったこともあり、画面サイズや本体サイズの割に持ちづらくなったとは感じません。むしろ、持ちやすくなったと感じるほどです。
カメラはGalaxy Note9の広角・望遠のデュアルカメラから、超広角・広角・望遠、さらにToF(深度)カメラを搭載するクアッドカメラに進化し、配置も左右の中央から左上部に寄って配置されたため、背面の印象は大きく異なっています。また指紋認証もディスプレイ内蔵に変わったことで本体背面に指紋認証センサーがなくなっている点も見逃せません。
Galaxy Noteシリーズの特徴でもある専用スタイラスペンのS Penはデザインが刷新。S Penで行える機能もGalaxy Note10+から増えていることからGalaxy Note9以前のS Penとは互換性はなく、それぞれのS Penを入れ替え本体に収納するといったことはできません。
今回、NTTドコモの発表会では「4Gスマートフォンの集大成」と紹介された中の1台だけにトレンドの機能やハードウェアスペック、本体の質感を含む完成度の高さは所有欲を満たしてくれる一台なのは間違いないでしょう。
その分、本体価格も10万円を超えるため決して万人にオススメできる1台ではないのですが、店頭など実機に触れる機会があれば一度は手にして、その完成度をチェックしてみてはいかがでしょうか。筆者もすでにドコモオンラインショップで購入手続きをしたので、届くのが楽しみです!
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記事執筆:黒ぽん(迎 悟)
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